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天皇賞(秋) G1

日程:2014年11月2日()15:40 東京/芝2000m

天皇賞(秋)の歴史と概要

2017年の優勝馬 キタサンブラック
2017年の優勝馬 キタサンブラック

秋の中距離王決定戦。中距離のスペシャリストに加え、一流マイラーと一流ステイヤーも参戦し、名勝負を紡ぎ出す。第138回(2008年)、逃げるダイワスカーレットウオッカがギリギリ差し切った「2cm差のレコード決着」は今でも語り草となっている。また、第140回(2009年)カンパニーはJRA史上初となる8歳馬の平地G1制覇、第144回(2011年)トーセンジョーダンは芝2000mの日本レコード更新など、記録に残る決着も目立つ。ほか、これまで天皇賞の春秋連覇を同年に成し遂げたのは、第98回(1988年)タマモクロス、第120回(1999年)スペシャルウィーク、第122回(2000年)テイエムオペラオー、第136回(2007年)メイショウサムソン、第156回(2017年)キタサンブラックの5頭。第104回(1991年)では、天皇賞春秋連覇を目指したメジロマックイーンが6馬身差の圧勝を演じたかに見えたが、2コーナーで斜行して他馬の進路を妨害していたことが発覚し、18着に降着。1位入線馬の降着はJRAのG1史上初のことだった。

