第12回阪神ジャンプステークス(20日、阪神8R、J・GIII、障害3歳上オープン、別定、芝3140メートル、1着本賞金3000万円=出走14頭)断然の1番人気に支持されたコウエイトライ(牝9、栗東・山内研二厩舎)が、逃げ切って新潟ジャンプSに続いて重賞連勝。勝ちタイムは3分26秒4(良)。 レースは、コウエイトライが最初の障害でハナに立ち主導権を握る。2番手にはタマモサプライズ(せ5、栗東・中竹和也厩舎)、3番手には3番人気のエイシンボストン(牡8、栗東・松永昌博厩舎)が追走する。道中は淡々と流れて、エイシンボストンが先頭に並びかける場面もあったが、コウエイトライは一度も譲らずゴールまで押し切った。2馬身差の2着に8番人気のドングラシアス(牡6、栗東・柴田政見厩舎)、3着にはタマモサプライズが入った。 コウエイトライは父オペラハウス、母ダンツビューティ、母の父ホリスキーという血統。通算成績は53戦12勝(平地23戦1勝、障害30戦11勝)。重賞は新潟ジャンプSなどに続き8勝目。阪神ジャンプSは06~08年の3連覇以来の4度目の勝利となった。小坂忠士騎手は阪神JS4勝目。山内研二調教師は初制覇。