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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 7 | 9 | 牝4 | 55.0 | C.ルメー | 美 和田正一 | 426(0) | 1.47.8 | 5.0 | 3 | 35.2 | ⑩⑩⑨⑪ | |||
2 | 5 | 6 | 牝4 | 56.0 | 戸崎圭太 | 美 国枝栄 | 434(0) | 1.47.9 | クビ | 2.4 | 1 | 35.6 | ④④⑤④ | ||
3 | 7 | 10 | 牝5 | 55.0 | 大野拓弥 | 美 堀宣行 | 466(+10) | 1.47.9 | クビ | 19.2 | 8 | 35.5 | ⑦⑦⑦⑧ | ||
4 | 3 | 3 | 牝5 | 56.0 | 三浦皇成 | 栗 西村真幸 | 510(-3) | 1.48.0 | クビ | 15.6 | 6 | 35.8 | ④④③② | ||
5 | 1 | 1 | 牝4 | 55.0 | 藤岡佑介 | 栗 中内田充 | 476(+14) | 1.48.2 | 1 1/4 | 17.0 | 7 | 35.5 | ⑩⑩⑫⑧ | ||
6 | 4 | 4 | 牝5 | 55.0 | 国分恭介 | 栗 西園正都 | 468(-2) | B | 1.48.2 | クビ | 132.3 | 12 | 36.4 | ①①①① | |
7 | 2 | 2 | 牝4 | 55.0 | 横山武史 | 栗 上村洋行 | 474(+6) | 1.48.4 | 3/4 | 13.8 | 5 | 36.0 | ⑦⑦⑦④ | ||
8 | 6 | 8 | 牝4 | 55.0 | M.デムー | 栗 五十嵐忠 | 482(+10) | 1.48.4 | クビ | 27.8 | 9 | 35.8 | ⑩⑩⑨⑧ | ||
9 | 8 | 11 | 牝4 | 55.0 | 団野大成 | 栗 佐々木晶 | 492(+2) | 1.48.7 | 1 3/4 | 30.6 | 10 | 36.5 | ②②③⑥ | ||
10 | 8 | 12 | 牝5 | 55.0 | 和田竜二 | 栗 渡辺薫彦 | 472(-4) | 1.48.7 | クビ | 10.5 | 4 | 36.4 | ④④⑤⑥ | ||
11 | 5 | 5 | 牝5 | 55.0 | 川田将雅 | 美 国枝栄 | 462(+4) | 1.48.8 | クビ | 4.8 | 2 | 36.7 | ②②②② | ||
12 | 6 | 7 | 牝5 | 55.0 | 川又賢治 | 栗 杉山佳明 | 466(+10) | 1.49.0 | 1 | 59.1 | 11 | 36.5 | ⑦⑦⑨⑪ |
ラップタイム | 12.2 - 11.7 - 11.9 - 12.0 - 12.1 - 11.9 - 11.8 - 11.8 - 12.4 |
---|---|
前半 | 12.2 - 23.9 - 35.8 - 47.8 - 59.9 |
後半 | 60.0 - 47.9 - 36.0 - 24.2 - 12.4 |
■払戻金
単勝 | 9 | 500円 | 3番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 9 | 190円 | 3番人気 |
6 | 120円 | 1番人気 | |
10 | 340円 | 7番人気 | |
枠連 | 5-7 | 380円 | 1番人気 |
馬連 | 6-9 | 630円 | 2番人気 |
ワイド | 6-9 | 330円 | 2番人気 |
---|---|---|---|
9-10 | 1,530円 | 21番人気 | |
6-10 | 740円 | 8番人気 | |
馬単 | 9-6 | 1,340円 | 4番人気 |
3連複 | 6-9-10 | 3,910円 | 11番人気 |
3連単 | 9-6-10 | 16,480円 | 46番人気 |
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土曜日の函館芝のレース結果、函館芝1800mで施行された最近の巴賞(オープン特別)、ならびに近年のクイーンSの結果をもとに、馬場や血統のバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
