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フローラSの歴史と概要
2017年の優勝馬モズカッチャン
本番の優駿牝馬（オークス）より400mより距離が短い東京芝2000mで開催されるトライアルレース。第21回（1986年）のメジロラモーヌ、第22回（1987年）のマックスビューティ、第45回（2010年）のサンテミリオンなど、このレースと本番を連勝した馬は数えるほどしかいないが、2着に以下に敗れた馬も含め、この組からは多くの優駿牝馬（オークス）好走馬が誕生している。第52回（2017年）の勝ち馬モズカッチャンは優駿牝馬（オークス）では惜しくも2着に敗れたが、秋になってさらに力をつけ、古馬初対戦となったエリザベス女王杯を制してG1ホースとなった。
歴代優勝馬
1986年以降の優勝馬を掲載しています。優勝馬の馬齢は2000年以前も現行表記と統一しています。
| 回数 | 開催日 | 優勝馬 | 性齢 | 勝ち タイム |
騎手 | 調教師 | レース 結果 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第58回 |
2023年4月23日 東京 芝2000m |
 |
ゴールデンハインド | 牝3 | 1:58.9 | 菅原明良 | 美 | 武市康男 | 全着順を 見る |
| 第57回 |
2022年4月24日 東京 芝2000m |
 |
エリカヴィータ | 牝3 | 2:00.4 | 田辺裕信 | 美 | 国枝栄 | 全着順を 見る |
| 第56回 |
2021年4月25日 東京 芝2000m |
 |
クールキャット | 牝3 | 1:59.4 | Ｃ．ルメール | 美 | 奥村武 | 全着順を 見る |
| 第55回 |
2020年4月26日 東京 芝2000m |
 |
ウインマリリン | 牝3 | 1:58.7 | 横山武史 | 美 | 手塚貴久 | 全着順を 見る |
| 第54回 |
2019年4月21日 東京 芝2000m |
 |
ウィクトーリア | 牝3 | 1:59.5 | 戸崎圭太 | 美 | 小島茂之 | 全着順を 見る |
| 第53回 |
2018年4月22日 東京 芝2000m |
 |
サトノワルキューレ | 牝3 | 1:59.5 | Ｍ．デムーロ | 栗 | 角居勝彦 | 全着順を 見る |
| 第52回 |
2017年4月23日 東京 芝2000m |
 |
モズカッチャン | 牝3 | 2:01.3 | 和田竜二 | 栗 | 鮫島一歩 | 全着順を 見る |
| 第51回 |
2016年4月24日 東京 芝2000m |
 |
チェッキーノ | 牝3 | 1:59.7 | Ｃ．ルメール | 美 | 藤沢和雄 | 全着順を 見る |
| 第50回 |
2015年4月26日 東京 芝2000m |
 |
シングウィズジョイ | 牝3 | 2:01.8 | 内田博幸 | 栗 | 友道康夫 | 全着順を 見る |
| 第49回 |
2014年4月27日 東京 芝2000m |
 |
サングレアル | 牝3 | 2:00.0 | 岩田康誠 | 栗 | 松田博資 | 全着順を 見る |
| 第48回 |
2013年4月21日 東京 芝2000m |
 |
デニムアンドルビー | 牝3 | 2:03.9 | 内田博幸 | 栗 | 角居勝彦 | 全着順を 見る |
| 第47回 |
2012年4月22日 東京 芝2000m |
 |
ミッドサマーフェア | 牝3 | 2:02.0 | 蛯名正義 | 美 | 小島太 | 全着順を 見る |
| 第46回 |
2011年4月23日 東京 芝2000m |
 |
バウンシーチューン | 牝3 | 2:03.3 | 三浦皇成 | 美 | 田島俊明 | 全着順を 見る |
| 第45回 |
2010年4月25日 東京 芝2000m |
|
サンテミリオン | 牝3 | 2:00.2 | 横山典弘 | 美 | 古賀慎明 | 全着順を 見る |
| 第44回 |
2009年4月26日 東京 芝2000m |
|
ディアジーナ | 牝3 | 2:02.2 | 内田博幸 | 美 | 田村康仁 | 全着順を 見る |
| 第43回 |
2008年4月27日 東京 芝2000m |
|
レッドアゲート | 牝3 | 2:00.5 | 内田博幸 | 美 | 田村康仁 | 全着順を 見る |
| 第42回 |
2007年4月22日 東京 芝2000m |
|
ベッラレイア | 牝3 | 2:00.8 | 秋山真一郎 | 栗 | 平田修 | 全着順を 見る |
| 第41回 |
2006年4月23日 東京 芝2000m |
|
ヤマトマリオン | 牝3 | 2:01.7 | 菊沢隆徳 | 栗 | 安達昭夫 | 全着順を 見る |
| 第40回 |
2005年4月24日 東京 芝2000m |
|
ディアデラノビア | 牝3 | 2:01.8 | 武豊 | 栗 | 角居勝彦 | 全着順を 見る |
| 第39回 |
2004年4月25日 東京 芝2000m |
|
メイショウオスカル | 牝3 | 2:01.1 | 後藤浩輝 | 栗 | 安達昭夫 | 全着順を 見る |
| 第38回 |
2003年4月27日 東京 芝2000m |
|
シンコールビー | 牝3 | 2:00.6 | 郷原洋司 | 栗 | 湯窪幸雄 | 全着順を 見る |
| 第37回 |
2002年4月21日 東京 芝2000m |
|
ニシノハナグルマ | 牝3 | 2:04.0 | 左海誠二 | 美 | 萱野浩二 | 全着順を 見る |
| 第36回 |
