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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 2 | 牝4 | 54.0 | 松山弘平 | 栗 吉田直弘 | 424(-2) | 1.57.4 | 5.0 | 2 | 34.6 | ⑤④③② | |||
2 | 6 | 12 | セ6 | 56.5 | C.ホー | 栗 斉藤崇史 | 462(-14) | 1.58.2 | 5 | 32.0 | 10 | 35.0 | ⑪⑪⑪⑨ | ||
3 | 2 | 4 | 牝4 | 54.0 | 福永祐一 | 栗 斉藤崇史 | 458(+6) | 1.58.2 | ハナ | 3.2 | 1 | 35.0 | ⑨⑨⑪⑨ | ||
4 | 7 | 14 | 牡6 | 57.0 | 団野大成 | 栗 池添学 | 484(+2) | 1.58.6 | 2 1/2 | 13.7 | 6 | 35.1 | ⑭⑬⑭⑫ | ||
5 | 4 | 7 | 牡3 | 53.0 | 松本大輝 | 栗 奥村豊 | 458(-2) | 1.58.7 | クビ | 8.5 | 4 | 35.6 | ⑤⑥⑧⑤ | ||
6 | 2 | 3 | 牝5 | 51.0 | 横山典弘 | 栗 鈴木孝志 | 456(-2) | 1.58.7 | アタマ | 6.0 | 3 | 35.7 | ⑤④⑥⑧ | ||
7 | 5 | 10 | 牡8 | 57.5 | 今村聖奈 | 栗 中竹和也 | 478(0) | 1.58.7 | クビ | 15.7 | 8 | 35.3 | ⑮⑮⑭⑨ | ||
8 | 1 | 1 | 牡6 | 54.0 | 中井裕二 | 栗 川村禎彦 | 442(-4) | 1.58.8 | クビ | 109.9 | 15 | 35.7 | ⑨⑧⑧④ | ||
9 | 8 | 16 | セ6 | 56.0 | 藤岡康太 | 美 小手川準 | 476(+4) | 1.59.1 | 1 1/2 | 15.2 | 7 | 36.0 | ⑧⑨⑧⑫ | ||
10 | 3 | 5 | 牡7 | 56.0 | 幸英明 | 栗 渡辺薫彦 | 484(-6) | 1.59.6 | 3 | 36.6 | 11 | 36.8 | ⑬⑭③③ | ||
11 | 3 | 6 | 牡6 | 56.0 | 北村友一 | 栗 鮫島一歩 | 488(+4) | 1.59.7 | 1/2 | 10.2 | 5 | 36.9 | ②③③⑤ | ||
12 | 6 | 11 | 牡6 | 57.0 | 松若風馬 | 栗 松下武士 | 452(0) | 1.59.7 | アタマ | 50.4 | 12 | 37.0 | ②②②⑤ | ||
13 | 7 | 13 | 牡5 | 55.0 | 荻野極 | 栗 荒川義之 | 504(+8) | 2.00.2 | 3 | 78.0 | 13 | 37.0 | ⑪⑪⑪⑭ | ||
14 | 5 | 9 | 牡6 | 56.0 | 西村淳也 | 栗 中尾秀正 | 498(-4) | 2.00.2 | アタマ | 19.8 | 9 | 37.8 | ①①①① | ||
15 | 8 | 15 | セ7 | 54.0 | 川須栄彦 | 栗 渡辺薫彦 | 474(-2) | 2.00.5 | 1 1/2 | 90.1 | 14 | 37.6 | ④⑥⑥⑭ | ||
取消 | 4 | 8 | 牡5 | 53.0 | 高倉稜 | 栗 矢作芳人 | -- | -- | -- | -- |
ラップタイム | 12.4 - 11.0 - 11.3 - 12.2 - 12.0 - 11.8 - 11.7 - 11.7 - 11.6 - 11.7 |
---|---|
前半 | 12.4 - 23.4 - 34.7 - 46.9 - 58.9 |
後半 | 58.5 - 46.7 - 35.0 - 23.3 - 11.7 |
■払戻金
単勝 | 2 | 500円 | 2番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 2 | 170円 | 2番人気 |
