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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 牝4 | 55.0 | 池添謙一 | 栗 武英智 | 472(+2) | 1.08.1 | 4.0 | 2 | 34.2 | ④③ | |||
2 | 8 | 16 | 牝5 | 54.0 | 田辺裕信 | 美 栗田徹 | 480(0) | 1.08.2 | 1 | 11.5 | 7 | 33.8 | ⑦⑦ | ||
3 | 5 | 10 | 牡6 | 56.0 | 丸田恭介 | 美 宗像義忠 | 494(+12) | 1.08.3 | クビ | 7.0 | 3 | 33.3 | ⑮⑮ | ||
4 | 3 | 6 | 牡6 | 54.0 | 太宰啓介 | 美 本間忍 | 506(+2) | B | 1.08.3 | クビ | 104.7 | 13 | 33.5 | ⑬⑭ | |
5 | 3 | 5 | 牡7 | 56.0 | 幸英明 | 栗 西村真幸 | 508(+8) | B | 1.08.4 | 1/2 | 21.3 | 8 | 33.7 | ⑬⑬ | |
6 | 7 | 13 | 牝5 | 55.0 | 亀田温心 | 栗 北出成人 | 466(-4) | 1.08.4 | クビ | 7.9 | 4 | 33.8 | ⑨⑪ | ||
7 | 5 | 9 | 牝6 | 55.0 | 松山弘平 | 栗 安田隆行 | 478(+8) | 1.08.5 | クビ | 3.7 | 1 | 34.4 | ⑤⑤ | ||
8 | 2 | 4 | セ7 | 55.0 | 団野大成 | 美 鹿戸雄一 | 520(-2) | B | 1.08.6 | 1/2 | 33.7 | 9 | 33.7 | ⑮⑮ | |
9 | 7 | 15 | セ5 | 57.5 | 藤岡佑介 | 栗 中竹和也 | 562(-2) | 1.08.7 | 3/4 | 10.4 | 6 | 35.1 | ①① | ||
10 | 1 | 2 | 牡8 | 57.0 | 横山典弘 | 栗 昆貢 | 474(+4) | B | 1.08.7 | ハナ | 38.2 | 10 | 34.5 | ⑦⑥ | |
11 | 1 | 1 | 牡8 | 57.5 | 和田竜二 | 栗 庄野靖志 | 476(+4) | B | 1.08.7 | ハナ | 63.6 | 11 | 34.2 | ⑨⑨ | |
12 | 6 | 11 | 牡9 | 53.0 | 藤井勘一 | 栗 小崎憲 | 470(+2) | 1.08.9 | 1 1/4 | 113.2 | 14 | 33.7 | ⑱⑰ | ||
13 | 8 | 17 | 牡7 | 57.5 | 荻野極 | 栗 池江泰寿 | 514(+8) | B | 1.09.1 | 1 1/4 | 8.9 | 5 | 35.3 | ②② | |
14 | 4 | 8 | 牡7 | 56.0 | 柴山雄一 | 栗 安田隆行 | 510(-6) | 1.09.2 | 3/4 | 155.3 | 16 | 34.0 | ⑮⑰ | ||
15 | 8 | 18 | 牝6 | 53.0 | 酒井学 | 栗 辻野泰之 | 466(0) | 1.09.4 | 1 1/4 | 67.9 | 12 | 35.5 | ②③ | ||
16 | 6 | 12 | 牝5 | 54.0 | 小崎綾也 | 栗 西村真幸 | 420(-6) | 1.09.7 | 2 | 192.9 | 17 | 35.3 | ⑥⑦ | ||
17 | 7 | 14 | 牡6 | 54.0 | 国分優作 | 美 中野栄治 | 476(-8) | 1.10.1 | 2 1/2 | 310.7 | 18 | 35.6 | ⑨⑨ | ||
18 | 4 | 7 | 牝6 | 51.0 | 川島信二 | 美 加藤士津 | 474(-2) | B | 1.10.3 | 1 1/4 | 131.7 | 15 | 35.7 | ⑨⑪ |
ラップタイム | 12.2 - 10.5 - 10.9 - 11.5 - 11.2 - 11.8 |
