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フェブラリーS G1

日程:2019年2月17日()15:40 東京/ダート1600m

フェブラリーSデータ分析

コース図東京ダート1600m

JRAのダートG1は年2レース施行だが、もうひとつのチャンピオンズCとの間隔は2カ月半で距離差も200m。そのため中間に交流G1やステップレースが組まれているものの、直行組の活躍が目立つようになってきた。これに対し東京大賞典や川崎記念を使われた組は、一気の距離短縮への対応がカギとなることや、1月に1800mのG2東海Sが行われるようになったことで、以前ほどの活躍が見られなくなった。特に近年はダート戦線で抜けた馬がいないこともあり、この傾向が顕著になっている。混戦気味の年は、東京コース適性を考慮し前走根岸S組の上位進出にも注意したい。舞台となる東京ダ1600mは2コーナーからのスタートで芝部分を約150m走り、さらに3コーナーまで600m以上ある、スピードに乗りやすいレイアウト。長さ500mの最後の直線には急坂もあるためスピード一辺倒では乗りきれない。パワータイプの馬には少々忙しいコースである。(各種データ、原稿は本年のレース発走前のものとなります)

【人気】
2008年以降、1番人気は【4.2.3.2】。着外はダッシュが付かず自分の競馬ができないまま終わってしまった2012年トランセンドと、初ダートだった2013年カレンブラックヒルの2頭である。2~4番人気が毎年3着以内に入っているので、基本的に人気サイドを信頼できるレースと言えよう。3連単配当が10万超となったのは1番人気が着外に敗れたこの2年と、16番人気のコパノリッキーが勝利して94万馬券となった翌2014年だが、この年の2、3着は2番人気と1番人気であった。なお、10番人気以下からはコパノリッキー以外は1頭も3着以内に入っていない。注目すべきは前走2~5番人気で5着以内だった当日5~7番人気馬。該当馬は【2.4.1.11】となっており、相手に押さえておいて損はない。

◆人気別成績(過去20年)

人気着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1番人気 9-2-3-6 45.0% 55.0% 70.0% 111.5% 94.0%
2番人気 3-5-3-9 15.0% 40.0% 55.0% 74.0% 104.0%
3番人気 2-4-2-12 10.0% 30.0% 40.0% 63.0% 84.0%
4番人気 2-2-4-12 10.0% 20.0% 40.0% 89.0% 117.5%
5番人気 1-4-0-15 5.0% 25.0% 25.0% 52.0% 67.0%
6~9番人気 2-3-7-68 2.5% 6.3% 15.0% 56.1% 65.1%
10番人気以下 1-0-1-136 0.7% 0.7% 1.4% 197.2% 29.4%

◆単勝オッズ別成績(過去20年)

単勝オッズ着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1.9倍以下 2-0-0-1 66.7% 66.7% 66.7% 100.0% 73.3%
2.0~2.9倍 4-2-2-0 50.0% 75.0% 100.0% 115.0% 131.3%
3.0~4.9倍 4-3-1-8 25.0% 43.8% 50.0% 92.5% 83.8%
5.0~7.9倍 5-6-8-19 13.2% 28.9% 50.0% 78.4% 102.6%
8.0~14.9倍 2-7-3-41 3.8% 17.0% 22.6% 39.8% 68.9%
15.0~19.9倍 0-1-2-14 0.0% 5.9% 17.6% 0.0% 66.5%
20.0~49.9倍 2-1-4-62 2.9% 4.3% 10.1% 65.1% 58.0%
50.0倍以上 1-0-0-113 0.9% 0.9% 0.9% 238.7% 29.0%

◆配当(過去10年)

馬券種最高配当最低配当平均配当
単勝 27,210円 170円 3,518円
複勝 3,310円 110円 364円
枠連 10,560円 470円 2,380円
馬連 84,380円 680円 11,678円
ワイド 15,760円 210円 1,946円
馬単 256,050円 1,190円 32,680円
3連複 55,360円 1,160円 11,269円
3連単 949,120円 4,190円 135,549円

【脚質】
芝スタートでスピードに乗りやすいコースではあるものの、息が入りづらいコース形態でもあり、2008年以降で逃げきったのは2011年のトランセンド1頭のみとなっている。さすがにG1での逃げ切りは容易ではない。一方、4角10番手以下は2勝、2着3回、3着3回であり、先行争いが激しく前へ行った面々が総崩れとなった2012年にはワンツーを果たしているが、2014年ベルシャザール(3着)、2016年ノンコノユメ(2着)、2017年カフジテイク(3着)と1番人気馬があと一歩届かない競馬も目立つ。基本的には先行有利で、4角5番手以内の馬が7勝、2着5回、3着3回と好走。メンバー構成、ペースなども吟味する必要はあるが、中心は前で競馬ができる組と考えたい。