12 | 670円 | 11番人気 | |
4 | 140円 | 1番人気 | |
枠連 | 1-6 | 4,200円 | 16番人気 |
馬連 | 2-12 | 8,140円 | 27番人気 |
ワイド | 2-12 | 2,480円 | 31番人気 |
---|---|---|---|
2-4 | 340円 | 1番人気 | |
4-12 | 2,020円 | 26番人気 | |
馬単 | 2-12 | 13,320円 | 47番人気 |
3連複 | 2-4-12 | 6,690円 | 19番人気 |
3連単 | 2-12-4 | 49,140円 | 149番人気 |
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4回小倉開催開幕週の芝はAコースを使用。木曜日と金曜日に少量の雨を記録したが、馬場に影響を及ぼすほどではなく、土曜日の芝コースは終日良馬場(JRA発表)でレースが行われた。
ちなみに3回開催を終えたあと、今開催が始まるまでのインターバルの間に、凹凸の補正だけでなく、エアレーションも施している。作業の効果もあって、前開催における最終日朝のJRA測定クッション値が9.6(やや標準)だったのに対し、土曜日朝のJRA測定クッション値は9.5。中2週の間隔をとった割に、馬場は硬い方向に推移していない。その点は頭に入れておいたほうがいいだろう。
土曜日の芝平地競走における勝ち馬の最終4角通過順位は1、1、2、3、4、6番手。一見すると前で運んだ馬が優位のように思えるが、中団に位置した馬たちもそれなりに脚を伸ばしている。流れや立ち回り次第で差し馬も間に合う馬場とみて差し支えない。
事実、勝ち馬6頭の上がり3ハロン順位はいずれも4位以内で、3着以内馬18頭中17頭が該当。また、上がり3ハロン最速馬(タイを含む)も【4.1.0.2】と勢力を強めている。そのあたりを踏まえれば前有利と決め付けるのは早計。メンバー上位の上がりを出せる馬が優位という捉え方が、もっとも適切のように思える。
日曜日開催中の降水確率は20%前後(14日8時の時点)。雨が降らず馬場の含水率低下が進めば、内枠勢や経済コースを通る馬の優位性が増す可能性はある。とはいえ、一気に状況が逆戻りするとも思えない。従って、無理なく加速可能な位置を確保できそうな馬を上手に狙いたいところだ。
枠順については判断するに悩ましいが、前開催の最終日や前日のレースを見る限り、馬場の3分どころから外寄りを通る馬の伸びが増しつつある。その状況を踏まえると、外めの枠が優位に働くこともおおいにあり得るだろう。従って、6~8枠に対する警戒を強めたほうがいいかもしれない。
血統的には過去5年の小倉記念を参考にすると、サンデーサイレンス系×ノーザンダンサー系の配合(逆を含む)馬や、トニービン内包馬が堅調。これらのパターンに該当する馬で、3着以内15頭中12頭を占めている。条件を満たす馬は今回も要注目といえよう。
今年の出走馬で、血統面と先述した馬場傾向(6~8枠)の要点をともにクリアしているのは、⑫ヒンドゥタイムズ、⑭カテドラル、⑮スーパーフェザー、⑯ヒュミドール。いずれも単勝10倍以上(14日8時の時点)の伏兵で、配当妙味は十分にある。この4頭のうち、最低1頭は馬券に絡むという前提で、フォーメーションを組んでみるのもひとつの手だ。
◆アーデントリー・川村師「前回は勝ちに行く競馬をしすぎた」
◆カデナ・中竹師「頭数が多いぶん、(ペースが)流れてくれれば」
◆ジェラルディーナ・斉藤崇師「落ち着いてきて、ハミ受けも成長している」
◆シフルマン・中尾師「ある程度先行する形になるでしょう」
◆ショウナンバルディ・松下師「前めで流れに乗れれば」
◆スーパーフェザー・渡辺師「距離延長はどうかだが、状態はいい」
◆タガノディアマンテ・野田助手「放牧を挟んでリラックスできた」
◆ダブルシャープ・渡辺師「距離が延びるのはいい。スムーズなら」
◆ヒュミドール・小手川師「動きはいいし、昨年よりいい状態」
◆ヒンドゥタイムズ・斉藤崇師「輸送をクリアしてくれれば」
◆ピースオブエイト・奥村豊師「器用なタイプで小倉は心配ない」
◆プリマヴィスタ・安藤助手「右回りがどうか」