---|---|
前半 | 12.2 - 22.7 - 33.6 - 45.1 - 56.3 |
後半 | 55.9 - 45.4 - 34.5 - 23.0 - 11.8 |
■払戻金
単勝 | 3 | 400円 | 2番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 3 | 210円 | 2番人気 |
16 | 310円 | 6番人気 | |
10 | 240円 | 3番人気 | |
枠連 | 2-8 | 1,270円 | 7番人気 |
馬連 | 3-16 | 4,190円 | 18番人気 |
ワイド | 3-16 | 1,550円 | 22番人気 |
---|---|---|---|
3-10 | 970円 | 10番人気 | |
10-16 | 1,010円 | 11番人気 | |
馬単 | 3-16 | 5,990円 | 25番人気 |
3連複 | 3-10-16 | 8,280円 | 27番人気 |
3連単 | 3-16-10 | 43,080円 | 137番人気 |
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土曜日の中京芝のレース結果、近年のシルクロードステークスおよび最近の中京芝1200m重賞の結果をもとに、馬場や血統のバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
6週にわたる1回中京開催は終盤戦を迎えた。芝コースは今週からBコースを使用。昨年12月の開催を含めると実質的に約2カ月のロング開催ながらも、今冬はレース当日の悪天候が少なかったこともあり、見た目の悪さほどダメージは受けていない印象を持つ。
中間の散水作業は木曜日の1度だけ。にもかかわらず、土曜日早朝のJRA測定含水率はゴール前13.9%、4コーナー13.3%と良馬場(JRA発表)にしては水分を含んでいる状態。加えて、柵移動後も3コーナーから4コーナーの内側には傷みが残っている。だが、土曜日のレースを確認する限り、いまだ隊列は内寄りを大きく避けてはいない。
土曜日施行の芝競走は4鞍。勝ち馬の最終4コーナー通過順位は1、9、2、4番手となっている。内寄りを粘る先行勢の好走もあれば、3~4分どころを通る差し馬もしっかりと脚を伸ばしていた。これといった偏りのない、フラットな状態と捉えるのが適切のように思える。
日曜日の予報は晴れベース。パンパンの絶好馬場とはいかないまでも、比較的走りやすい標準的なコンディションが想定される。ゆえに、枠順や脚質面の有利不利が少なかった、土曜日の傾向を踏襲する可能性は高い。
昨年のシルクロードステークスは、前後半の3ハロンが33秒7-34秒6の前傾ラップ。勝ち馬(7枠13番)が中団の外から突き抜けたのに対し、2~3着馬(1枠2番、6枠12番)はともに4コーナーを4番手で通過した好位先行勢だった。その結果を踏まえると、枠順や脚質に固執するのは考えもの。広いスタンスで構えるのが正解だろう。
血統的には、オーバーシードの中京芝1200mで施行された最近の重賞(葵ステークス、高松宮記念、シルクロードステークス、CBC賞)を参考にすると、ストームバードの血を引く馬が好調。3代内にストームバード系の種牡馬を保持する馬が6連勝中と、抜群の存在感を放っている。条件を満たす馬は積極的に狙っていきたいところだ。
ただ、出走メンバーと照らし合わせてみると該当馬が多い印象。もうひとつフィルターをかけて、過去5年のシルクロードステークスの1~2着全馬に共通する、前走が芝1200mの非重賞で1着、または前走で芝の1200・1400m重賞に出走(着順不問)していた馬を重視したい。
今回の出走馬で要点を満たしているのは、①レッドアンシェル、⑨カレンモエ、⑮ビアンフェ。従って当欄では、この3頭を注目株として推奨する。
日曜日に行われるシルクロードステークスの出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①レッドアンシェル【B】
