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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 牡3 | 57.0 | 福永祐一 | 栗 矢作芳人 | 458(-2) | 3.05.5 | 1.1 | 1 | 35.2 | ⑦⑦⑤④ | |||
2 | 5 | 9 | 牡3 | 57.0 | C.ルメー | 栗 音無秀孝 | 474(+8) | 3.05.5 | クビ | 23.0 | 4 | 35.1 | ⑦⑦⑦④ | ||
3 | 5 | 10 | 牡3 | 57.0 | 戸崎圭太 | 美 国枝栄 | 490(+4) | 3.06.1 | 3 1/2 | 34.9 | 5 | 35.2 | ⑭⑮⑮⑭ | ||
4 | 4 | 8 | 牡3 | 57.0 | 和田竜二 | 栗 大久保龍 | 484(-6) | 3.06.2 | クビ | 51.6 | 7 | 36.1 | ⑤⑤③② | ||
5 | 7 | 15 | 牡3 | 57.0 | 藤岡佑介 | 美 相沢郁 | 436(-8) | 3.06.2 | クビ | 116.8 | 14 | 35.4 | ⑫⑫⑬⑪ | ||
6 | 7 | 13 | 牡3 | 57.0 | 伊藤工真 | 美 林徹 | 470(-4) | 3.06.6 | 2 | 76.7 | 9 | 35.6 | ⑭⑭⑮⑭ | ||
7 | 3 | 6 | 牡3 | 57.0 | 池添謙一 | 栗 池江泰寿 | 488(0) | 3.06.9 | 2 | 10.3 | 2 | 36.3 | ⑩⑩⑩⑧ | ||
8 | 7 | 14 | 牡3 | 57.0 | 岩田康誠 | 栗 友道康夫 | 502(+6) | 3.07.1 | 1 1/4 | 42.2 | 6 | 36.5 | ⑨⑨⑩⑧ | ||
9 | 1 | 2 | 牡3 | 57.0 | 川田将雅 | 美 上原博之 | 498(-4) | 3.07.5 | 2 1/2 | 82.5 | 10 | 37.4 | ④④③② | ||
10 | 6 | 11 | 牡3 | 57.0 | 内田博幸 | 栗 浜田多実 | 450(-12) | 3.07.6 | クビ | 12.5 | 3 | 37.7 | ②②②① | ||
11 | 2 | 4 | 牡3 | 57.0 | M.デムー | 栗 斉藤崇史 | 488(+2) | 3.07.6 | クビ | 116.6 | 13 | 36.9 | ⑯⑯⑩⑪ | ||
12 | 3 | 5 | 牡3 | 57.0 | 坂井瑠星 | 栗 矢作芳人 | 484(0) | 3.07.8 | 1 | 96.9 | 11 | 37.2 | ⑩⑩⑨⑧ | ||
13 | 1 | 1 | 牡3 | 57.0 | 幸英明 | 栗 本田優 | 458(-6) | 3.07.9 | 1/2 | 109.9 | 12 | 37.1 | ⑫⑫⑬⑪ | ||
14 | 8 | 16 | 牡3 | 57.0 | 富田暁 | 栗 昆貢 | 472(+4) | 3.07.9 | クビ | 254.4 | 16 | 36.6 | ⑰⑰⑱⑱ | ||
15 | 4 | 7 | 牡3 | 57.0 | 北村友一 | 美 国枝栄 | 488(+4) | 3.08.5 | 3 1/2 | 64.2 | 8 | 38.1 | ⑤⑤⑤⑦ | ||
16 | 6 | 12 | 牡3 | 57.0 | 松山弘平 | 栗 池添学 | 480(-4) | 3.09.2 | 4 | 140.6 | 15 | 38.4 | ③③⑦⑭ | ||
17 | 8 | 18 | 牡3 | 57.0 | 津村明秀 | 美 相沢郁 | 476(+2) | 3.09.4 | 1 1/4 | 302.1 | 17 | 38.3 | ⑱⑱⑮⑭ | ||