▼1991年はメジロマックイーンが2コーナーで斜行、G1レース初の降着となった

歴代優勝馬

1986年以降の優勝馬を掲載しています。優勝馬の馬齢は2000年以前も現行表記と統一しています。

回数 開催日 優勝馬 性齢 勝ち
タイム
騎手 調教師 レース
結果
第168回
動画
2023年10月29日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)2023
イクイノックス 牡4 1:55.2 C.ルメール 木村哲也 全着順を
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第166回
動画
2022年10月30日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)2022
イクイノックス 牡3 1:57.5 C.ルメール 木村哲也 全着順を
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第164回
動画
2021年10月31日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)2021
エフフォーリア 牡3 1:57.9 横山武史 鹿戸雄一 全着順を
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第162回
動画
2020年11月1日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)2020
アーモンドアイ 牝5 1:57.8 C.ルメール 国枝栄 全着順を
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第160回
動画
2019年10月27日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)2019
アーモンドアイ 牝4 1:56.2 C.ルメール 国枝栄 全着順を
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第158回
動画
2018年10月28日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)2018
レイデオロ 牡4 1:56.8 C.ルメール 藤沢和雄 全着順を
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第156回
動画
2017年10月29日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)2017
キタサンブラック 牡5 2:08.3 武豊 清水久詞 全着順を
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第154回
動画
2016年10月30日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)2016
モーリス 牡5 1:59.3 R.ムーア 堀宣行 全着順を
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第152回
動画
2015年11月1日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)2015
ラブリーデイ 牡5 1:58.4 浜中俊 池江泰寿 全着順を
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第150回
動画
2014年11月2日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)2014
スピルバーグ 牡5 1:59.7 北村宏司 藤沢和雄 全着順を
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第148回
動画
2013年10月27日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)2013
ジャスタウェイ 牡4 1:57.5 福永祐一 須貝尚介 全着順を
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第146回
動画
2012年10月28日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)2012
エイシンフラッシュ 牡5 1:57.3 M.デムーロ 藤原英昭 全着順を
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第144回
動画
2011年10月30日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)2011
トーセンジョーダン 牡5 1:56.1 N.ピンナ 池江泰寿 全着順を
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第142回
動画
2010年10月31日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)2010
ブエナビスタ 牝4 1:58.2 C.スミヨン 松田博資 全着順を
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第140回
動画
2009年11月1日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)2009
カンパニー 牡8 1:57.2 横山典弘 音無秀孝 全着順を
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第138回
動画
2008年11月2日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)2008
ウオッカ 牝4 1:57.2 武豊 角居勝彦 全着順を
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第136回
動画
2007年10月28日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)2007
メイショウサムソン 牡4 1:58.4 武豊 高橋成忠 全着順を
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第134回
動画
2006年10月29日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)2006
ダイワメジャー 牡5 1:58.8 安藤勝己 上原博之 全着順を
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第132回
動画
2005年10月30日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)2005
ヘヴンリーロマンス 牝5 2:00.1 松永幹夫 山本正司 全着順を
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第130回
動画
2004年10月31日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)2004
ゼンノロブロイ 牡4 1:58.9 O.ペリエ 藤沢和雄 全着順を
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第128回
動画
2003年11月2日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)2003
シンボリクリスエス 牡4 1:58.0 O.ペリエ 藤沢和雄 全着順を
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第126回
動画
2002年10月27日
中山 芝2000m
天皇賞(秋)2002
シンボリクリスエス 牡3 1:58.5 岡部幸雄 藤沢和雄 全着順を
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第124回
動画
2001年10月28日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)2001
アグネスデジタル 牡4 2:02.0 四位洋文 白井寿昭 全着順を
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第122回
動画
2000年10月29日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)2000
テイエムオペラオー 牡4 1:59.9 和田竜二 岩元市三 全着順を
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第120回
動画無し
1999年10月31日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)1999
スペシャルウィーク 牡4 1:58.0 武豊 白井寿昭 全着順を
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第118回
動画無し
1998年11月1日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)1998
オフサイドトラップ 牡7 1:59.3 柴田善臣 加藤修甫 全着順を
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第116回
動画無し
1997年10月26日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)1997
エアグルーヴ 牝4 1:59.0 武豊 伊藤雄二 全着順を
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第114回
動画無し
1996年10月27日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)1996
バブルガムフェロー 牡3 1:58.7 蛯名正義 藤沢和雄 全着順を
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第112回
動画無し
1995年10月29日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)1995
サクラチトセオー 牡5 1:58.8 小島太 境勝太郎 全着順を
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第110回
動画無し
1994年10月30日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)1994
ネーハイシーザー 牡4 1:58.6 塩村克己 布施正 全着順を
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第108回
動画無し
1993年10月31日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)1993
ヤマニンゼファー 牡5 1:58.9 柴田善臣 栗田博憲 全着順を
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第106回
動画無し
1992年11月1日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)1992
レッツゴーターキン 牡5 1:58.6 大崎昭一 橋口弘次 全着順を
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第104回
動画無し
1991年10月27日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)1991
プレクラスニー 牡4 2:03.9 江田照男 矢野照正 全着順を
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第102回
動画無し
1990年10月28日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)1990
ヤエノムテキ 牡5 1:58.2 岡部幸雄 荻野光男 全着順を
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第100回
動画無し
1989年10月29日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)1989
スーパークリーク 牡4 1:59.1 武豊 伊藤修司 全着順を
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第98回
動画無し
1988年10月30日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)1988
タマモクロス 牡4 1:58.8 南井克巳 小原伊佐 全着順を
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第96回
動画無し
1987年11月1日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)1987
ニッポーテイオー 牡4 1:59.7 郷原洋行 久保田金 全着順を
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第94回
動画無し
1986年10月26日
東京 芝2000m
天皇賞(秋)1986
サクラユタカオー 牡4 1:58.3 小島太 境勝太郎 全着順を
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歴史と位置付け

中央競馬八大競走のひとつ。1905年、横浜の日本レースクラブが明治天皇から「菊花御紋付銀製花盛器」を下賜されて創設した「エンペラーズカップ」が前身となる。以後、全国7つの競馬倶楽部で「帝室御賞典」が催されるようになり、皇室から優勝杯が下賜されていた。1937年、7つの競馬倶楽部は日本競馬会に統合。それを機に「帝室御賞典」は春と秋の年2回、東西で開催されることになった。1937年秋の「帝室御賞典」が第1回の天皇賞とみなされ、1938年秋からは5歳(現在の4歳)以上、芝3200mの競走として整備された。1944年秋からは戦争のため中断されたが、戦後の1947年春に「平和賞」の名前で復活。同年秋から現行の「天皇賞」というレース名に改称された。天皇賞の勝利は古馬最高の栄誉であり、一度勝った馬はその名を汚さぬよう、以後の天皇賞への出走権を与えられなかった(1981年以降は過去の優勝馬も出走可能に)。1984年、秋の天皇賞は2000mに短縮。これにより、春の天皇賞は「最強ステイヤー決定戦」、秋の天皇賞は「最強中距離馬決定戦」と、レースの色が明確に分かれることになった。

