第47回
北九州記念(19日、小倉11R、GIII、3歳上オープン、ハンデ、芝1200メートル、1着賞金3800万円=出走18頭)
北村友一騎手騎乗の8番人気
スギノエンデバー(牡4歳、栗東・
浅見秀一厩舎)が混戦のなか大外から差し切って快勝した。勝ちタイムは1分6秒9(良)。
1馬身差の2着に12番人気
シゲルスダチ、さらにクビ差の3着には6番人気
エピセアロームが入った。1番人気の
エーシンヒットマンは6着に終わった。
サマースプリントシリーズ第4弾、
北九州記念はハンデ戦らしい大混戦のゴール前となったが、大外から目の覚めるような末脚を繰り出し快勝したのは
スギノエンデバーだった。
レースは激しい先行争いからハイペースの展開。
スギノエンデバーはこのペースに動じず先行集団を見ながら中団待機。手応え抜群に3コーナーに入ると追い出しを待ちながら最終コーナーではスムーズに先行集団の外へ。
直線に入ると先行勢に後続が押し寄せ、横一杯に広がっての大混戦。しかし残り100メートルを切ったところで馬場の大外から
スギノエンデバーがメンバー2位タイとなる上がり3ハロン33秒8の末脚一閃。一気に先行勢を捕らえると、最後は2着以下に1馬身の差をつけフィニッシュ。重賞初制覇を鮮やかに飾った。
見事に同レースを連覇した
北村友一騎手は「良いときに乗せてもらって関係者の方々に感謝です。中団で手応えが良く直線で思っていた通りの瞬発力を発揮してくれました。気持ちよかったです」と冷静に勝ち馬を称えた。
スギノエンデバーは父
サクラバクシンオー、母シャイニングピアス、母の父ブライアンズタイムという血統。この勝利で通算成績は24戦4勝となった。重賞は初勝利。
北村友一騎手は11年
トウカイミステリーで勝って以来の同レース2勝目、
浅見秀一調教師は同レース初制覇。