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チャンピオンズC G1

日程:2019年12月1日()15:30 中京/ダート1800m

チャンピオンズCデータ分析

コース図中京ダート1800m

東京→阪神→中京と施行場所がコロコロ変わっているが、一貫しているのは「前走凡走馬の一変は難しい」ということ。2007年以降、前走掲示板を外して連対を果たした馬は2008年1着のカネヒキリと、2018年2着のウェスタールンドのみ。ただし、前者は前走が約2年4カ月ぶりの実戦のうえ、それまでにG1を4勝していた別格の馬であり、後者は前走の3角で致命的な不利を受けるアクシデントがあった。あくまでもイレギュラーとみるべきだろう。基本的に前走で掲示板を外している馬は「紛れて3着まで」と考えて差しつかえない。レースが行われる中京ダート1800mは最初のコーナーから向正面にある上り坂が影響するためかペースが緩みやすく、先行勢は比較的有利に競馬を進めることができる。しかし、直線には急坂があり距離も約410mと長く、激しい追い比べにもなりやすいため、ゴール直前で二転三転する展開も珍しくない。(各種データ、原稿は本年のレース発走前のものとなります)

【人気】
別表を見ると、1番人気の成績がすこぶる良く、勝率、連対率、複勝率いずれもズバ抜けた数値を叩き出している。ただし、中京開催に移ってからは、やや傾向が変わりつつあるのか、1番人気で勝ったのは2018年のルヴァンスレーヴのみで、2着も2頭と低迷している。2014年と2015年に1番人気で大敗を喫したコパノリッキーは両年ともに前走はJBCクラシックを逃げ切り勝ち。連対こそ確保したものの、人気を下回る結果になってしまった2016年の1番人気アウォーディーの前走はJBCクラシックを早目仕掛けの押し切り勝ちだった。地方交流G1を先行好走後の人気馬に対する過度な信頼は禁物だ。

◆人気別成績(過去20年)

人気着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1番人気 7-5-3-4 36.8% 63.2% 78.9% 87.4% 103.7%
2番人気 1-0-1-17 5.3% 5.3% 10.5% 31.1% 16.3%
3番人気 1-3-2-13 5.3% 21.1% 31.6% 44.2% 68.9%
4番人気 3-0-1-15 15.8% 15.8% 21.1% 145.3% 46.8%
5番人気 1-3-1-14 5.3% 21.1% 26.3% 109.5% 93.2%
6~9番人気 4-6-7-59 5.3% 13.2% 22.4% 84.2% 102.4%
10番人気以下 2-2-4-119 1.6% 3.1% 6.3% 91.1% 61.2%

◆単勝オッズ別成績(過去20年)

単勝オッズ着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1.9倍以下 2-2-1-0 40.0% 80.0% 100.0% 72.0% 112.0%
2.0~2.9倍 3-2-3-2 30.0% 50.0% 80.0% 64.0% 99.0%
3.0~4.9倍 2-2-0-11 13.3% 26.7% 26.7% 44.0% 49.3%
5.0~7.9倍 2-2-1-19 8.3% 16.7% 20.8% 48.8% 44.2%
8.0~14.9倍 4-2-4-28 10.5% 15.8% 26.3% 113.7% 86.8%
15.0~19.9倍 3-3-3-12 14.3% 28.6% 42.9% 242.9% 159.5%
20.0~49.9倍 2-4-6-72 2.4% 7.1% 14.3% 83.5% 83.0%
50.0倍以上 1-2-1-97 1.0% 3.0% 4.0% 65.7% 47.8%

◆配当(過去10年)

馬券種最高配当最低配当平均配当
単勝 6,640円 190円 1,400円
複勝 1,180円 110円 373円
枠連 4,180円 520円 2,063円
馬連 11,040円 1,390円 4,222円
ワイド 6,620円 140円 2,015円
馬単 36,260円 2,180円 9,645円
3連複 32,660円 920円 17,026円
3連単 318,430円 6,180円 108,377円

【脚質】
中京移設後は、先団に位置する馬よりも待機勢の活躍が目立つようにも思えるが、これは先行タイプの有力馬がコース形態的に不利になりがちな中~外枠に多数配されたことによるもので、偶然と考えるべき。2014年は4角4番手以内で1~3着を独占。2016年には番手追走のアスカノロマンが10番人気の低評価を覆して3着に食い込んでいる。展開次第ではあるが「やや先行優勢」と意識したほうがいいだろう。むろん、2015年3着→2016年1着のサウンドトゥルーなど、後方待機から好走した馬もいるが、3着内に入った馬の大半は内~中枠を引き、道中は枠を活かしてロスなく回ってきた馬。外々を回らされるような差し、追い込み馬は届かないと考えたほうがいい。