栗東坂路単走。最後まで集中を切らすことなく駆け登った。適度な荒々しさに加え、良い意味の前進気勢が出てきたのは好印象。もともと攻めは動くタイプだが、ひと息入った前走を使って、いい頃の状態に近づきつつある。当日の気配次第では、怖い存在になるかもしれない。
②マイスタイル【C】
栗東坂路併走。軸を体の中心に据えて走れているのはいいのだが、首の動きが硬いせいか、推進力の面では今一歩。最後は見せムチで闘争心を促すも、僚馬に迫るどころか突き放されてしまった。ヤメ癖がついてしまったのか、元来稽古映えする馬とすれば緩慢な動きに映る。
③メイケイエール【B】
栗東CW単走。コーナーでテンションが高く、行きたがる素振りを見せるのはこれまでと同じ。ギアを上げてからの四肢の可動域の広さ、弾力性と力強さを兼ね備えたフットワークは間違いなく超一級品なのだが……。今回は動きの質を評価してのB判定としておきたい。
④ルッジェーロ【B】
美浦南W併走。直線を向いてから、手前の切り替えに手間取った点はマイナスも、自発的にハミを取っているし、脚元の動きにも力感がある。昨年は似たような追い切り内容で6着に敗れており、過度の評価はしづらいものの、調子自体は悪くなさそう。警戒を怠れない1頭だ。
⑤タイセイアベニール【C】
栗東坂路単走。結構追われた割に、鋭さはひと息。ハミを嫌がるように口向きを替えるし、手前を替えたあとは少し浮ついた走りになるなど、集中力が散漫に映る。地味な稽古内容で近2走は結果を出しているものの、物足りない動きであるのは確か。積極的には手が出ない。
⑥ホープフルサイン【C】
美浦南B併走。前肢を高く上げた走りは見映えが良く、反応も悪くない。ただ、僚馬2頭に追いついてからは、抑えたまま歩調を合わせるように同入フィニッシュ。特に悪い点こそないが、消化不良気味の近2走の結果、そして重賞に挑むことを踏まえると、もう少しネジを締めて欲しかったような気も。評価は上げづらい。
⑦ショウナンバビアナ【C】
美浦坂路単走。スナップの効いた脚どりで活気良く登っていたが、しまいあたりで手前を替えると、少しヨレるような格好に。直線急坂の中京、なおかつ相手強化の重賞へ臨むことを思うと、心許ない内容であるのは事実。軽ハンデをもってしても、上位争いまではどうか。
⑧ミッキーワイルド【B】
栗東坂路単走。トビこそ低めだが、ブレの少ない安定した好フォームで登坂。四肢のさばきは素軽く、力強さもある。さほどの瞬発力は感じないものの、グイグイと前に推進する走りを見る限り、状態は良さそう。現状の力を出せる態勢とみたい。
⑨カレンモエ【B】
栗東坂路単走。流す程度の内容ながら、持ち前の柔らかいフットワークを駆使して登坂。手前を切り替える時に嫌がるような素振りを見せたのは気になるが、それを除けば概ね自身のパフォーマンスは示している。まずまずの仕上がりだろう。
⑩ナランフレグ【B】
美浦南W併走。僚馬の手ごたえが良かったこともあり、パスするまでに時間を要したが、最後はきっちり先着を果たした。鞍上の仕掛けに対する反応がやや鈍く映るものの、最後まで低い姿勢を保ち集中力は十分。四肢のさばきに硬さもなく、好調の範囲内だろう。
⑪レインボーフラッグ【D】
栗東坂路単走。馬が多い時間帯とはいえ、序盤から頭の位置が高く、顎もあがり気味で、前への推進力を損ねるような走りに。ラスト1ハロンあたりでは苦しくなったのか、手前を戻して徐々に失速。上積みは見込めそうになく、大きな期待を寄せるのは酷だろう。
⑫レジェーロ【B】
栗東坂路単走(映像なし)。連続中2週と、ガサのない牝馬にとってはタイトなローテ。だが、コースで長めから時計を2本出し、前回はしまいを伸ばす程度だった最終追い切りでも、4ハロン51秒9を馬なりで計時している。字面を確認する限り、疲れやデキ落ちの様子はうかがえない。
⑬エーポス【A】
栗東坂路単走。序盤に頭をあげる場面もあったが、すぐに落ち着きを取り戻すと、前肢を大きく使って勢い良く登坂。ラスト1ハロンあたりで手前を替えると、重心を下げて鋭く脚を伸ばした。ゴール時も手ごたえに余裕を残していたあたり、かなり調子は良さそう。好仕上がり。
⑭マイネルアルケミー【C】