この中間の雨量はゼロ。土曜日も降雨はなく、芝コースは終日良馬場(JRA発表)でレースが行われた。11R・STV杯(3勝クラス・芝2000m)の決着タイムは1分59秒3。開催終盤の函館とすれば、決して遅い水準ではない。マズマズ走りやすいコンディションだったと推察される。
だが、土曜日の結果を振り返ると、必ずしも内・前有利というわけではない。むしろ、隊列の中~外めからスムーズに進出した馬、あるいは内から中~外めへ上手にスイッチした馬の好走が目を引いた。
土曜日施行の芝競走7クラすべてで4角4番手以内の馬が勝利を収めているものの、2~3着には中団に位置した待機勢の食い込みも見られる。ゆえに、ペースひとつで差し馬も間に合う馬場と捉えたほうがいいだろう。
枠順については中~外枠優勢。芝競走の勝ち馬7頭すべてが4枠より外という、いささか偏った傾向が出ている。内枠の先行馬は目標にされやすいせいか、踏ん張り切れない様子。内枠の差し・追い込みタイプも馬群を捌くロスが発生するぶん、突き抜けまでには至らないようだ。
日曜日の天気は不安定。ただ、雨量がどの程度になるのか、現時点(7時現在)では不透明。継続的に雨が降るようだと、馬場コンディションに影響を及ぼす可能性も否定できないが、予報通りの少量なら何とか維持できそうな感じではある。
判断するに悩ましいが、よほどの雨量でもない限りは、土曜日の傾向を踏襲する公算は高い。それゆえ、無理なく加速可能な位置を確保できそうな馬を上手に狙いたいところだ。
枠順に関しても読みづらい面はあるが、土曜日の芝競走7クラの勝ち馬はいずれも4枠より外。揉まれない位置からスムーズに進出する馬が有利という状況を踏まえると、中~外枠が引き続き優位に立つことも考えられる。よって、4~8枠に対する意識を強めたほうがいいのではないか。
血統的には、函館芝1800mで施行された直近5回の巴賞(オープン特別)を参考にすると、複数回連対を果たしているのは、サンデーサイレンス系ではディープインパクト産駒と、ステイゴールド産駒。他系統ではハービンジャー産駒、キングマンボの系統産駒。この4パターンのどれかに属する馬は今回も要注目といえよう。
ただ、出走馬と照らし合わせてみると該当馬が多い印象。もう少しフィルターをかけて、過去5年におけるクイーンSの3着以内全馬に共通する、重賞またはオープン特別の出走歴がある馬を重視。なおかつ非根幹距離の重賞であることを考慮し、当該距離で勝利歴を持つ馬に的を絞りたい。
今回の出走メンバーで、血統面と先述した馬場傾向(4~8枠)の要点をともに満たしているのは、⑤ドナアトラエンテ、⑨テルツェット。従って当欄では、この2頭を連軸候補として推奨する。
日曜日に行われるクイーンステークスの出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①クラヴァシュドール【B】
函館芝単走。直線に入ってからの、ピッチが利いたリズミカルな脚さばきには見どころがあった。稽古映えする馬なので過度の評価はできないものの、調子自体は良さそう。あとは実戦で気分を損ねず走れるかどうか。それが最大の焦点となる。
②イカット【C】
函館W単走。気負い気味で、推進力も上に逃げ加減の走り。抑えて我慢させたことも影響しているのかもしれないが、心許ない動きであるのは確か。相手強化の重賞では強調材料に欠ける。
③フェアリーポルカ【B】
函館W併走。やや体を持て余し気味の動きだが、直線に向いてからの手前の切り替えはスムーズ。さほど減速することなく、最後までしぶとく脚を伸ばしている点は評価できる。順調とみていいだろう。
④ローザノワール【C】
函館W単走。蹴り出す方向が安定せず、ダートを主戦場としている割に、脚元の動きが非力な印象。重賞で好パフォーマンスを見込めるほどのデキには達していないように思える。一変まではどうか。
⑤ドナアトラエンテ【B】
函館W併走。かなり小回りのトラックが影響したのか、コーナーリングでスムーズさを欠いた。だが、直線に入ってからは小気味のいい脚さばきで前との差を詰め、最後は余力残しで同入。万全とは言えないまでも、雰囲気は決して悪くない。
⑥マジックキャッスル【B】
函館W併走。首を上手に使って、活気良く駆け抜けた。一見するとスピードの乗りが悪く映るが、それは僚馬が追いつくのを待ったため。この馬自身のパフォーマンスはそれなりに示している。動ける仕上がりとみたい。
⑦マイエンフェルト【C】
函館W単走。それなりの時計を刻んだものの、首の動きが硬く肩の出も窮屈に映る。それもあってか、四肢だけで走っているような印象。強豪集う重賞で上位争いに加わるには、もう一段階上の変わり身がほしい。