◆脚質別成績(過去20年)

脚質着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
逃げ 2-0-0-18 10.0% 10.0% 10.0% 27.5% 14.5%
先行 7-7-7-55 9.2% 18.4% 27.6% 404.1% 116.8%
差し 8-7-10-96 6.6% 12.4% 20.7% 33.2% 50.2%
追込 3-6-3-89 3.0% 8.9% 11.9% 41.7% 33.3%

【枠順】
芝スタートとあって芝を走る距離が長い外枠が優勢となっており、2008年以降では7枠が2勝、2着4回、8枠も3勝を記録。最低人気で1着となった2013年のコパノリッキーは7枠13番、7番人気で勝利した2012年のテスタマッタは8枠16番からのスタートであった。対する内枠は1枠が1勝止まりも2枠が3勝、2着2回と好成績。外からかぶせられる危険はあるものの、距離ロスなく進めるメリットを活かしている。中間枠の3~6枠は2勝、2着4回、3着6回。アドバンテージのある内外に比べると取りこぼしが目立っている。なかでも4枠は2016年にノンコノユメが2着に入っただけで、それ以外はすべて着外。馬券の狙いとしては内または外をアタマにして、真ん中寄りはヒモにとどめるのが妥当だろう。

◆枠順別成績(過去20年)

枠順着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1枠 1-1-3-34 2.6% 5.1% 12.8% 17.2% 25.9%
2枠 3-2-2-33 7.5% 12.5% 17.5% 22.0% 62.3%
3枠 1-3-3-33 2.5% 10.0% 17.5% 7.8% 46.3%
4枠 0-4-1-35 0.0% 10.0% 12.5% 0.0% 28.3%
5枠 3-3-5-28 7.7% 15.4% 28.2% 24.4% 59.2%
6枠 3-2-2-33 7.5% 12.5% 17.5% 50.3% 41.8%
7枠 4-4-0-32 10.0% 20.0% 20.0% 717.5% 116.5%
8枠 5-1-4-30 12.5% 15.0% 25.0% 149.3% 87.0%

【血統】
コース巧者でもあるゴールドアリュール産駒が2008年以降で4勝、2着3回。コパノリッキーが連覇しているとはいえ、わずか6頭でこの成績は相当優秀である。サンデーサイレンス系全体で見ると、2013年1着のグレープブランデー(父マンハッタンカフェ)を含めて5勝しているものの、ダートでも走れるサンデー系種牡馬は限られており、深追いは避けたいところ。ミスプロ系産駒は、2014年にキングカメハメハ産駒のホッコータルマエとベルシャザールが、2016年はトワイニング産駒のノンコノユメとアグネスデジタル産駒のアスカノロマンが2、3着に入り、2018年はノンコノユメが勝利した。またエーピーインディ系は出走数こそ少ないものの、マインシャフト産駒のカジノドライヴ、タピット産駒のテスタマッタ、シニスターミニスター産駒のインカンテーション、マジェスティックウォリアー産駒のベストウォーリアが上位に好走。母父ではミスプロ系が健闘しており、インカンテーションやベストウォーリアのほか、2016年1着のモーニン、さらにアスカノロマンは母父スキャンでミスプロのクロスを持っていた。

◆同コース種牡馬別成績(東京競馬場/ダート/1600m/過去5年)集計期間:2014/02/11~2019/02/11

種牡馬着別度数勝率連対率複勝率単勝
回収率
複勝
回収率
1 ゴールドアリュール 46-25-14-272 12.9% 19.9% 23.8% 182.2% 67.1%
2 ゼンノロブロイ 26-21-19-173 10.9% 19.7% 27.6% 153.9% 101.7%
3 キングカメハメハ 23-29-37-236 7.1% 16.0% 27.4% 53.0% 77.9%
4 クロフネ 23-13-17-207 8.8% 13.8% 20.4% 63.7% 45.5%
5 シンボリクリスエス 17-13-16-190 7.2% 12.7% 19.5% 93.0% 56.0%
6 ネオユニヴァース 16-13-10-157 8.2% 14.8% 19.9% 74.2% 61.1%
7 エンパイアメーカー 15-17-15-169 6.9% 14.8% 21.8% 60.6% 91.5%
8 Tapit 14-3-4-20 34.1% 41.5% 51.2% 111.5% 100.0%
9 パイロ 11-12-9-132 6.7% 14.0% 19.5% 71.3% 62.4%
10 カネヒキリ 11-9-8-128 7.1% 12.8% 17.9% 37.1% 36.3%
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