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ラジオNIKKEI賞の歴史と概要
2015年の優勝馬アンビシャス
かつてはダービー優勝馬が出走できないこともあって「残念ダービー」の俗称で呼ばれ、ダービーで敗れた馬やダービーに間に合わなかった馬が多く出走することで知られるレース。グレード制導入初年度の第33回（1984年）は、のちに宝塚記念馬となるスズパレードが勝利。第40回（1991年）は大逃げの個性派として人気を集めたツインターボがお得意のスタイルで初重賞制覇を達成した。第41回（1992年）の勝者シンコウラブリイは翌年のマイルチャンピオンシップを戴冠。ほか、第43回（1994年）のヤシマソブリン、第56回（2007年）のロックドゥカンブ、第64回（2015年）のアンビシャスなど、G1戦線の脇を固めるバイプレイヤーたちを送り出している。
歴代優勝馬
1986年以降の優勝馬を掲載しています。優勝馬の馬齢は2000年以前も現行表記と統一しています。
| 回数 | 開催日 | 優勝馬 | 性齢 | 勝ち タイム |
騎手 | 調教師 | レース 結果 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第72回 |
2023年7月2日 福島 芝1800m |
 |
エルトンバローズ | 牡3 | 1:46.9 | 西村淳也 | 栗 | 杉山晴紀 | 全着順を 見る |
| 第71回 |
2022年7月3日 福島 芝1800m |
 |
フェーングロッテン | 牡3 | 1:46.7 | 松若風馬 | 栗 | 宮本博 | 全着順を 見る |
| 第70回 |
2021年7月4日 福島 芝1800m |
 |
ヴァイスメテオール | 牡3 | 1:48.0 | 丸山元気 | 美 | 木村哲也 | 全着順を 見る |
| 第69回 |
2020年7月5日 福島 芝1800m |
 |
バビット | 牡3 | 1:47.3 | 内田博幸 | 栗 | 浜田多実 | 全着順を 見る |
| 第68回 |
2019年6月30日 福島 芝1800m |
 |
ブレイキングドーン | 牡3 | 1:49.8 | 田辺裕信 | 栗 | 中竹和也 | 全着順を 見る |
| 第67回 |
2018年7月1日 福島 芝1800m |
 |
メイショウテッコン | 牡3 | 1:46.1 | 松山弘平 | 栗 | 高橋義忠 | 全着順を 見る |
| 第66回 |
2017年7月2日 福島 芝1800m |
 |
セダブリランテス | 牡3 | 1:46.6 | 石川裕紀人 | 美 | 手塚貴久 | 全着順を 見る |
| 第65回 |
2016年7月3日 福島 芝1800m |
 |
ゼーヴィント | 牡3 | 1:47.0 | 戸崎圭太 | 美 | 木村哲也 | 全着順を 見る |
| 第64回 |
2015年7月5日 福島 芝1800m |
 |
アンビシャス | 牡3 | 1:46.4 | Ｃ．ルメール | 栗 | 音無秀孝 | 全着順を 見る |
| 第63回 |
2014年7月6日 福島 芝1800m |
 |
ウインマーレライ | 牡3 | 1:45.9 | 松岡正海 | 美 | 高木登 | 全着順を 見る |
| 第62回 |
2013年6月30日 福島 芝1800m |
 |
ケイアイチョウサン | 牡3 | 1:47.9 | 横山典弘 | 美 | 小笠倫弘 | 全着順を 見る |
| 第61回 |
2012年7月1日 福島 芝1800m |
 |
ファイナルフォーム | 牡3 | 1:47.9 | 戸崎圭太 | 美 | 堀宣行 | 全着順を 見る |
| 第60回 |
2011年7月3日 中山 芝1800m |
 |
フレールジャック | 牡3 | 1:46.9 | 福永祐一 | 栗 | 友道康夫 | 全着順を 見る |
