第44回
函館2歳S(14日、函館11R、GIII、2歳、芝1200メートル、1着賞金3000万円=出走16頭)
川島信二騎手騎乗の3番人気
ストークアンドレイ(牝2歳、栗東・
山内研二厩舎)が世代最初の重賞ウイナーに輝いた。勝ちタイム1分10秒4(良)。
2着には勝ち馬と馬体を併せるように直線で伸びた5番人気
コスモシルバード、3着には直線でいったんは先頭に立った2番人気
ティーハーフが入り、1番人気
アットウィルは出遅れが響いて5着が精いっぱい。なお、8位に入線した4番人気
ローガンサファイアは他馬の進路を妨害したため11着降着となった。
現2歳世代最初のJRA重賞ウイナーに輝いたのは、芦毛の馬体とピンク色のメンコがまぶしい
ストークアンドレイだった。
道中は中団馬群のインをじっくり追走。3コーナー過ぎから徐々に外めへ進路を移すと、直線では自らの馬名意味(獲物を追い詰める+光線)を体現するかのような力強い伸び脚を披露した。メンバー最速タイの末脚(上がり3F35秒7)を駆使してゴール手前で粘る
ティーハーフを捕らえると、ともに伸びた
コスモシルバードを最後はクビ差退けてフィニッシュ。今年の函館での最初の新馬戦を制した“北の一番星”が、重賞でも一番乗りを果たした。
ストークアンドレイは父
クロフネ、母ジョイオブフライト、母の父Silver Hawkという血統。通算成績2戦2勝。重賞初勝利。
川島信二騎手は初、
山内研二調教師は94年
ダンツダンサー、03年
フィーユドゥレーヴ以来3度目の同レース制覇。