18 | 8 | 17 | 牡3 | 57.0 | 松若風馬 | 栗 中竹和也 | 540(0) | B | 3.11.7 | 大差 | 324.0 | 18 | 41.8 | ①①①④ |
ラップタイム | 12.8 - 11.9 - 12.1 - 13.3 - 12.1 - 11.9 - 13.1 - 12.4 - 12.5 - 12.7 - 12.9 - 12.2 - 11.8 - 11.6 - 12.2 |
---|---|
前半 | 12.8 - 24.7 - 36.8 - 50.1 - 62.2 |
後半 | 60.7 - 47.8 - 35.6 - 23.8 - 12.2 |
■払戻金
単勝 | 3 | 110円 | 1番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 3 | 110円 | 1番人気 |
9 | 350円 | 4番人気 | |
10 | 360円 | 6番人気 | |
枠連 | 2-5 | 510円 | 2番人気 |
馬連 | 3-9 | 910円 | 3番人気 |
ワイド | 3-9 | 530円 | 3番人気 |
---|---|---|---|
3-10 | 550円 | 4番人気 | |
9-10 | 2,780円 | 24番人気 | |
馬単 | 3-9 | 1,010円 | 3番人気 |
3連複 | 3-9-10 | 3,810円 | 10番人気 |
3連単 | 3-9-10 | 8,740円 | 21番人気 |
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土曜日の京都芝のレース結果、近年の菊花賞の結果をもとに、馬場や血統のバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
木曜日から金曜日の昼にかけて雨に見舞われたものの、土曜日は朝から好天。芝コースは終日稍重(JRA発表)で競馬が行われた。ちなみに、土曜日の全競走終了後には、良(JRA発表)へ変更されている。
土曜日の結果を見直すと、中~外めの枠が優勢。土曜日施行の芝6クラのうち、5クラで6~7枠が連対。唯一、2着連対圏を逃したレース(7頭立て)でも7枠の馬が3着を確保している。直線で内め~中に進路をとる馬の上位進出が増えつつある一方で、中~外めの枠の好走頻度が高まっている点には注意したい。
日曜日開催中の降水確率は0%。好天の菊花賞=内有利が定説ではあるが、土曜日の結果をみるに馬場の乾きが進んだとしても、内枠絶対優位の状況に様変わりするとは考えづらい。ゆえに、枠順については変にこだわらず、柔軟なスタンスで構えるのが正解ではないか。
脚質についても同様で、一見すると前で運んだ馬が優位のように思えるが、中団に位置した待機勢もしっかりと脚を伸ばしている。展開やコース取り次第で差し馬も間に合う馬場とみて差し支えない。従って、スムーズに加速可能な位置を確保できそうな馬を上手に狙いたいところだ。
血統面に関しては、近年の菊花賞の上位馬を振り返ると、ディープインパクトの血を引く馬が好調。2015年から5年連続で2着連対圏を確保している。なかでも、前走が重賞3着以内、かつ前走の上がり3ハロン順位が3位以内だった馬の好走が目立つ。該当馬は高く評価してしかるべきだろう。
今年の出走メンバーで条件を満たしているのは、③コントレイル、⑩サトノフラッグ。よって当欄では、この2頭を注目株として推奨する。
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日曜日に行われる菊花賞の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①ディアマンミノル【B】
栗東CW併走。やや左前に沈むようなフォームではあるが、四肢の可動域は広く、時計なりの動きはできている。大きな上積みまではどうかも、及第点のデキにはありそうだ。
②ガロアクリーク【C】
