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アルテミスS G3

日程:2024年10月26日() 東京/芝1600m

アルテミスSデータ分析

コース図東京芝1600m

2013年以降の前走クラス別では、5勝を含む3着以内10頭の未勝利組と、3勝を含む3着以内7頭の新馬組がツートップ。キャリアの浅い馬が集う2歳重賞らしく、初勝利を挙げたばかりの馬が複勝圏内の過半数を占める。一方、新馬・未勝利以外のクラスから3着以内に入った13頭は、いずれも前走で掲示板を確保していた。6着以下敗退からの参戦馬は、苦戦する可能性が高いとみるべきだろう。なお、2013年以降の優勝馬10頭は、みな前走で芝1600m以上のレースに出走していた。その点には注意したい。舞台となる東京芝1600mは、向こう正面の右奥からスタート。3、4コーナー以外は直線のため、まぎれが少なく実力が反映されやすいコースである。(各種データ、原稿は本年のレース発走前のものとなります)

【人気】
2013年以降、1番人気は【3.3.0.4】で、2番人気は【2.4.1.3】。ともに連対率は安定しており、そろって複勝圏外に敗れたことは一度もない。伏兵が勝ち切るケースも少なくないが、連複の軸という意味では人気サイドを信頼し、そこから穴馬を絡めるのが効率的な攻め方だろう。ちなみに、関西馬が1番人気の場合は【3.2.0.0】のハイアベレージ。逆らわないほうが賢明だ。

◆人気別成績(過去20年)

人気着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1番人気 5-3-0-4 41.7% 66.7% 66.7% 95.0% 85.0%
2番人気 2-5-1-4 16.7% 58.3% 66.7% 67.5% 104.2%
3番人気 1-0-1-10 8.3% 8.3% 16.7% 65.8% 29.2%
4番人気 0-1-2-9 0.0% 8.3% 25.0% 0.0% 64.2%
5番人気 0-1-3-8 0.0% 8.3% 33.3% 0.0% 81.7%
6~9番人気 3-1-4-40 6.3% 8.3% 16.7% 106.9% 60.2%
10番人気以下 1-1-1-61 1.6% 3.1% 4.7% 129.4% 55.8%

◆単勝オッズ別成績(過去20年)

単勝オッズ着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1.9倍以下 2-1-0-0 66.7% 100.0% 100.0% 93.3% 110.0%
2.0~2.9倍 2-1-0-4 28.6% 42.9% 42.9% 72.9% 52.9%
3.0~4.9倍 3-4-1-2 30.0% 70.0% 80.0% 116.0% 132.0%
5.0~7.9倍 1-2-1-10 7.1% 21.4% 28.6% 56.4% 42.9%
8.0~14.9倍 1-3-5-21 3.3% 13.3% 30.0% 45.3% 85.0%
15.0~19.9倍 1-0-1-11 7.7% 7.7% 15.4% 121.5% 46.9%
20.0~49.9倍 1-0-4-25 3.3% 3.3% 16.7% 73.0% 67.7%
50.0倍以上 1-1-0-63 1.5% 3.1% 3.1% 127.4% 46.5%

◆配当(過去10年)

馬券種最高配当最低配当平均配当
単勝 8,280円 130円 1,551円
複勝 1,620円 110円 312円
枠連 7,580円 260円 1,321円
馬連 25,700円 260円 5,213円
ワイド 16,950円 140円 1,973円
馬単 33,400円 300円 10,071円
3連複 57,400円 810円 16,785円
3連単 516,620円 2,020円 122,294円

【脚質】
2歳牝馬にとっては、ハイレベルの1分33秒台で決着する年もあるレース。時計が速くなると、長い直線がこたえるのか、ゴール前で脚勢が衰える馬も少なくない。2013年以降の結果を見ると、上がり3F最速馬が【7.2.0.2】。長い直線をフルに使っての持続力勝負になりやすく、息の長い脚を使うことが求められる。まずは、末脚のしっかりしたタイプを重視したい。