開催時期

第1回(1937年)は12月3日。第3~13回(1938~1943年)は11月上旬~中旬。第16回(1947年)は10月17日。第18回(1948年)は11月23日。第20~28回(1949~1953年)は11月上旬~中旬。第30~52回(1954~1965年)は11月下旬。第54回(1966年)は11月3日。第56~82回(1967~1980年)は11月下旬。第84回(1981年)以降は10月下旬~11月上旬に開催されている。

競走条件

施行場所:東京芝2000m(左回り)
出走資格:3歳以上
1着賞金:2億2000万円
負担重量:定量

その他

2000年(第122回)からはジャパンカップ有馬記念とともに「秋古馬三冠」として括られ、同一年に3つのレースをすべて制した馬には褒賞金が贈られるようになった。

年表

1937年東京芝2600m、4歳(現在の3歳)以上、「帝室御賞典」を春(阪神競馬場)と秋(東京競馬場)の年2回開催に再編
1938年施行距離を芝3200m、出走資格を5歳(現在の4歳)以上に変更
1944年第二次世界大戦にともない開催中止(~1946年)
1947年競走名を「天皇賞」に改称
1950年2位入線のエゾテツザンは失格
1963年リユウフオーレルが東京芝3200mのコースレコードを更新
1964年ヤマトキヨウダイが東京芝3200mのコースレコードを更新
1967年中山芝3200m(外→内)で施行
1968年ニツトエイトが東京芝3200mのコースレコードを更新
1971年出走資格を内国産馬(持込馬を除く)に限定
1981年勝ち抜き制の廃止
ホウヨウボーイが東京芝3200mのコースレコードを更新
1982年メジロテイターンが芝3200mの日本レコードを更新
1984年施行距離を芝2000mに変更、持込馬に出走権を開放
グレード制導入にともないG1(国内独自)に格付け
ミスターシービーが東京芝2000mのコースレコードを更新
1985年ギャロップダイナが芝2000mの日本レコードを更新
1986年サクラユタカオーが芝2000mの日本レコードを更新
1987年出走資格を4歳(現在の3歳)以上牡馬・牝馬に変更
「天皇賞施行50周年記念」の副題を付して実施
1991年1位入線のメジロマックイーンは18着に降着
1995年指定交流競走に指定
1999年スペシャルウィークが東京芝2000mのコースレコードを更新
2000年外国産馬に出走権を開放(出走制限あり)
2002年中山芝2000mで施行
2003年シンボリクリスエスが東京芝2000mのコースレコードを更新
レース史上初の2連覇を達成
2004年「日本中央競馬会創立50周年記念」の副題を付して実施
2005年国際競走に指定(外国産馬の出走制限を撤廃)
「エンペラーズカップ100周年記念」の副題を付して実施
2006年「悠仁親王殿下御誕生慶祝」の副題を付して実施
2007年国際G1に格付け
2008年出走資格を3歳以上に変更
ウオッカが東京芝2000mのコースレコードを更新
2011年トーセンジョーダンが芝2000mの日本レコードを更新
2012年「近代競馬150周年記念」の副題を付して実施
2014年「JRA60周年記念」の副題を付して実施
2019年「天皇陛下御即位慶祝」の副題を付して実施
2020年アーモンドアイがレース史上2頭目の2連覇を達成
会員登録(無料)でできること

今週の重賞レース

2024年3月30日()
ダービー卿CT  G3
2024年3月31日()
大阪杯  G1

競馬番組表

2024年3月30日()
3回中山3日目
2回阪神3日目
2024年3月31日()
3回中山4日目
2回阪神4日目
総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
67,569万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 ジャックドール 牡6
49,004万円
9 ソールオリエンス 牡4
48,668万円
10 ナムラクレア 牝5
47,685万円
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3歳
1 ジャンタルマンタル 牡3
13,291万円
2 アスコリピチェーノ 牝3
10,494万円
3 コラソンビート 牝3
9,942万円
4 シンエンペラー 牡3
9,128万円
5 レガレイラ 牝3
8,278万円
6 エトヴプレ 牝3
8,244万円
7 シックスペンス 牡3
7,287万円
8 スウィープフィート 牝3
7,286万円
9 コスモキュランダ 牡3
6,641万円
10 ノーブルロジャー 牡3
6,495万円
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