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オールカマー G2

日程:2021年9月26日()15:45 中山/芝2200m

オールカマーデータ分析

コース図中山芝2200m

ビッグレースを目標とするG1級の有力馬が多く出走するレースで、前走のレースの格が結果に反映されやすい。近年はその傾向が特に顕著で、2008年以降の連対馬26頭中15頭を前走G1組が占めている。なかでも、宝塚記念9着以内からの臨戦馬は、4勝を含む8連対という高値安定の成績だ。加えて、連対馬26頭のうち25頭に重賞連対実績があった。重賞実績のない馬は、よほどのコース巧者でなければ勝ち負け争いに加われない。レースが行われる中山芝2200mは外回りコースを使用。瞬発力よりも持続力に長けた馬が幅を利かせやすい形態である。(各種データ、原稿は本年のレース発走前のものとなります)

【人気】
2008年以降、1番人気は【4.4.1.4】と、安定した成績を残している。2番人気も【2.2.3.6】というマズマズの成績で、両者がそろって馬券圏外に敗れたのは2019年の一度しかない。ただし、1~2番人気のワンツー決着はゼロなので、そのあたりには注意が必要だ。注目すべきは5~9番人気の活躍で、毎年のように馬券に絡んでいる。よって、1~2番人気から軸を選び、5~9番人気に流して中穴を狙う作戦が最も効率的と結論付けたい。

◆人気別成績(過去20年)

人気着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1番人気 6-4-1-9 30.0% 50.0% 55.0% 52.5% 69.5%
2番人気 4-4-3-9 20.0% 40.0% 55.0% 97.0% 95.0%
3番人気 2-6-3-9 10.0% 40.0% 55.0% 61.0% 105.0%
4番人気 3-2-0-15 15.0% 25.0% 25.0% 113.0% 66.0%
5番人気 3-1-0-16 15.0% 20.0% 20.0% 121.0% 49.5%
6~9番人気 2-3-12-61 2.6% 6.4% 21.8% 134.2% 81.8%
10番人気以下 0-0-1-74 0.0% 0.0% 1.3% 0.0% 11.3%

◆単勝オッズ別成績(過去20年)

単勝オッズ着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1.9倍以下 3-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0% 140.0% 110.0%
2.0~2.9倍 3-3-0-8 21.4% 42.9% 42.9% 45.0% 53.6%
3.0~4.9倍 3-8-5-7 13.0% 47.8% 69.6% 49.6% 118.3%
5.0~7.9倍 7-3-3-17 23.3% 33.3% 43.3% 155.7% 90.7%
8.0~14.9倍 2-3-2-24 6.5% 16.1% 22.6% 65.5% 61.9%
15.0~19.9倍 0-2-5-17 0.0% 8.3% 29.2% 0.0% 96.3%
20.0~49.9倍 1-1-5-43 2.0% 4.0% 14.0% 76.0% 72.2%
50.0倍以上 1-0-0-77 1.3% 1.3% 1.3% 85.5% 7.3%

◆配当(過去10年)

馬券種最高配当最低配当平均配当
単勝 3,800円 140円 894円
複勝 850円 110円 260円
枠連 4,600円 490円 1,872円
馬連 7,060円 490円 2,451円
ワイド 6,030円 160円 1,108円
馬単 21,420円 690円 5,446円
3連複 56,470円 490円 9,468円
3連単 255,930円 1,640円 48,812円

【脚質】
脚質面は、別表の脚質別成績を見ればわかるように「先行優勢」。複勝率や複勝回収率に大きな差はないが、勝率を比較すると雲泥の差だ。2008年以降、4角10番手以下から馬券絡みを果たした馬はゼロ。信頼度の面でも回収率の面でも、4角5番手以内で回った先行勢が優秀なので、軸馬は必ず、ある程度前のポジションを取れる馬から選ぶようにしたい。

◆脚質別成績(過去20年)

脚質着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
逃げ 3-2-0-16 14.3% 23.8% 23.8% 392.9% 80.5%
先行 12-7-6-49 16.2% 25.7% 33.8% 66.2% 73.8%
差し 4-10-11-60 4.7% 16.5% 29.4% 62.4% 81.2%
追込 1-1-3-68 1.4% 2.7% 6.8% 12.5% 12.1%

【枠順】
枠順別成績を検証する限り、それほど大きな差は見られない。ただし、1~2枠と8枠の勝率が低く、単勝&複勝回収率も低いことを考えると、「極端な枠よりは中枠のほうがベター」と言えるかもしれない。最も期待値が高いのは3~6枠で、おしなべて水準以上の好成績。チョイスに悩んだ場合は中枠を優先したほうが、好結果につながる可能性は高くなるはずだ。

◆枠順別成績(過去20年)

枠順着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1枠 0-5-0-20 0.0% 20.0% 20.0% 0.0% 41.2%
2枠 1-2-4-21 3.6% 10.7% 25.0% 27.1% 58.6%
3枠 3-4-4-18 10.3% 24.1% 37.9% 53.8% 126.2%
4枠 2-2-3-23 6.7% 13.3% 23.3% 252.7% 66.7%
5枠 3-3-5-21 9.4% 18.8% 34.4% 45.9% 70.6%
6枠 4-2-2-24 12.5% 18.8% 25.0% 159.1% 70.9%
7枠 4-0-1-32 10.8% 10.8% 13.5% 19.7% 17.6%
8枠 3-2-1-34 7.5% 12.5% 15.0% 54.3% 35.5%

【血統】
中山芝2200mという舞台も手伝ってか、ヴァイスリージェント系、ヌレイエフ系、ストームバード系など、スタミナとスピードの持続力を兼備したノーザンダンサー系種牡馬を父もしくは母父に持つ馬が強い。ほかでは、パワー&スタミナを兼備したロベルト系種牡馬やグレイソヴリン系種牡馬を父あるいは母父に持つ馬の好走例も多い。父サンデーサイレンス系では、現役時に2400m以上のG1を優勝した種牡馬の活躍が目立つ。なかでも、母父ノーザンダンサー系との相性は抜群で、毎年のように馬券絡みを果たしている。条件を満たす馬の出走があれば、最大級の警戒が必要だ。

◆同コース種牡馬別成績(中山競馬場/芝/2200m/過去5年)集計期間:2016/09/20~2021/09/20

種牡馬着別度数勝率連対率複勝率単勝
回収率
複勝
回収率
1 ディープインパクト 12-18-6-54 13.3% 33.3% 40.0% 84.1% 83.6%
2 ルーラーシップ 8-9-4-26 17.0% 36.2% 44.7% 86.8% 97.2%
3 ステイゴールド 8-4-8-54 10.8% 16.2% 27.0% 76.9% 78.6%
4 ハーツクライ 4-8-10-60 4.9% 14.6% 26.8% 18.5% 84.6%
5 ハービンジャー 4-6-5-50 6.2% 15.4% 23.1% 27.5% 43.5%
6 オルフェーヴル 4-4-4-28 10.0% 20.0% 30.0% 72.5% 99.8%
7 キングカメハメハ 4-2-1-32 10.3% 15.4% 17.9% 33.8% 25.6%
8 エピファネイア 4-1-3-10 22.2% 27.8% 44.4% 136.1% 107.8%
9 マンハッタンカフェ 3-2-1-8 21.4% 35.7% 42.9% 382.1% 115.7%
10 ダイワメジャー 3-0-2-8 23.1% 23.1% 38.5% 110.0% 84.6%

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