| 第59回 |
2010年7月4日 福島 芝1800m |
 |
アロマカフェ | 牡3 | 1:47.3 | 柴田善臣 | 美 | 小島太 | 全着順を 見る |
| 第58回 |
2009年7月5日 福島 芝1800m |
|
ストロングガルーダ | 牡3 | 1:48.3 | 蛯名正義 | 美 | 久保田貴 | 全着順を 見る |
| 第57回 |
2008年7月6日 福島 芝1800m |
|
レオマイスター | 牡3 | 1:46.8 | 内田博幸 | 美 | 古賀慎明 | 全着順を 見る |
| 第56回 |
2007年7月1日 福島 芝1800m |
|
ロックドゥカンブ | 牡3 | 1:47.7 | 柴山雄一 | 美 | 堀宣行 | 全着順を 見る |
| 第55回 |
2006年7月2日 福島 芝1800m |
|
タマモサポート | 牡3 | 1:50.5 | 津村明秀 | 栗 | 藤岡健一 | 全着順を 見る |
| 第54回 |
2005年7月3日 福島 芝1800m |
|
コンラッド | 牡3 | 1:47.2 | 横山典弘 | 美 | 手塚貴久 | 全着順を 見る |
| 第53回 |
2004年7月4日 福島 芝1800m |
|
ケイアイガード | 牡3 | 1:47.1 | 松永幹夫 | 栗 | 古川平 | 全着順を 見る |
| 第52回 |
2003年7月6日 福島 芝1800m |
|
ヴィータローザ | 牡3 | 1:48.4 | 蛯名正義 | 栗 | 橋口弘次 | 全着順を 見る |
| 第51回 |
2002年6月30日 福島 芝1800m |
|
カッツミー | 牡3 | 1:48.3 | 内田利雄 | 美 | 南田美知 | 全着順を 見る |
| 第50回 |
2001年7月1日 福島 芝1800m |
|
トラストファイヤー | 牡3 | 1:49.4 | 田中勝春 | 美 | 河野通文 | 全着順を 見る |
| 第49回 |
2000年7月2日 東京 芝1800m |
|
ルネッサンス | 牡3 | 1:49.4 | 大西直宏 | 美 | 高橋裕 | 全着順を 見る |
| 第48回 |
1999年7月4日 福島 芝1800m |
|
シルクガーディアン | 牡3 | 1:50.1 | 柴田善臣 | 美 | 矢野進 | 全着順を 見る |
| 第47回 |
1998年7月5日 福島 芝1800m |
|
ビワタケヒデ | 牡3 | 1:45.6 | 藤田伸二 | 栗 | 松田博資 | 全着順を 見る |
| 第46回 |
1997年6月29日 福島 芝1800m |
|
エアガッツ | 牡3 | 1:50.3 | 柴田大知 | 美 | 栗田博憲 | 全着順を 見る |
| 第45回 |
1996年6月30日 中山 芝1800m |
|
ビッグバイアモン | 牡3 | 1:46.0 | 蛯名正義 | 栗 | 中尾正 | 全着順を 見る |
| 第44回 |
1995年7月2日 福島 芝1800m |
|
プレストシンボリ | 牡3 | 1:48.9 | 岡部幸雄 | 美 | 藤沢和雄 | 全着順を 見る |
| 第43回 |
1994年7月3日 福島 芝1800m |
|
ヤシマソブリン | 牡3 | 1:49.1 | 坂井千明 | 美 | 松山康久 | 全着順を 見る |
|
1993年7月4日 福島 芝1800m |
|
エーピーグランプリ | 牡3 | 1:48.1 | 江田照男 | 栗 | 武田博 | 全着順を 見る |
| 第41回 |
1992年7月5日 福島 芝1800m |
|
シンコウラブリイ | 牝3 | 1:48.6 | 坂本勝美 | 美 | 藤沢和雄 | 全着順を 見る |
| 第40回 |
1991年6月30日 福島 芝1800m |
|
