第26回
アーリントンカップ(25日、阪神11R、GIII、3歳オープン国際(特指)、別定、芝・外1600メートル、1着本賞金3800万円=出走12頭)ミルコ・デムーロ騎乗で1番人気の
ペルシアンナイトがメンバー最速の末脚で豪快に差し切り、重賞初勝利。鞍上は4週連続の重賞Vで、
池江泰寿調教師も12年連続のJRA重賞勝ちを飾った。タイム1分34秒1(良)。3馬身差の2着は6番人気の
レッドアンシェル。今週で引退する
武幸四郎騎手の
ミラアイトーンは、2番人気に推されたが8着に敗れた。
勢いが止まらない。M・デムーロ騎手が今月6度目のメイン勝ちで、自身2度目の4週連続重賞V。
ペルシアンナイトの背中で笑顔がはじけた。
「とてもうれしい。前走は少し馬場が悪くて、直線でもスペースがなかった。きょうはスムーズに外に出せて、いい脚を使ってくれたね」
中団で脚をため、進路を確保して直線へ。メンバー最速の上がり3ハロン34秒0の末脚で悠々と抜け出し、3馬身差の完勝。
シンザン記念3着の鬱憤を晴らし、クラシックロードに乗せた。12年連続重賞勝利を飾った池江調教師も「
皐月賞(4月16日、中山、GI、芝2000メートル)、ダービー(5月28日、東京、GI、芝2400メートル)を目指したい」と意気込んだ。
ノリノリの鞍上は、昨年も同時期にJRA史上初の5開催日連続重賞Vを達成するなど、この時期の活躍が目立つ。「去年も同じ感じだったけれど、その後に(
皐月賞で)騎乗停止になったから気をつけたい」と表情を引き締めた。
ネオリアリズムとコンビを組む26日の
中山記念も、ミルコから目が離せない。(川端亮平)
ペルシアンナイト 父ハービンジャー、母オリエントチャーム、母の父サンデーサイレンス。黒鹿毛の牡3歳。栗東・
池江泰寿厩舎所属。北海道安平町・追分ファームの生産馬。馬主は(株)G1レーシング。戦績5戦3勝。獲得賞金7176万2000円。重賞初勝利。
アーリントンCは、
池江泰寿調教師は初勝利。ミルコ・デムーロ騎手は2016年
レインボーラインに次いで2勝目。馬名は「ペルシャの騎士」。