24日の中山11Rで行われた第20回
マーチS(4歳上オープン、GIII、ダート1800メートル、16頭立て、1着賞金=3500万円)は、
津村明秀騎手騎乗の2番人気
グランドシチー(牡6歳、美浦・
相沢郁厩舎)がゴール寸前で差し切り、待望の重賞初制覇を果たした。タイムは1分52秒6(良)。
トップハンデも決して見込まれたわけではなかった。6歳を迎えた無冠の実力馬が待望のタイトルをゲット。
グランドシチーがゴール寸前で差し切り、うれしい重賞初制覇を決めた。
レースは
バーディバーディが押してハナを奪い、
タカオノボルが2番手を追走。人気の
ジョヴァンニも好位の外につける。
バーディバーディは快調に飛ばして、4コーナーでは1番人気の
ジョヴァンニの手応えが怪しくなり、後退してしまう。
バーディバーディは一気にリードを広げてセーフティーリードと思われたが、大外からグイグイと伸びてきた
グランドシチーが1完歩ずつ差を詰め、並んだところがゴール。写真判定の結果、わずかに外の
グランドシチーに軍配が上がった。ハナ差2着は6番人気の
バーディバーディで、2馬身差の3着には3番人気の
フレイムオブピースが入っている。
グランドシチーは、父
キングカメハメハ、母レディクラシック、母の父ブライアンズタイムという血統。北海道新ひだか町・幌村牧場の生産で、(株)友駿ホースクラブの所有馬。通算成績は24戦8勝。重賞初勝利。
相沢郁調教師、
津村明秀騎手ともに
マーチS初勝利。
津村騎手は「中団くらいにはつけたかったのですが、58キロを背負っていたので、進んで行かなかったですね。4コーナーでは
バーディバーディが遠くにいましたが、馬の力を信じて追いました。いいリズムで走れていたので、かわせるかと思いましたが、届いてくれて本当に良かったです。成長していますし、これからが楽しみですね」と6歳で手にした重賞初制覇に喜びを隠し切れない口ぶりだった。
中山11R「
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