美浦南W併走。折り合い重視の内容で、僚馬に体勢有利の形でゴールした。ただ、辛抱が利かないのか、力んで走っているように見えるのは気になるところ。淀の長丁場では、期待よりも不安のほうが先立つ。
③コントレイル【A】
栗東坂路単走。ほぼ馬任せの調整色が濃い内容ながらも、中盤あたりで手前を替えると瞬時に加速。推進力あふれる走りを披露した。最後は遊ぶ面を出して減速したが、許容範囲の部類。状態は高いレベルで安定している。
④マンオブスピリット【C】
栗東CW単走。落ち着きがあるし、しまいにかけて脚を伸ばしたことも評価できる。ただし、前回の中間内容と比較して、良い意味での大きな変化が見受けられないのも事実。評価は上げづらい。
⑤サトノインプレッサ【C】
栗東CW単走。四肢の可動域が広く、身のこなしも柔らかい。一方で、ハミに頼り過ぎなのか、どうしても前のめり気味の走りになってしまう。気分を損ねず運ぶことができれば、という条件付きの狙いとなろう。
⑥ヴェルトライゼンデ【B】
栗東CW併走。体勢不利の形でゴールしたが、この馬のデキが悪いというよりも、相手を褒めるべきだろう。競る気配は十分出ているし、上がりのラップも合格点レベル。動ける態勢にあると判断したい。
⑦ダノングロワール【B】
美浦南W併走。アンティシペイトとほぼ並んだ形でゴール。少し反応が鈍いところもあるが、勢いがついたあとのキビキビとした動きをみるにデキ落ちはなさそう。この馬なりにいい状態を維持している。
⑧ディープボンド【B】
栗東坂路単走。手前を替えた際にフラつく場面もあったが、その後は力強い脚取りで登坂。しまいにかけての回転鋭い脚さばきは見ごたえがあった。持ち前のしぶとさを生かせるようなら、面白い存在になるかもしれない。
⑨アリストテレス【C】
栗東CW併走。後肢はしっかり使えているが、肩の出が窮屈で前肢のさばきが硬く映る。そのぶん、手応えの割に伸びを欠いている印象。京都外回りのG1で大望まではどうか。
⑩サトノフラッグ【B】
美浦南W併走。内のアーモンドアイには遅れたものの、外の古馬には楽々と先着。3頭併せの真ん中でしっかり折り合いがついているし、走破ラップも上々。稽古映えする馬なので過度の評価はできないが、気配は決して悪くない。
⑪バビット【B】
栗東坂路単走。ストレスフリーのゆったりとした調整。そのため時計は地味だが、パワフルな脚さばきで活気も十分。舌を出している点は割引材料も、全体的な雰囲気は悪くない。要警戒の1頭だ。
⑫レクセランス【B】
栗東坂路単走。緩めの内容ながらも、きれいな加速ラップを記録した。力みがちの走りではあるが、前後のバランスはとれており、集中力も十分。順調とみていいだろう。
⑬ロバートソンキー【C】
美浦坂路併走。最後は筒一杯になりながらも、前を行く僚馬をゴール前で捕らえて先着。それはいいとしても、完歩はさほど大きくなく、菊の舞台で能力を発揮できるかどうか。善戦を超えるイメージは浮かんでこない。
⑭ヴァルコス【C】
栗東坂路単走。道中の進みは悪くなかったが、手前の切り替えに手間取り、しまいにかけてペースダウン。この馬にはよくあることとはいえ、物足りなさが残るのは否めない。上位進出には何かひと工夫ほしいところだ。
⑮ブラックホール【C】
美浦南W併走。追走先着を果たしたが、肩にステッキを数発入れていたように、馬自身が自発的にハミをとらないのは気になるところ。走り自体は悪くないので、あとは実戦でスイッチが入るかどうか。馬の気分に任せるほかない。
⑯ターキッシュパレス【B】
栗東CW併走。頭が高く体を持て余し気味の走りだが、ストライドは広くとれているし、食い下がる僚馬に負けじと前へ出ようとする闘争心も評価できる。勝ち切るまではどうかも、ヒモ穴として一考の余地はありそうだ。
⑰キメラヴェリテ【D】
栗東坂路単走。脚元自体の動きは力強いが、着地ポイントが安定せず、手前も最後まで替わらない。鞍上のゲキに応えるべく、懸命に脚を伸ばそうとする姿は好感が持てるが……。今回の舞台は合わないだろう。