◆脚質別成績(過去20年)

脚質着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
逃げ 3-0-1-20 12.5% 12.5% 16.7% 35.8% 40.8%
先行 7-5-8-43 11.1% 19.0% 31.7% 167.1% 115.2%
差し 7-10-7-91 6.1% 14.8% 20.9% 101.0% 86.1%
追込 2-4-3-87 2.1% 6.3% 9.4% 30.1% 38.1%

【枠順】
舞台となる中京1800mは、コーナーを4回通過するため、基本的には内枠有利&外枠不利。ダートの猛者が集まるこのレースでは、その傾向がさらに顕著となり、中京開催に移ってから6~8枠の連対は、2017年2着のテイエムジンソクと2018年2着のウェスタールンドの2頭だけ。対照的に1~3枠は毎年3着以内馬を出しており、2015年には1着2枠サンビスタ→2着1枠ノンコノユメ→3着1枠サウンドトゥルーと内枠勢が上位を独占している。2016年も2~3着は2~3枠馬だった。馬券に絡んだ馬の脚質に偏りはなく、極端なトラックバイアスでも出現しない限りは、「内枠有利」と意識したほうがいいだろう。

◆枠順別成績(過去20年)

枠順着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1枠 1-2-5-27 2.9% 8.6% 22.9% 8.9% 68.0%
2枠 3-3-1-31 7.9% 15.8% 18.4% 188.9% 96.6%
3枠 3-2-6-27 7.9% 13.2% 28.9% 185.0% 136.8%
4枠 2-4-0-32 5.3% 15.8% 15.8% 21.6% 45.8%
5枠 6-2-4-26 15.8% 21.1% 31.6% 166.6% 115.8%
6枠 1-3-2-32 2.6% 10.5% 15.8% 22.1% 51.3%
7枠 2-3-0-32 5.4% 13.5% 13.5% 86.2% 54.3%
8枠 1-0-1-34 2.8% 2.8% 5.6% 5.6% 12.5%

【血統】
別表の種牡馬別成績を見ると、ダートリーディング上位の常連であるキングカメハメハやゴールドアリュール、クロフネがランクインしているのはさておき、どちらかと言えば芝のパワータイプを輩出しがちなシンボリクリスエスとマンハッタンカフェが上位に位置するという意外な結果が出ている。2017年はゴールドアリュールとクロフネのワンツーだったが、中京に舞台を移してからの好走馬を振り返ると、フレンチデピュティ、ジャングルポケット、アグネスデジタル、スズカマンボ、ゼンノロブロイ、スペシャルウィークなど、自身もしくは産駒が芝の中距離以上のG1を勝っている種牡馬の子供の活躍が目立つ。そして、母父に関してもほぼ同様の傾向が見てとれる。血統面については「潜在的な芝中長距離適性」を問われるレースと言えそうだ。なかでも、ヴァイスリージェント系種牡馬×サンデーサイレンス系種牡馬の組み合わせ(逆もあり)の馬は、2014~2017年と4年連続して馬券に絡んだ。該当馬には常に警戒が必要だ。

◆同コース種牡馬別成績(中京競馬場/ダート/1800m/過去5年)集計期間:2014/07/21~2019/07/21

種牡馬着別度数勝率連対率複勝率単勝
回収率
複勝
回収率
1 クロフネ 14-11-13-114 9.2% 16.4% 25.0% 47.1% 51.8%
2 キングカメハメハ 13-16-8-127 7.9% 17.7% 22.6% 87.3% 61.2%
3 ゴールドアリュール 13-13-11-122 8.2% 16.4% 23.3% 59.1% 78.1%
4 ハーツクライ 11-8-9-88 9.5% 16.4% 24.1% 76.1% 58.6%
5 ディープインパクト 11-4-5-69 12.4% 16.9% 22.5% 56.3% 56.4%
6 マンハッタンカフェ 10-8-6-72 10.4% 18.8% 25.0% 154.7% 67.1%
7 ネオユニヴァース 9-5-10-71 9.5% 14.7% 25.3% 46.1% 110.9%
8 ゼンノロブロイ 9-2-8-81 9.0% 11.0% 19.0% 636.2% 241.3%
9 エンパイアメーカー 8-9-14-90 6.6% 14.0% 25.6% 59.4% 79.6%
10 シンボリクリスエス 8-6-14-93 6.6% 11.6% 23.1% 22.6% 76.5%
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