美浦南P単走。騎手候補生が跨り、反応を確かめる程度の内容。それなりにストライドは広くとれているものの、動きにメリハリがなく、最後は惰性で走っている印象を受ける。良くて現状維持の範囲内という感が強く、相手関係を考えると期待よりも不安のほうが先立つ。
⑮ビアンフェ【B】
栗東坂路単走。中盤あたりまでは弾むようなフットワークで登坂。次第に四肢と首の連動性が薄れて、そのぶん走りの安定性を欠くようになったが、それでも最後まで集中を切らさずしぶとく粘っていた。自身の長所は出せている印象。このひと追いで、それなりの態勢は整いそうだ。
⑯シャインガーネット【B】
美浦南W単走。コーナーでは気難しい素振りを出して力みがち。だが、直線を向いてからは、この馬なりに体と首を使って推進力ある走りができていた。最後まで鞍上の手ごたえには余裕があり、集中も途切れていない。少なくとも体調面の不安はなさそうだ。
⑰ジャンダルム【B】
栗東坂路単走。頭の位置はやや高め。それでもジワジワと脚勢を上げ、鞍上の軽い仕掛けにもしっかり反応していた。厳しく見ればラストをもう少し伸ばして欲しい気もするが、道中の活気は程よく、四肢のさばきにも力強さがある。及第点の仕上がりだろう。
⑱サヴォワールエメ【B】
栗東坂路併走(映像なし)。ひと息入ったが、坂路中心で綿密に本数を重ねている。1週前にコースで長めを追われ、当該週を坂路でしまい重点という過程は前回と同じ。だが、今回の最終追い切りは単走ではなく、併せ馬を施して先着。全体時計も大きく縮めて負荷をかけている。その点は評価すべきだろう。
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◆エーポス・鳴海助手「前走の馬体重増はほとんどが成長分だと思う」
◆カレンモエ・安田隆師「追い切りもしっかり動けています」
◆サヴォワールエメ・辻野師「前走はフケの兆候が出ていました」
◆シャインガーネット・栗田師「クロス鼻革にして収まりがつくようになった」
◆ジャンダルム・池江師「6ハロンが一番いい」
◆ショウナンバビアナ・伊藤助手「前走は直線で前が詰まる不利。スムーズにさばければ…」
◆タイセイアベニール・木下助手「ゆっくり構えられるので、中京はいいと思います」
◆ナランフレグ・宗像師「精神的に成長して集中力を増した」
◆ビアンフェ・中竹師「今回は目隠しをしてゲート練習。うまくいっている」
◆ホープフルサイン・本間師「いつも通りのいい動き」
◆マイスタイル・昆師「重賞の速い流れは競馬がしやすい」
◆マイネルアルケミー・中野師「息の入り、馬体は良くなっている」
◆ミッキーワイルド・安田隆師「寒い時期はいいですね」
◆メイケイエール・武英師「今回は体重が減らないので、しっかりと調教ができている」
◆ルッジェーロ・鹿戸師「確実に脚を使うので、流れひとつで」
◆レインボーフラッグ・小崎師「条件はいいと思うので、改めて」
◆レジェーロ・菊本助手「内枠を取れれば」
◆レッドアンシェル・庄野師「前走は道中でちぐはぐだった。体調は悪くない」
★シルクロードSの出馬表はこちら 調教タイムも掲載
2012年以降(2020年以前は京都で施行)の3着以内馬延べ30頭の馬齢をみると、4歳から9歳まで広範囲にわたる。ただし、7歳以上の馬券絡みは重賞ウイナーだけ。さらに2着連対圏入りは、過去の当レースで勝利経験があったリピーターホースに限定される。覚えておきたい傾向だ。
(減点対象馬)
①レッドアンシェル ②マイスタイル ④ルッジェーロ ⑤タイセイアベニール ⑧ミッキーワイルド ⑪レインボーフラッグ ⑰ジャンダルム
2012年以降の1~3着馬の負担重量を検証すると、53キロから59キロまで幅広い。一方、54キロ以下で2着連対圏に入ったのは牝馬のみ。54キロ以下だった牡・せん馬の最高着順は3着にとどまっている。
(減点対象馬)
⑥ホープフルサイン ⑦ショウナンバビアナ ⑪レインボーフラッグ ⑭マイネルアルケミー
2012年以降の2着以内馬延べ20頭の前走を距離で分けると、芝1200m、芝1400mの2パターンだけ。しかも後者の2着連対圏入りは阪神カップ組に限られる。その点には配慮が必要だろう。
(減点対象馬)
⑧ミッキーワイルド ⑯シャインガーネット
前走の着順に関してはG1なら問わないが、G2・G3は7着以内、非重賞であれば5着以内がひとつの目安。2012年以降、これ以外のステップで臨んだ前走非G1組は2着連対圏に達していない。