2001年4月22日 東京 芝2000m |
|
オイワケヒカリ | 牝3 | 2:01.5 | 小林淳一 | 美 | 柴崎勇 | 全着順を 見る |
| 第35回 |
2000年4月23日 東京 芝2000m |
|
マニックサンデー | 牝3 | 2:02.5 | 小野次郎 | 美 | 中野隆良 | 全着順を 見る |
| 第34回 |
1999年5月1日 東京 芝2000m |
|
スティンガー | 牝3 | 2:01.4 | 岡部幸雄 | 美 | 藤沢和雄 | 全着順を 見る |
| 第33回 |
1998年5月2日 東京 芝2000m |
|
マックスキャンドゥ | 牝3 | 2:00.3 | 蛯名正義 | 栗 | 伊藤雄二 | 全着順を 見る |
| 第32回 |
1997年4月26日 東京 芝2000m |
|
オレンジピール | 牝3 | 2:01.2 | 河内洋 | 栗 | 山内研二 | 全着順を 見る |
| 第31回 |
1996年4月28日 東京 芝2000m |
|
センターライジング | 牝3 | 2:03.4 | 四位洋文 | 栗 | 伊藤雄二 | 全着順を 見る |
| 第30回 |
1995年4月30日 東京 芝2000m |
|
サイレントハピネス | 牝3 | 2:02.6 | 橋本広喜 | 美 | 藤沢和雄 | 全着順を 見る |
| 第29回 |
1994年5月1日 東京 芝2000m |
|
ゴールデンジャック | 牝3 | 2:03.1 | 四位洋文 | 栗 | 北橋修二 | 全着順を 見る |
| 第28回 |
1993年5月2日 東京 芝2000m |
|
ヤマヒサローレル | 牝3 | 2:01.5 | 岡部幸雄 | 栗 | 湯浅三郎 | 全着順を 見る |
| 第27回 |
1992年5月3日 東京 芝2000m |
|
キョウワホウセキ | 牝3 | 2:02.7 | 武豊 | 栗 | 武邦彦 | 全着順を 見る |
| 第26回 |
1991年4月28日 東京 芝2000m |
|
ヤマニンマリーン | 牝3 | 2:02.2 | 柴田善臣 | 栗 | 中村均 | 全着順を 見る |
| 第25回 |
1990年4月29日 東京 芝2000m |
|
キョウエイタップ | 牝3 | 2:01.5 | 横山典弘 | 美 | 稗田研二 | 全着順を 見る |
| 第24回 |
1989年4月30日 東京 芝2000m |
|
ファンドリポポ | 牝3 | 2:02.5 | 西浦勝一 | 栗 | 夏村辰男 | 全着順を 見る |
| 第23回 |
1988年5月1日 東京 芝2000m |
|
アラホウトク | 牝3 | 2:01.4 | 河内洋 | 栗 | 庄野穂積 | 全着順を 見る |
| 第22回 |
1987年5月3日 東京 芝2000m |
|
マックスビューティ | 牝3 | 2:01.6 | 柴田政人 | 栗 | 伊藤雄二 | 全着順を 見る |
| 第21回 |
1986年4月27日 東京 芝1800m |
|
メジロラモーヌ | 牝3 | 1:50.8 | 河内洋 | 美 | 奥平真治 | 全着順を 見る |
歴史と位置付け
上位5着に優駿牝馬（オークス）への優先出走権が与えられるトライアル競走として、「サンケイスポーツ賞４歳牝馬特別（オークストライアル）」の名称で1966年にレース創設。1984年のグレード制導入時にG2に格付けされた。なお、優先出走権の枠は1991年に上位3着に、2018年に上位2着にそれぞれ縮小された。2001年、馬齢表記の国際基準化にともない、競走名が現行の「サンケイスポーツ賞フローラステークス（オークストライアル）」に改称されている。
開催時期
第1回（1966年）は5月3日に施行。以降、施行時期が大幅に変更されることはなく、現在も原則として4月下旬～5月上旬に施行されている。なお、第3回（1968年）は東京競馬場の改修工事にともない6月9日に、第7回（1972年）は馬インフルエンザ流行にともない6月11日に順延して開催された。
競走条件
施行場所：東京芝2000m（左回り） 出走資格：3歳牝馬 １着賞金：5200万円 負担重量：馬齢重量
年表
| 1966年 | 東京芝1800m、4歳（現在の3歳）牝馬、定量、「サンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（オークストライアル）」として創設 |
|---|---|
| 1967年 | 中山芝1800mで施行 |
| 1968年 | 中山芝1800mで施行 |
| 1970年 | 中山芝1800mで施行 |
| 1972年 | 馬インフルエンザの流行にともない6月11日に順延 |
| 1984年 | G2（国内独自）に格付け |
| 1987年 | 施行距離を芝2000mに変更 |
| 1991年 | 優駿牝馬（オークス）優先出走権取得条件を上位3着に変更 |
| 1995年 | 指定交流競走に指定 |
| 2001年 | 競走名を「サンケイスポーツ賞フローラステークス（オークストライアル）」に改称 |
| 2003年 | 負担重量を馬齢重量に変更混合競走に指定 |
| 2007年 | 格付け表記をJpn2に変更 |
| 2010年 | 国際競走に指定、国際G2に格付け |
| 2018年 | 優駿牝馬（オークス）優先出走権取得条件を上位2着に変更 |
| 2020年 | COVID-19の流行により無観客競馬として開催 |
| 2021年 | COVID-19の流行により無観客競馬として開催 |
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