ツインターボ | 牡3 | 1:48.5 | 大崎昭一 | 美 | 笹倉武久 | 全着順を 見る |
| 第39回 |
1990年7月1日 福島 芝1800m |
|
ツルマイアスワン | 牡3 | 1:47.8 | 大崎昭一 | 美 | 柴田寛 | 全着順を 見る |
| 第38回 |
1989年7月2日 新潟 芝1800m |
|
ダイワゲーリック | 牡3 | 1:48.2 | 増沢末夫 | 美 | 尾形盛次 | 全着順を 見る |
| 第37回 |
1988年7月3日 福島 芝1800m |
|
タカラフラッシュ | 牡3 | 1:49.8 | 佐藤吉勝 | 美 | 坂本栄三 | 全着順を 見る |
| 第36回 |
1987年7月5日 福島 芝1800m |
|
レオテンザン | 牡3 | 1:48.8 | 田村正光 | 美 | 吉野勇 | 全着順を 見る |
| 第35回 |
1986年6月22日 福島 芝1800m |
|
ダイナコスモス | 牡3 | 1:47.8 | 岡部幸雄 | 美 | 沢峰次 | 全着順を 見る |
歴史と位置付け
1952年に「中山4歳ステークス」の名称でレース創設。当初は皐月賞の前哨戦として4月の中山芝1800mで行われていたが、第3回から原則6月開催となり、東京芝1800m施行の年を挟みながら、1979年に現行の福島芝1800m施行に固定された。競走名は1959年に「日本短波賞中山4歳ステークス」、1961年に「日本短波賞」、1979年に「ラジオたんぱ賞」と変遷。2006年に別定戦からハンデ戦になるとともに「ラジオNIKKEI賞」に改称された。グレード制導入時の1984年にG3に格付け。七夕賞とともに、夏の福島開催の名物重賞として親しまれている
開催時期
第1～2回は4月上旬、第3～35回は原則6月中旬～下旬（一部例外あり）、第36回以降は7月上旬（一部、6月最終週）に開催。
競走条件
近1年以内に出走歴のある3歳馬が出走可能（ただし、未出走馬・未勝利馬は出走不可）。負担重量規定は、第1回ならびに第3～54回が別定、第2回が定量、第55回以降がハンデキャップ。コースは第1～27回が中山芝1800mか東京芝1800mのいずれか（第3回のみ中山芝2000m）、第28回以降が福島芝1800m（一部、新潟、中山、東京で代替開催）。混合指定が外される年もあり、外国産馬が出走できない期間もあったが、2005年以降は出走可能。地方競馬所属馬は1997年から、外国調教馬は2009年から、それぞれ出走可能となった。
年表
| 1952年 | 「中山4歳ステークス」の競走名でレース創設。中山芝1800mで第１回施行 |
|---|---|
| 1955年 | 日本ダービー優勝馬の出走が不可に |
| 1959年 | 競走名を「日本短波賞中山4歳ステークス」に変更 |
| 1961年 | 競走名を「日本短波賞」に変更 |
| 1968年 | 日本ダービー優勝馬の出走が可能に |
| 1979年 | 競走名を「ラジオたんぱ賞」に変更するとともに、舞台を福島に移設 |
| 1984年 | グレード制導入。G3に格付け |
| 1997年 | 指定交流競走となり地方競馬所属馬の出走が可能に |
| 2005年 | 混合指定が何度か外されたのちに再度混合指定され外国産馬の出走が可能に |
| 2006年 | 競走名を「ラジオNIKKEI賞」に変更。負担重量規定を別定からハンデキャップに変更 |
| 2009年 | 国際競走となり外国調教馬の出走が可能に |
| 2010年 | サマージョッキーズシリーズの対象競走に |
| 2014年 | サマージョッキーズシリーズの対象競走から除外 |
| 2020年 | COVID-19の流行により無観客競馬として開催 |
| 2021年 | 福島県沖地震の影響により無観客競馬として開催 |
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