⑧ウインマイティー【B】
函館W単走。軽めの内容ながら、低い重心を保ち、落ち着いて走れている点は評価できる。少し四肢のさばきは硬いが、フォームは崩れておらず、集中力も十分。及第点の仕上がりにある。
⑨テルツェット【A】
函館W単走。少し手前の変換に手間取ったが、この馬にはよくあること。手前を替えたあとの推進力に満ちたフットワークは光るものがあった。気合乗りも適度で、状態の良さがうかがえる。臨戦態勢は整ったと判断したい。
⑩サトノセシル【A】
札幌ダ単走。反応を確かめる程度の内容ながらも、テンポの良い走りを披露した。首と四肢の連動性が高いフォームで、力強くトラックを周回する姿は見映えがする。いい状態でレースに臨めそうだ。
⑪シャムロックヒル【B】
函館W単走。流す程度の調整ながら、最後まで集中を切らすことなく駆け抜けた。大きな底上げまではどうかも、滑らかな脚運びをみるにデキ落ちはなさそう。この馬なりにいい状態を維持している。
⑫シゲルピンクダイヤ【B】
函館W併走。首の動きがやや硬く映るものの、気合乗りは悪くなく、それなりに制御も利いている。前回の中間時に比べて、力感こそ薄れているが、脚さばきは軽く、前肢の出もスムーズ。まずまずの仕上がり具合ではないか。
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◆イカット・黒野助手「動きはいいし、滞在で落ち着きもあります。コース形態は合っているし、クラスが上がった方が競馬もしやすいと思います」
◆ウインマイティー・五十嵐助手「ほど良く気合が乗って、そのなかでイレ込みもない。日に日に良くなっているし、あとは競馬に行ってのメンタル面がどうかだけですね」
◆クラヴァシュドール・福永助手「トレセンにいるときと変わりない気配。小回り特有のペースで内の窮屈なところに押し込まれてしまわないように、うまく立ち回ることができれば」
◆サトノセシル・堀師「相手よりも、自分の課題が先。レースまでに心身のバランスを取っていきます」
◆シゲルピンクダイヤ・上浜助手「滞在は初めてですが調子は良さそう。小回りがどうかですが、スタートは速いし、最近はゲートも大丈夫」
◆シャムロックヒル・稲葉助手「すごく良かった前走の状態を維持している。去年の今頃と比べても、精神的に大人になっています」
◆テルツェット・和田郎師「新馬戦以来の1800メートルですが、行きたがる面もないので大丈夫。楽しみにしています」
◆ドナアトラエンテ・国枝師「近走はスタートから流れに乗れている。時間はかかったがようやく軌道に乗ってきた」
◆フェアリーポルカ・菊本助手「前走から大きくは変わっていないけど、体は絞れてきました。コーナー4つの1800メートルで結果が出ているし、芝の方がいいかな」
◆マイエンフェルト・川又騎手「馬を怖がったりしていたのが気にしなくなって、徐々に成長しています。落ち着きもあるし、いい調整ができています」
◆マジックキャッスル・国枝師「競馬がしやすい馬で最後は確実に伸びてくる。不利なくスムーズに乗ってくれば」
◆ローザノワール・国分恭騎手「疲れもなく順調ですし、変わりなくきています。芝がどうかですが、スタートを決めてハナに行くだけです」
★クイーンSの出馬表はこちら 調教タイムも掲載
2011年以降(2011~2012年・2014~2020年は札幌、2013年は函館で施行)の1~3着延べ30頭の馬齢を確認すると、3歳から6歳の範囲で収まっている。その一方、4歳以上の2着連対圏入りは芝1800~2000mの勝利経験、もしくは芝1800~2000mの重賞で2着歴があった馬に限られる。その点には注意したい。
(減点対象馬)
①クラヴァシュドール ④ローザノワール
2011年以降、前走・6着以下敗退から巻き返しに成功(3着以内)した馬は16頭。ただし、近3走内に芝の重賞で4着以内歴があった馬を除くと、前走で芝のG2以下戦に出走し、6着以下かつ1秒0以上の敗退を喫していた馬が2着連対圏に入ったケースは皆無。頭に入れておきたい傾向だ。
(減点対象馬)
⑧ウインマイティー
2011年以降の1~3着延べ30頭の前走・4角通過順位を検証すると、1番手や10番手以降だった馬の2着連対圏入りは2頭のみ。両馬とも前走でG1戦に出走していた。前走がG2より下のクラス、なおかつ当時の4角通過順位が1番手もしくは10番手以降だった馬は強調しづらい。
(減点対象馬)
④ローザノワール ⑩サトノセシル ⑪シャムロックヒル
前走の馬体重(前走が未計量の場合は2走前)については、400キロ超かつ500キロ以下がひとつの目安。2011年以降の3着以内全馬がこの条件を満たしていた。
