7日の福島11Rで行われた第49回
七夕賞(3歳上オープン、GIII、芝2000メートル、16頭立て、1着賞金=4000万円)、サマー2000シリーズの初戦は、
柴田大知騎乗の1番人気
マイネルラクリマが3番手から早め先頭で押し切って重賞2勝目をあげた。タイム1分58秒9(良)は、従来の記録(1998年
オフサイドトラップ)を0秒3更新するレースレコード。次走は
札幌記念(8月18日、函館、GII、芝2000メートル)、
新潟記念(9月1日、新潟、GIII、芝2000メートル)あたりが有力。2着に
ドバイシーマクラシック11着以来だった7番人気の
トレイルブレイザー、2番人気の
ダコールは5着に敗れた。
早め先頭。これが福島の必勝パターンだといわんばかりに、
マイネルラクリマが混戦のハンデ戦を力でねじ伏せた。
「終わってみれば本当に強かった。ようやく完成されてきたし、これから大きなところを狙っていきたい」
柴田大知騎手の言葉通り2馬身半差の快勝。骨折で長期休養などを余儀なくされてきた素質馬が昨年の京都金杯以来の重賞タイトルを手にして、いよいよ本格化を迎えた。
スタートして3番手の外め。前半は口を割って行きたがるそぶりを見せたが、4コーナーでは先頭に。前残りの福島の馬場ではこれぐらいの積極策でちょうどいい。伸びきれない後続を尻目にまんまと押し切った。