◆脚質別成績(過去20年)

脚質着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
逃げ 0-2-2-8 0.0% 16.7% 33.3% 0.0% 158.3%
先行 4-2-6-28 10.0% 15.0% 30.0% 63.0% 78.3%
差し 3-7-4-63 3.9% 13.0% 18.2% 11.4% 36.4%
追込 5-1-0-37 11.6% 14.0% 14.0% 296.5% 69.8%

【枠順】
東京芝1600mは枠順による有利不利が少ないとされるが、このレースに関しては外寄りの枠が強い。アルテミスSが創設された2012年以降、優勝馬11頭中8頭が6枠より外。1~3着馬33頭のうち、約半数の16頭を6~8枠の馬が占めている。決め脚比べになるケースが多いため、道中をスムーズに運びやすく、加速もしやすいメリットが活かされているのだろう。迷ったら外枠の馬を選ぶのがベターだ。

◆枠順別成績(過去20年)

枠順着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1枠 1-0-1-15 5.9% 5.9% 11.8% 15.9% 31.8%
2枠 1-3-2-14 5.0% 20.0% 30.0% 68.0% 80.5%
3枠 1-2-1-16 5.0% 15.0% 20.0% 18.5% 33.0%
4枠 1-2-0-16 5.3% 15.8% 15.8% 7.9% 95.3%
5枠 0-0-3-17 0.0% 0.0% 15.0% 0.0% 45.0%
6枠 1-2-2-16 4.8% 14.3% 23.8% 104.3% 72.4%
7枠 2-1-2-22 7.4% 11.1% 18.5% 29.3% 35.6%
8枠 5-2-1-20 17.9% 25.0% 28.6% 393.6% 101.1%

【血統】
ここをステップに阪神JFを制する馬が多いことから素質馬が物を言わせる傾向にあり、好走馬の血統傾向にも顕著な偏りは見受けられない。強いて挙げるとすれば、キングカメハメハの直系が上位人気馬でも勝ちあぐねていることで、これには2014年2着レッツゴードンキ(父キングカメハメハ)や、2022年2着リバティアイランド(父ドゥラメンテ)といったのちのG1ウィナーも含まれる。また、人気薄の勝ちパターンとしては大外一気が目立ち、単勝20倍以上をつけた2015年デンコウアンジュ(単勝82.8倍)、2021年サークルオブライフ(単勝21.9倍)の2頭は、サンデーサイレンス、Sadler's Wells、Caerleonの血脈が共通していたことを覚えておきたい(東京芝1600mのコース全般における種牡馬別成績は下記のとおり)。

◆同コース種牡馬別成績(東京競馬場/芝/1600m/過去5年)集計期間:2019/02/18~2024/02/18

種牡馬着別度数勝率連対率複勝率単勝
回収率
複勝
回収率
1 ディープインパクト 47-22-22-212 15.5% 22.8% 30.0% 91.5% 59.0%
2 ロードカナロア 25-32-24-182 9.5% 21.7% 30.8% 54.1% 74.6%
3 エピファネイア 23-14-14-118 13.6% 21.9% 30.2% 85.7% 72.1%
4 ドゥラメンテ 17-13-10-84 13.7% 24.2% 32.3% 76.9% 56.4%
5 モーリス 13-16-14-99 9.2% 20.4% 30.3% 37.5% 61.4%
6 ルーラーシップ 13-10-11-120 8.4% 14.9% 22.1% 63.5% 55.7%
7 ハーツクライ 12-16-19-103 8.0% 18.7% 31.3% 55.0% 75.9%
8 キングカメハメハ 11-14-7-72 10.6% 24.0% 30.8% 42.4% 60.5%
9 キズナ 11-12-5-76 10.6% 22.1% 26.9% 64.3% 58.0%
10 ダイワメジャー 11-10-11-101 8.3% 15.8% 24.1% 38.7% 74.4%
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