(減点対象馬)
③フェアリーポルカ
2011年以降の1~3着馬30頭は、例外なく重賞またはオープン特別の出走歴があった。条件クラス以下の競走しか経験がない馬は過信禁物とみるべきだろう。
(減点対象馬)
②イカット ⑦マイエンフェルト ⑩サトノセシル
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例年クイーンSが行われている札幌芝1800m(今年は函館芝1800m)は、フルゲートが14頭に設定されていることもあり、指数下位の好走がほとんど見られない。過去5年の3着以内馬15頭のうち二桁順位は2017年3着のダンツキャンサー(10位)のみ。よって、指数上位を中心に馬券を組み立てるスタンスで問題ない。無理な穴狙いは避けるべきである。
一方、上位は毎年混戦模様で、1位の連対例はなく、2018年のソウルスターリングが唯一3着に入っただけ。そういった過去の傾向からは過信は禁物といえるのだが、今年の上位勢は非常にレベルが高く、このレースではめったにお目にかかれないU指数98以上が2頭もいる(過去5年間で98以上の評価を得ていたのは1頭のみ)。さすがに、1位の⑨テルツェット(98.5)と2位の⑥マジックキャッスル(98.2)の2頭を軽く扱うわけにはいかないだろう。
それ以外では、川田騎手の継続騎乗で陣営の期待度の高さが感じられる5位の⑤ドナアトラエンテ(94.6)と、前走の当該コース勝ちを含め、函館を3戦2勝と得意にしている7位の②イカット(93.2)に警戒したい。
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今年は東京オリンピックの開催に伴う開催日割の変更があり、クイーンSは札幌芝1800mから函館芝1800mに舞台を移して施行される。なお、札幌競馬場のスタンド改修工事に伴い、2013年にも当該コースにて代替開催されているため、今年は2013年の結果に重きを置いて考えてみたい。
その2013年のクイーンSは1番人気に応えるかたちでアイムユアーズが別場所での2連覇を達成。一方で、8頭立ての少頭数ながら2着には最低人気のスピードリッパーが入線する小波乱の結果となっていた。アイムユアーズ、スピードリッパー、どちらもファルブラヴ産駒であったことは、シンプルながらも軽視できない血統傾向と言えるだろう。
マジックキャッスルは、父ディープインパクト×母ソーマジック(母の父シンボリクリスエス)。本馬は2代母スーアがファルブラヴと同じFairy King産駒であることを強調しやすく、母系由来と思えるピッチの利いた走りから函館の小回りコースにも良いイメージを描ける。現に内回りコースでは紫苑S、秋華賞、ともに勝ち馬から0秒2差。どちらも本質的には得意としない稍重馬場で好走していたことも評価すべきだろう。やや勝ち味に遅い一方で、相手なりに走れる強みがあるファミリーなので、やはり大崩れは考えにくい。
フェアリーポルカは、父ルーラーシップ×母フェアリーダンス(母の父アグネスタキオン)。00年クイーンSの勝ち馬トゥザヴィクトリーの姪にあたる血統で、同じく17年2着のトーセンビクトリーは従姉。また、本馬の父ルーラーシップはアイムユアーズの母セシルブルースの従弟にあたり、どちらもKingmamboの直系という共通点も持つ。近走はダート、不得手な滑る芝と度外視できる部分が多く、もとより洋芝や小回りをこなせる下地はあるだけに、人気薄に甘んずるのであれば穴馬として一考の価値がありそうだ。
サトノセシルは、父Frankel×母Dupe(母の父Observatory)。本馬はSadler's Wellsの直系となるが、2013年の代替開催時に種牡馬としてワンツー決着を果たしたファルブラヴはSadler's Wellsの全弟にあたるFairy Kingの産駒。また、2013年の結果を重視するのであれば、非サンデーサイレンス系であること自体もアドバンテージとなるだろう。2勝クラスを勝ったばかりの身ではあるものの、前走洞爺湖特別の勝ち時計は今年の函館芝1800mで最速。コース実績と勢いを強みにどこまで食い下がれるか注目したい。
編集部(以下、編) 日曜日に組まれている重賞はひとつ。函館11RのクイーンSです。
新良(以下、新) 近走の勢い的にはマジックキャッスルが上位ですが、まだ底を見せていない馬や、重賞実績のあるくせ者もいますので、すんなり決まらない可能性は十分です。
編 ズバリ、狙ってみたい乗り替わりはありますか?
