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札幌2歳Sの歴史と概要
2013年の優勝馬レッドリヴェール
3歳（現2歳）戦の距離体系整備の一環として、1997年に芝1200mから芝1800ｍに大幅距離延長された札幌唯一の2歳重賞。第25回（1990年）のスカーレットブーケ、第26回（1991年）のニシノフラワー、第30回（1995年）のビワハイジなど、1200m戦時代から重賞戦線で活躍する勝ち馬を送り出し、1800ｍ戦になってからも、第35回（2000年）のジャングルポケット、第40回（2005年）のアドマイヤムーン、第43回（2008年）のロジユニヴァース、第48回（2013年）のレッドリヴェールなど、のちのG1馬を多く輩出している。紛れもない出世レースだ。
歴代優勝馬
1986年以降の優勝馬を掲載しています。優勝馬の馬齢は2000年以前も現行表記と統一しています。
| 回数 | 開催日 | 優勝馬 | 性齢 | 勝ち タイム |
騎手 | 調教師 | レース 結果 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第58回 |
2023年9月2日 札幌 芝1800m |
 |
セットアップ | 牡2 | 1:50.5 | 横山武史 | 美 | 鹿戸雄一 | 全着順を 見る |
| 第57回 |
2022年9月3日 札幌 芝1800m |
 |
ドゥーラ | 牝2 | 1:50.0 | 斎藤新 | 栗 | 高橋康之 | 全着順を 見る |
| 第56回 |
2021年9月4日 札幌 芝1800m |
 |
ジオグリフ | 牡2 | 1:49.1 | Ｃ．ルメール | 美 | 岩戸孝樹 | 全着順を 見る |
| 第55回 |
2020年9月5日 札幌 芝1800m |
 |
ソダシ | 牝2 | 1:48.2 | 吉田隼人 | 栗 | 須貝尚介 | 全着順を 見る |
| 第54回 |
2019年8月31日 札幌 芝1800m |
 |
ブラックホール | 牡2 | 1:50.4 | 石川裕紀人 | 美 | 相沢郁 | 全着順を 見る |
| 第53回 |
2018年9月1日 札幌 芝1800m |
 |
ニシノデイジー | 牡2 | 1:50.1 | 勝浦正樹 | 美 | 高木登 | 全着順を 見る |
| 第52回 |
2017年9月2日 札幌 芝1800m |
 |
ロックディスタウン | 牝2 | 1:51.4 | Ｃ．ルメール | 美 | 二ノ宮敬 | 全着順を 見る |
| 第51回 |
2016年9月3日 札幌 芝1800m |
 |
トラスト | 牡2 | 1:49.9 | 柴田大知 | 地 | 河津裕昭 | 全着順を 見る |
| 第50回 |
2015年9月5日 札幌 芝1800m |
 |
アドマイヤエイカン | 牡2 | 1:50.8 | 岩田康誠 | 栗 | 須貝尚介 | 全着順を 見る |
| 第49回 |
2014年9月6日 札幌 芝1800m |
 |
ブライトエンブレム | 牡2 | 1:50.0 | 田辺裕信 | 美 | 小島茂之 | 全着順を 見る |
| 第48回 |
2013年8月31日 函館 芝1800m |
 |
レッドリヴェール | 牝2 | 1:59.7 | 岩田康誠 | 栗 | 須貝尚介 | 全着順を 見る |
| 第47回 |
2012年9月1日 札幌 芝1800m |
 |
コディーノ | 牡2 | 1:48.5 | 横山典弘 | 美 | 藤沢和雄 | 全着順を 見る |
| 第46回 |
2011年10月1日 札幌 芝1800m |
 |
グランデッツァ | 牡2 | 1:50.8 | 秋山真一郎 | 栗 | 平田修 | 全着順を 見る |
| 第45回 |
2010年10月2日 札幌 芝1800m |
|
オールアズワン | 牡2 | 1:49.8 | 安藤勝己 | 栗 | 領家政蔵 | 全着順を 見る |
| 第44回 |
2009年9月5日 札幌 芝1800m |
|
サンディエゴシチー | 牡2 | 1:49.7 | 藤岡佑介 | 栗 | 作田誠二 | 全着順を 見る |
| 第43回 |
2008年10月4日 札幌 芝1800m |
|
ロジユニヴァース | 牡2 | 1:49.1 | 横山典弘 | 美 | 萩原清 | 全着順を 見る |
| 第42回 |
2007年9月29日 札幌 芝1800m |
|
オリエンタルロック | 牡2 | 1:51.9 | 武豊 | 栗 | 田所秀孝 | 全着順を 見る |
| 第41回 |
2006年9月30日 札幌 芝1800m |
|
ナムラマース | 牡2 | 1:49.7 | 藤岡佑介 | 栗 | 福島信晴 | 全着順を 見る |
| 第40回 |
2005年10月1日 札幌 芝1800m |
 |
アドマイヤムーン | 牡2 | 1:50.4 | 本田優 | 栗 | 松田博資 | 全着順を 見る |
| 第39回 |
2004年10月2日 札幌 芝1800m |
|
ストーミーカフェ | 牡2 | 1:49.9 | 四位洋文 | 美 | 小島太 | 全着順を 見る |
| 第38回 |
2003年10月4日 札幌 芝1800m |
|
モエレエスポワール | 牡2 | 1:54.1 | 千葉津代士 | 地 | 堂山芳則 | 全着順を 見る |
| 第37回 |
2002年9月28日 札幌 芝1800m |
|
サクラプレジデント | 牡2 | 1:51.7 | 田中勝春 | 美 | 小島太 | 全着順を 見る |