⑱ビターエンダー【C】
美浦南W併走。持ち前の回転鋭いフットワークを駆使して先着を決めた。とはいえ、相性が良い左回りで凡走後の右回り、なおかつG1で通じるほどの上積みを望めるかといえば疑問符が付く。積極的には手が出ない。
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◆ディアマンミノル・本田師 「間隔が詰まっているからサラッと。後肢がしっかりしたね」
◆ガロアクリーク・上原師 「馬体や走法からは長丁場向き。予定通りにきて好レースを」
◆コントレイル・矢作師 「トライアルは最高のクリアの仕方。信頼を置いて臨めます」
◆マンオブスピリット・斎藤崇師 「使って動ける態勢。あとは気持ちの面でしっかりすれば」
◆ サトノインプレッサ・矢作師 「中1週でも不安なく、攻めもラストまでしっかりとやれた」
◆ヴェルトライゼンデ・池添騎手 「動きは良かった。操縦性が高く最もチャンスがある舞台」
◆ダノングロワール・国枝師 「攻めはいい。前走はラストも切れて少しずつ変わってきた」
◆ディープボンド・大久保師 「前哨戦は上々。初の3000で無駄な脚を使わなければ」
◆アリストテレス・音無師 「スタミナはある。どれだけ折り合って脚を残せるかだろう」
◆サトノフラッグ・戸崎騎手 「前走よりも反応は良化。実戦で闘争心を出すタイプです」
◆バビット・浜田師 「いい状態。スタミナもありそうで自分のリズムで運べれば」
◆レクセランス・松山騎手 「最後まで反応が良く素軽い動き。前回よりもいいと思う」
◆ロバートソンキー・林師 「いい調教ができた。一戦ごとに競馬が上手になり距離もOK」
◆ヴァルコス・友道師 「いい状態できている。時計がかかって持久力を生かせれば」
◆ブラックホール・相沢師 「攻めの動きは良かった。腹をくくって直線勝負してほしい」
◆ターキッシュパレス・富田騎手 「先週にしっかり。今週はしまいの反応も良かったですね」
◆キメラヴェリテ・中竹師 「一回使って明らかにデキ良化。自分の形で行くしかないね」
◆ビターエンダー・津村騎手 「攻めは硬さもなく、デキは前走時より確実に上向きです」
★菊花賞の出馬表はこちら 調教タイムも掲載
2010年以降、栗東所属馬の9勝を含む19連対に対し、美浦所属馬は1勝のみ。しかも、後者の1勝は重賞2着を含む3戦3連対と底を見せていなかった、フィエールマン(2018年1着)が挙げたもの。3着以下敗退歴のある関東馬は、評価を控えめにしたい。
2010年以降の2着以内20頭の前走をレース別&着順で分けると、神戸新聞杯3着以内、セントライト記念9着以内、札幌記念3着以内、ラジオNIKKEI賞2着以内の4パターン。これ以外のステップで臨んだ馬は、ことごとく3着以下に敗れている。
2010年以降の2着以内20頭には、例外なく重賞3着以内またはG1 4着歴があった。非重賞戦でしかレース経験のない馬や、重賞出走歴がありながらも上位争いに達していない馬は、3着止まりの状況が続いている。
2010年以降、近2走とも5番人気以下で4着以下に敗れていた馬の好走はゼロ。低評価続きのうえに、複勝圏から遠ざかっている馬の深追いは危険と言わざるを得ない。
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3000m以上のレースは施行数が少ないうえに、メンバーによってペースや展開が大きく変わるため、スピード指数系で上位3頭をズバリと当てるのは難しい。指数の低い馬が1~2頭紛れ込んでしまうケースはどうしても起こる。その点においてはU指数も同じだ。
その一方、上位総崩れということはほとんどなく、この菊花賞も過去5年間でU指数5位以内の馬が1頭も馬券に絡まなかった年はない。相手選びは難解ながら、軸馬は指数上位勢から選ぶのが正解となる。好走例が皆無に等しい、U指数95未満かつ二桁人気の馬を切れば、ある程度点数を絞ることができるだろう。