新 あります!
編 では、早速その答えを教えてください。
新 私が注目しているのは、和田竜二騎手から三浦皇成騎手に乗り替わる③フェアリーポルカです。
編 和田騎手は10戦連続この馬に騎乗してきましたが、ついに乗り替わりになりましたね。
新 おそらく、お手馬のシゲルピンクダイヤとかち合ったからで、戦略的な乗り替わりではないでしょう。
編 となると、フェアリーポルカは和田騎手に選ばれなかった可能性もあるわけで、果たして期待していいものかと……。
新 そこは心配には及びません。三浦騎手なら期待できます。
編 その根拠をお聞かせください。
新 三浦騎手はデビュー初年度に函館2歳Sを勝つなど、夏はずっと北海道で騎乗してきましたが、2016年に札幌で落馬があった影響もあり、近年の夏は新潟に拠点を移していました。今回は2018年以来、3年ぶりに函館競馬場での騎乗となります。
編 かつての主戦場に戻って、経験が活きるということでしょうか?
新 はい。もともと函館は得意にしていた競馬場ですし、乗り方は熟知していると思います。ちなみに、2018年に函館芝1800mで騎乗した際は、1勝、2着1回、着外1回と結果を残していました。
編 このコースに対して、良いイメージを持っていそうですね。
新 そう考えていいと思います。
編 三浦騎手については、心配なさそうですね。
新 フェアリーポルカとは3歳秋の紫苑Sと秋華賞でコンビを組んだ経験がありますので、しっかりコンタクトをとってくれるでしょう。
編 馬のほうの評価はいかがでしょうか? ここ2戦は交流重賞でダートを使われていますが……。
新 いずれも4番人気4着と、可もなく不可もなしの成績。お世辞にもダート適性が高いとはいえませんし、過去の戦績を振り返るに、芝の千八がベストであることは間違いありません。
編 変わり身が見込める今回の舞台なら、このメンバーに入ってもやれると評価しているわけですね。
新 はい。札幌で行われた昨年のこのレースでは2番人気6着と人気を裏切ってしまいましたが、今年は函館。違ったパフォーマンスを見せてくれるかもしれません。やはり、千八の実績は文句なしですから。
編 あとは三浦騎手がどう乗るか、ですね。
新 このコースで後ろから行ったら届かないことは三浦騎手もわかっていて、先行する戦法で好結果を出しています。おそらく、好スタートを決めて前目のポジションをとろうと考えているはずですので、そのイメージ通りの競馬をしてほしいです。
編 理想的な展開になることに期待しましょう!
1999年までは3歳牝馬限定の秋華賞(エリザベス女王杯)のトライアル競走だったが、2000年からは舞台を中山から札幌に移して古馬にも門戸を開放。秋の中距離G1を目指す強豪牝馬が集うレースへと様変わりした。リピーターが強く、第51~52回(2003~2004年)をオースミハルカが、第60~61回(2012~2013年)をアイムユアーズが、それぞれ連覇している。3歳馬が古馬と互角の戦いを繰り広げており、第58~60回(2010~2012年)は、アプリコットフィズ、アヴェンチュラ、アイムユアーズと3歳馬が3連勝。第65回(2017年)は同年のNHKマイルカップの覇者アエロリットが貫禄勝ちを収めた。
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