きいいろ
霧
導師嵐山
蒼馬久一郎
第49回函館記念(14日、函館11R、GIII、3歳上オープン国際(特指)、ハンデ、芝2000メートル、1着本賞金4000万円 =出走16頭)サマー2000シリーズ第2戦は、武豊騎乗で3番人気のトウケイヘイローが逃げ切り、GIII鳴尾記念に続く重賞連勝を決めた。タイム1分58秒6(良)。武豊騎手は函館記念初Vで、函館の重賞制覇は16年ぶり2度目。1馬身3/4差の2着に7番人気アンコイルド、さらにクビ差の3着に8番人気アスカクリチャンが入り、1番人気エアソミュールは10着に敗れた。 トウケイヘイローが、トップハンデの57・5キロをモノともせずに逃げ切り勝ち。鳴尾記念に続く重賞連勝を飾った。 「『馬と仲良く走れたら』と思っていました。向こう正面もうまく走ってくれましたね。僕自身も函館(の重賞勝利)は久しぶりです」 ユタカスマイルが弾けた。JRA重賞283勝目だが、函館記念は4度目の挑戦で初勝利。函館の重賞は過去、1997年のGIII函館3歳S(現・函館2歳S=アグネスワールド)を勝っているだけで、16年ぶりVだ。 1000メートル通過58秒8と絶妙なペースで逃走。3コーナーを過ぎても手綱は持ったままで、直線でしっかり伸びた。 「この距離でも折り合える。血統的にもこれくらいの距離が合うね」とジョッキー。17日にはトルコで開催される『トルコジョッキークラブ国際騎手招待レース』が控えており、弾みのつく勝利に「世界選抜に選ばれたので、日本代表としていい競馬をしてきたい」と力を込めた。