無敗の二冠馬で指数ぶっちぎりの1位コントレイル(99.8)を外すわけにはいかないので、それ以外のどの馬を上位に評価するかがポイントになる。面白みはまったくないが、ここはやはり、実績的にも人気的にも二番手グループを形成する2位のヴェルトライゼンデ(96.7)、3位のバビット(95.1)を取り上げておきたい。
もう1頭は、抽選を通ればという条件付きながら、ルメール騎手を確保しているのが魅力の9位アリストテレス(94.2)に注目する。
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昨年はワールドプレミア(3番人気)、サトノルークス(8番人気)、とディープインパクト産駒が1・2着となるほか、同産駒は一昨年のフィエールマン(7番人気)に続いて連覇を達成してみせた。なお、11年に産駒初出走となってから長らく勝てなかった印象も強いのか、思いのほか馬券妙味を兼ね備えた好走例が多くなっている。
また、17年の勝ち馬キセキは母の父がディープインパクト、15年にはブラックタイド(=ディープインパクトの全兄)産駒のキタサンブラックが勝利するなど、近年はディープインパクトに所縁ある血統馬の活躍が目立つ。
コントレイルは、父ディープインパクト×母ロードクロサイト(母の父Unbridled's Song)。2代母Folkloreは05年にメイトロンS-米G1、BCジュヴェナイルフィリーズ-米G1とアメリカのダートG1を2連勝。本馬は近年好調のディープインパクト産駒のなかでも最上位の実績を誇り、前人未踏(前馬未踏?)となる無敗の父子三冠制覇の偉業に挑むことになる。あえて粗探しをするのであれば、時計勝負に強い血統であることから、雨中での開催が続いている馬場の状態だろうか。
ヴェルトライゼンデは、父ドリームジャーニー×母マンデラ(母の父Acatenango)。昨年の菊花賞-G1を制したワールドプレミアの半弟で、叔父Manduroは07年にイスパーン賞-仏G1、プリンスオブウェールズS-英G1、ジャックルマロワ賞-仏G1と欧州のG1を3連勝した実績を持つ。本馬は日本ダービー‐G1後に軽い骨折、熱発で朝日杯セントライト記念‐G2を回避するなど順調さを欠いていただけに、前走神戸新聞杯‐G2の内容には驚かされた。成長力については折り紙付きの血統馬でもあり、兄弟連覇にも期待が持てるだろう。
ヴァルコスは、父ノヴェリスト×母ランズエッジ(母の父ダンスインザダーク)。ブラックタイドやディープインパクトの甥にあたる血統で、ゴルトブリッツやレイデオロなどが出たウインドインハーヘアに遡る牝系。本馬はテーマに沿う血統馬であることに加え、母の父は96年に本競走を勝利しており、父としても3頭の勝ち馬(03年ザッツザプレンティ、04年デルタブルース、09年スリーロールス)を出している魅力もある。加速に時間がかかるので、惰性を付けられる京都外回り替わりもプラスに働くはず。
(文・シンヤカズヒロ)
3歳クラシック最後の1冠。春シーズンから活躍を続ける実績馬と、夏に力をつけてきた上がり馬が頂点を争う。これまで皐月賞、東京優駿(日本ダービー)とともにこのレースを制し“三冠馬”の称号を獲得したのは、セントライト、シンザン、ミスターシービー、シンボリルドルフ、ナリタブライアン、ディープインパクト、オルフェーヴル、コントレイルの8頭。第81回(2020年)のコントレイルにおいては、JRA史上初となる「父子無敗のクラシック三冠」という大偉業を果たしている。春は惜敗続きだった馬による待望のクラシック戴冠や、まったく無名だった馬が一躍スターダムに駆け上がるきっかけとなった勝利など、これまで数々のドラマが繰り広げられてきた。なかでも、前者では皐月賞がクビ+ハナ差、東京優駿(日本ダービー)がクビ差だった第60回(1999年)の勝ち馬ナリタトップロード、後者ではのちに「TTG」の1頭として一時代を築く第37回(1976年)の勝ち馬グリーングラス(単勝52.5倍)が最たる例といえるかもしれない。