◆マリアエレーナ・高島助手「体調に変動がないタイプ」
◆ムジカ・鈴木孝師「一瞬しか脚を使えないから、小倉は合う」
◆モズナガレボシ・佐藤助手「時計が少しでもかかってくれれば」
2012年以降の1~3着馬延べ30頭の馬齢を確認すると、3歳から7歳までの範囲。その一方、6~7歳の2着連対圏入りは、小倉記念と同距離の芝2000m重賞で2着以内の連対経験があった馬に限られる。覚えておきたいポイントだ。
(減点対象馬)
①アーデントリー ⑤ダブルシャープ ⑥タガノディアマンテ ⑨シフルマン ⑩カデナ ⑫ヒンドゥタイムズ ⑭カテドラル ⑮スーパーフェザー
2012年以降の性別成績は、牡・せん馬【10.9.9.91】、牝馬【0.1.1.10】。好走(3着以内)率の面で大きな開きはない。ただし、2着連対圏に入った牝馬には、牡牝混合重賞での優勝経験があった。牡馬混合重賞で勝ち鞍のない牝馬は劣勢の傾向にある。
(減点対象馬)
②マリアエレーナ ③ムジカ ④ジェラルディーナ
2012年以降の負担重量別成績を確認すると、51キロ以下の馬はすべて4着以下に敗れている。ハンデキャッパーの評価が低い馬の深追いは危険と言わざるを得ない。
(減点対象馬)
③ムジカ
2012年以降、近2走とも同年6月以降のレースで複勝圏外に敗れていた馬が、小倉記念で2着連対圏入りしたケースはゼロ。今夏のレースで苦戦続きの馬は疑ってかかるべきだろう。
(減点対象馬)
①アーデントリー ⑪ショウナンバルディ ⑬モズナガレボシ ⑮スーパーフェザー
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2017年2着のサンマルティン(13位、2番人気)、2020年1着のアールスター(11位、10番人気)のように時にU指数二桁順位が激走を見せるが、総じて見れば上位勢が安定しており、直近4年は連続して3位以内の馬のいずれかが2着連対を果たしている。低指数馬はいっさい無視するわけにはいかないものの、基本的に軽視の姿勢で問題ない。素直に指数順位を重んじて評価を下すべきレースである。
まず注目すべきは、小倉芝2戦2勝の実績を誇る2位④ジェラルディーナ(97.2)。重賞タイトルは獲得していないが、近走内容からもそれは時間の問題に映る。超の付く良血馬が得意舞台で弾ける可能性はおおいにあるだろう。
次いでマークしたいのは、当該コース1戦1勝と、こちらも適性が高そうな4位タイ②マリアエレーナ(96.9)。前走のマーメイドS2着時から斤量が1キロ軽くなる点もプラス材料だ。
以下、今村騎手との2回目のコンビで前進に期待できる1位⑩カデナ(98.3)と、久々ながらも実績的に軽視するのは怖い3位⑫ヒンドゥタイムズ(97.1)を押さえておきたい。
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昨年は6番人気モズナガレボシが重賞初制覇を飾り、その父グランプリボスも種牡馬としてJRA重賞初制覇を達成。2着にはオルフェーヴル産駒の5番人気ヒュミドール、3着にはディープインパクト産駒の8番人気スーパーフェザーが入線し、9頭立ての少頭数ながらハンデ戦らしい波乱の決着となった。
総じて瞬発力勝負では分が悪いタイプが好走しやすく、「小倉記念といえばトニービン」と昔から格言のように言われてきたのも、小回りコースでロングスパート勝負になりやすいことに起因するだろう。同様にLyphardやNijinskyといった持続力や粘り強さを強調できる血脈も評価しやすい。ほか、21年1着モズナガレボシ、21年3着スーパーフェザー、20年3着アウトライアーズ、19年2着カデナ、17年1着タツゴウゲキなど、近年はヴアイスリーガル&Vice Regent全兄弟の血を引く馬も上位を賑わす。
プリマヴィスタは、父ハーツクライ×母サンヴァンサン(母の父クロフネ)。同産駒は13年1着&14年3着とメイショナルトがリピート好走するほか、18年にはサトノクロニクルが2着。本馬は昨年の勝ち馬と母の父が共通するだけでなく、トニービン、Lyphard、Nijinskyと相性のいい血脈を満遍なく抑えた血統構成が目に留まる。芝2200mのJRAレコードを更新した22年三方ヶ原Sの内容からも高速馬場の持続力勝負は望むところだろう。
