5日の京都11Rで行われた第54回京都金杯(4歳上オープン、GIII、芝1600メートル、17頭立て、1着賞金=4100万円)は、
川田将雅騎手騎乗の3番人気
ウインプリメーラ(牝6歳、栗東・
大久保龍志厩舎)が好位追走から抜け出して重賞初制覇を飾った。タイムは1分33秒0(良)。
キャリア27戦目の6歳牝馬が、待ちに待った重賞タイトルを手に入れた。川田騎手と初コンビを組んだ
ウインプリメーラが好位から抜け出して快勝。得意の京都でようやく重賞ウイナーの仲間入りを果たした。
レースは最内から
ニンジャが飛び出して、後続を引き離した逃げ。離れた2番手に
ミッキーラブソングがつけ、さらに
バッドボーイ、
ケイティープライド、
ウインプリメーラなどが続く。人気の
トーセンスターダムはスタートで後手を踏み、後方からの競馬となった。
ニンジャは直線半ばまで逃げて見せ場を作ったが、
テイエムタイホーと
ウインプリメーラが鋭く伸びて2頭が抜け出す形。最後は
ウインプリメーラがきっちりと差し切って、初タイトルを手に入れた。1/2馬身差の2着は13番人気の
テイエムタイホー。さらに1馬身1/2差の3着には7番人気
ミッキーラブソングが入っている。
ウインプリメーラは、父
ステイゴールド、母エリモプリティー、母の父フォーティナイナーという血統。北海道新冠町・ビッグレッドファームの生産馬で、(株)ウインの所有馬。通算成績は27戦5勝。重賞初勝利。
大久保龍志調教師は2013年
ダノンシャークに次いで京都金杯2勝目、
川田将雅騎手は初勝利。
初騎乗でVに導いた川田騎手は「いいチャンスをいただけたので、馬が結果を出してくれてよかったです。初めて乗せていただきましたが、返し馬でも具合の良さを感じました。京都は得意なので楽しみにしていましたが、終始、いい位置でリズム良く走ってくれていました。手応えもしっかりとしていましたし、いい雰囲気で4コーナーから直線へ向くことができました。なんとかしのいでくれと思いながら乗りました。(今年の目標を問われて)いつもなんですが、与えられる仕事をきっちりと全うして、求められる結果を得続けていけるように、気を引き締めて今年も頑張りたいと思います」と会心の勝利にもすぐに表情を引き締めていた。
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