(減点対象馬)
①レッドアンシェル ②マイスタイル ⑥ホープフルサイン ⑦ショウナンバビアナ ⑧ミッキーワイルド ⑪レインボーフラッグ ⑫レジェーロ ⑭マイネルアルケミー ⑱サヴォワールエメ
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同日に行われる根岸Sとは対照的に、このシルクロードSはU指数ですんなり攻略することが難しい。2018年3着のフミノムーン(11位、15番人気)や、2019年2着のエスティタート(14位、11番人気)のような買いづらい馬の激走が多いばかりか、2020年に至っては二桁順位の馬がワンツースリーを決めている。ハンデ戦というレース条件と、毎年のように多頭数になることが、このような状況をつくり上げていることは想像に難くない。U指数一本で1~3着を当てることは、相当ハードルが高いと認識したほうがいいだろう。
しかし、まったくお手上げというわけではない。U指数的に大波乱となった2020年を除いた過去5年中の4回は、3位以内の馬が2着以内に入って意地を見せているからだ(2021年は3位→1位でワンツー)。やはり、波乱含みではあっても、上位勢はしっかり買い目に加えておく必要がある。
真っ先に注目すべきは、父ロードカナロア、母カレンチャンというスプリント血統の超良血馬で、重賞実績も光る1位の⑨カレンモエ(99.2)。そしてこれに僅差で続く、これまた母ビリーヴという短距離の名血の2位⑰ジャンダルム(99.1)。いずれも千二重賞は未勝利だが、いつ勝ってもおかしくない能力は持っている。ここに、3位の⑯シャインガーネット(98.1)と4位の⑩ナランフレグ(97.8)を加えておきたい。
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今年も京都競馬場整備工事に伴う開催日割の変更があり、昨年に引き続きシルクロードSは中京芝1200mに舞台を移して施行される。
代替開催された昨年は1着シヴァージ(父First Samurai)、2着ライトオンキュー(父Shamardal)とGiant's Causewayの直系で1・2着となるほか、3着ラウダシオン(2代母の父Cat Thief)含め、Storm Catの血を引く馬で1~3着を独占していた。当該コースではロードカナロア(母の父Storm Cat)が圧倒的な種牡馬成績を記録していることを鑑みても、やはりStorm Catの血脈を持つ馬には気を配りたい。
カレンモエは、父ロードカナロア×母カレンチャン(母の父クロフネ)。父は12年シルクロードSの勝ち馬で、中京芝1200mでも13年高松宮記念を制した実績を持つ。母も12年高松宮記念の勝ち馬であることから、本馬はレースにもコースにも所縁ある血統馬といえるだろう。これまで重賞では2着、2着、2着、5着、と卒のない立ち回りで上位争いを繰り広げている。洋芝をこなせるパワーがあるので、タフな冬の馬場で決め手不足を補いたい。
ミッキーワイルドは、父ロードカナロア×母ワイルドラズベリー(母の父ファルブラヴ)。上記カレンモエとは同じ父、同じ厩舎の間柄。なお、父と母の父、2代母の父が共通する配合からはステルヴィオが出ており、本馬においては20年高松宮記念で2着のグランアレグリアと同じファミリーに属することも興味深い。ダートでオープン馬となった経緯を持つが、芝でも2勝を挙げている実績があるだけに、この条件でも一考する価値はありそうだ。
ビアンフェは、父キズナ×母ルシュクル(母の父サクラバクシンオー)。父はディープインパクト×Storm Catという血統構成。ディープインパクトは当該コースの重賞でロードカナロアと並ぶ3勝の実績を持ち、G1の高松宮記念でもミッキーアイルやグランアレグリアが2着と好走している。なお、昨年のシルクロードSでは後継リアルインパクト産駒のラウダシオンも3着となっていた。本馬は全4勝が逃げ切り勝ちなので、ここも主導権を握れるかどうかだろう。
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