導師嵐山
世紀末覇者 券王
ゼット1号
セイリュウ1号
とぅっけ
暴君アッキー
岡村信将
第18回阪神ジャンプステークス(17日、阪神8R、J・GIII、障害3歳上オープン(混)、別定、3140メートル=直線芝、1着本賞金2900万円=出走11頭)高田潤騎乗で1番人気のニホンピロバロンが差し切り勝ち。破竹の5連勝で、京都ハイジャンプに続く重賞2勝目を挙げた。タイム3分28秒2(良)。1/2馬身差の2着は逃げた2番人気のアップトゥデイト。高田騎手は同レース4連覇で、同一重賞7年連続連対のJRA新記録を樹立した。 道中は中団をキープ。勝負どころから徐々に差を詰め、最後の直線もしっかり伸びて逃げたアップトゥデイトを半馬身かわした。「休み明けで万全の状態ではなかったけれど、馬の能力に助けられました」と高田騎手は笑顔で振り返った。 鞍上は自身2度目のJRAの同一重賞4連覇。そしてJRAの同一重賞7年連続連対は平地、障害を含め史上初の快挙となった。また、障害重賞19勝目も白浜騎手に並ぶ史上最多。記録ずくめの勝利に、高田騎手は「記録に関しては、自分一人の力で達成できることではないですからね。いい馬に乗せていただいています」と感謝した。 障害界のスター街道を歩むニホンピロバロンは今後、1度使って、中山大障害(12月23日、中山、J・GI、芝4100メートル)を目指す。 ◆林騎手(アップトゥデイト2着) 「負けはしたけど、自分のレースはできたし、復活の兆しはうかがえた」★17日阪神8R「阪神ジャンプステークス」の着順&払戻金はこちら レース後談話も掲載★ユタカ超え グレード制導入の1984年以降、JRA同一重賞で7年連続連対は騎手で史上初。これまでは武豊騎手の6年連続(天皇賞・春で1989~94年、弥生賞で96~2001年の2回)と並んでいた。なお、騎乗機会に限れば、武豊騎手は弥生賞(93、96~01年)、札幌記念(96~99、03、04、06年)で7回連続連対しており、高田騎手はこれに並んだ。