| 第36回 |
2001年9月22日 札幌 芝1800m |
|
ヤマノブリザード | 牡2 | 1:50.9 | 川島洋人 | 地 | 鈴木英二 | 全着順を 見る |
| 第35回 |
2000年9月23日 札幌 芝1800m |
 |
ジャングルポケット | 牡2 | 1:49.6 | 千田輝彦 | 栗 | 渡辺栄 | 全着順を 見る |
| 第34回 |
1999年9月25日 札幌 芝1800m |
|
マイネルコンドル | 牡2 | 1:54.4 | 伊藤直人 | 美 | 相沢郁 | 全着順を 見る |
| 第33回 |
1998年9月26日 札幌 芝1800m |
|
マイネルプラチナム | 牡2 | 1:50.3 | 鹿戸雄一 | 美 | 矢野進 | 全着順を 見る |
| 第32回 |
1997年9月20日 札幌 芝1800m |
|
アイアムザプリンス | 牡2 | 1:50.9 | 的場均 | 美 | 杉浦宏昭 | 全着順を 見る |
| 第31回 |
1996年7月28日 札幌 芝1200m |
|
セイリューオー | 牡2 | 1:10.7 | 横山賀一 | 美 | 河野通文 | 全着順を 見る |
| 第30回 |
1995年7月30日 札幌 芝1200m |
|
ビワハイジ | 牝2 | 1:12.0 | 武豊 | 栗 | 浜田光正 | 全着順を 見る |
| 第29回 |
1994年7月31日 札幌 芝1200m |
|
プライムステージ | 牝2 | 1:10.2 | 岡部幸雄 | 栗 | 伊藤雄二 | 全着順を 見る |
| 第28回 |
1993年8月1日 札幌 芝1200m |
|
メローフルーツ | 牝2 | 1:11.0 | 岡部幸雄 | 栗 | 伊藤雄二 | 全着順を 見る |
| 第27回 |
1992年8月2日 札幌 芝1200m |
|
テイエムハリケーン | 牡2 | 1:11.4 | 安田康彦 | 栗 | 布施正 | 全着順を 見る |
| 第26回 |
1991年7月28日 札幌 芝1200m |
|
ニシノフラワー | 牝2 | 1:10.5 | 佐藤正雄 | 栗 | 松田正弘 | 全着順を 見る |
| 第25回 |
1990年7月29日 札幌 芝1200m |
|
スカーレットブーケ | 牝2 | 1:11.5 | 的場均 | 栗 | 伊藤雄二 | 全着順を 見る |
| 第24回 |
1989年7月30日 函館 芝1200m |
|
インターボイジャー | 牡2 | 1:10.4 | 河内洋 | 栗 | 松永善晴 | 全着順を 見る |
| 第23回 |
1988年7月31日 札幌 ダ1200m |
|
ミヨノゴールド | 牡2 | 1:14.0 | 郷原洋行 | 美 | 田中朋次 | 全着順を 見る |
| 第22回 |
1987年8月2日 札幌 ダ1200m |
|
ミヨノスピード | 牡2 | 1:12.7 | 郷原洋行 | 美 | 田中朋次 | 全着順を 見る |
| 第21回 |
1986年7月27日 札幌 ダ1200m |
|
ガルダンサー | 牡2 | 1:12.8 | 木藤隆行 | 美 | 久恒久夫 | 全着順を 見る |
歴史と位置付け
「北海道3歳ステークス」の競走名で1966年に創設。当初は左回りの札幌砂1200mで施行されていたが、1969年からダ1200mに、1875年から右回りに、1990年から芝1200mに、1997年から芝1800mに、それぞれ舞台を変更してきた。1983年に競走名が「札幌3歳ステークス」に改称され、1984年のグレード制導入時にG3に格付け。馬齢表記の国際基準への変更があった2001年には、競走名が「札幌2歳ステークス」に改められた。前述の通り、1800m戦になってからはクラシックに直結する重要な一戦に様変わりしている。
開催時期
第1～13回は8～9月、第14～31回は7月下旬～8月上旬、第32～46回は9月下旬～10月上旬、第47回以降は8月下旬～9月上旬に開催。
競走条件
2歳馬が出走可能。負担重量規定は馬齢重量（54kg）。コースは、第1～3回が札幌砂1200m、第4～23回が札幌ダ1200m、第24回が函館芝1200m、第25～31回が札幌芝1200m、第32回以降が札幌芝1800m（第48回は函館芝1800,m）。外国産馬は1991年から、地方競馬所属馬は1995年から、外国調教馬は2010年から、それぞれ出走可能となった。
年表
| 1966年 | 「北海道3歳ステークス」の競走名でレース創設。札幌砂1200mで第1回施行 |
|---|---|
| 1969年 | 舞台をダ1200mに変更 |
| 1983年 | 競走名を「札幌3歳ステークス」に変更 |
| 1984年 | グレード制導入。G3に格付け |
| 1989年 | 函館芝1200mで施行 |
| 1990年 | 舞台を札幌芝1200mに変更 |
| 1991年 | 混合競走となり外国産馬の出走が可能に |
| 1995年 | 指定交流競走となり地方競馬所属馬の出走が可能に |
| 1997年 | 距離を芝1800ｍに変更 |
| 2001年 | 競走名を「札幌2歳ステークス」に変更 |
| 2010年 | 国際競走となり外国調教馬の出走が可能に |
| 2013年 | 函館芝1800mで施行 |
| 2020年 | COVID-19の流行により無観客競馬として開催 |
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