ジェラルディーナは、父モーリス×母ジェンティルドンナ(母の父ディープインパクト)。母は牝馬三冠、史上初のジャパンカップ2連覇などG1を7勝した女傑。本馬は昨年の7~10月に1勝クラス、2勝クラス、3勝クラスと3連勝し、そのうち2勝を小倉競馬場で挙げた相性のよさがある。Lyphardを3本引く血統構成も興味深く、器用に立ち回れる機動力、一瞬でトップスピードにまでギアを上げられる脚力は、やはり小回りでこそ活きるはず。
カテドラルは、父ハーツクライ×母アビラ(母の父ロックオブジブラルタル)。21年が6番人気2着、22年が10番人気2着と小倉競馬場で代替開催された中京記念でリピート好走。血統傾向からも父を介してトニービンとLyphardの血を引くことを強調できるだろう。全4勝を7~9月に挙げている夏馬でもあり、野芝限定コースも「3-2-0-0」と底を見せていない。前走も2着まで追い上げた脚力は瞠目に値するもので、差しが活きる展開になれば。
編集部(以下、編) 今週は3週間ぶりの3場開催で、小倉で小倉記念、新潟で関屋記念が行われます。
新良(以下、新) いずれも半数以上が乗り替わりですので、予想のしがいがありますね。
編 それは楽しみです。最終的にどちらのレースを選びましたか?
新 小倉記念のほうをチョイスしました。関屋記念は今週から復帰したルメール騎手がスカイグルーヴに継続騎乗し、川田将雅騎手もダノンザキッドに継続騎乗します。関屋記念のほうはこのツートップのジョッキーが有力馬と引き続きコンビを組みますので、堅く収まりそうな雰囲気がありますからね。
編 それならば、波乱含みの小倉記念のほうを狙ってみたほうが面白みがあると?
新 そういうことです。こちらのほうが、妙味のある乗り替わりがあると判断しました。
編 では、新良さんの結論をお聞かせください。
新 狙ってみたいのは、M.デムーロ騎手から藤岡康太騎手に乗り替わる⑯ヒュミドールです。
編 昨年のこのレースの2着馬ですね。そのときは幸英明騎手でしたが、今回の藤岡康騎手はテン乗り。なにが推し材料になりますか?
新 なにより藤岡康騎手のコース実績です。小倉芝2000mでは2019年以降、全騎手のなかで勝利数トップに立っています。
編 小倉巧者のジョッキーは何人か名前が挙がりますが、このコースでは藤岡康騎手がナンバーワンなんですね。
新 勝率は16.9%とハイアベレージで、単勝回収率も199%という素晴らしい数字を記録しています。
編 人気薄をけっこう勝たせているということですかね。
新 その通りです。人気馬に乗るケースが少ないなかで、この成績は特筆に値します。
編 このコースの乗り方を熟知しているというわけですね。
新 はい。大外枠を引きましたが、内を見ながらロスのない立ち回りをしてくれるでしょう。
編 馬のほうは、昨年の2着馬ですので適性は問題ないと思います。今年は相手関係的にいかがでしょうか?
新 力量的に抜けた馬はいませんので、互角以上に戦えるとみています。56キロも背負い慣れていますしね。心配はしていません。
編 鞍上込みでみれば、上位にランクできると評価しているわけですね。
新 やっぱり鞍上は大きいですよね。このコース、実は幸騎手はあまり得意にしていないのですが、それでも昨年は2着に来ているわけですから、馬の舞台適性はかなり高いはず。藤岡康騎手なら昨年以上があっても不思議はないでしょう。
編 それ以外にプラス材料はありますか?
新 レースの質が、この馬に向きそうな点です。小倉記念は、どんなメンバー構成になっても、ある程度のペースで流れて消耗戦になりやすいのが特徴。けっこうスタミナが問われるんですよ。
編 それがヒュミドールに合っていると?
新 そういうことです。もともとはステイヤーズSやダイヤモンドSで掲示板に載っていたように、スタミナ勝負は歓迎のクチ。今年もタフなレースになれば、上位争いに台頭してくるはずです。
編 人馬ともに好走条件は揃いましたね。
新 あとは馬券に絡んでもらうだけ。アタマまで突き抜けてくれることに期待したいです。
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