栗東所属リーディングジョッキー上位3名の9月8日(日)の騎乗馬及び注目のレースを見ていきたい。
なお、日曜日は川田将雅騎手が韓国国際競走へ騎乗のため、繰り上げて松山弘平騎手を紹介する。
【C.ルメール騎手】
9月8日(日)中山競馬場
1R 2歳未勝利(ダ1,200m) フラッシュポイント
2R 2歳未勝利(芝2,000m) ニヴルヘイム
3R 2歳新馬(ダ1,800m) フォンデネージュ
5R 2歳新馬(芝1,600m) シホリーン
7R 3歳上1勝クラス(芝1,600m) ガルサブランカ
10R セプテンバーS(芝1,200m) ヴィントミューレ
11R 京成杯AH・G3(芝1,600m) アスコリピチェーノ
12R 3歳上2勝クラス(ダ1,200m) インビンシブルパパ
メインレースでは昨年の阪神JFを制したアスコリピチェーノに騎乗。今年に入ってからは桜花賞、NHKマイルCをともに好走しており、ここでは3歳馬といえども堂々主役の存在だろう。12Rではインビンシブルパパに注目。1,400mのデビュー戦こそ3着に敗れたが、1,200mに替わり一変。未勝利戦を9馬身差で圧勝すると、前走の3歳1勝クラスでも4馬身差で影をも踏ませぬ逃走劇をみせてくれた。これは同日行われた4歳以上1勝クラスのタイムを上回るもので、着差以上に強い勝ち方だった。休み明けとなるが3連勝を期待したい。
【坂井瑠星騎手】
9月8日(日)中京競馬場
3R 2歳未勝利(芝1,600m) シドニーホバート
5R 2歳新馬(芝2,000m) ゲルチュタール
6R 3歳上1勝クラス(ダ1,800m) ダブルハートボンド
この日は3鞍のみ騎乗の坂井瑠星騎手。とはいえ勝負気配は高く6Rの3歳上1勝クラスではデビュー戦を6馬身差の圧勝で制したダブルハートボンドに騎乗。この日記録したタイムは同日の2勝クラス濃尾特別でも5着に0.2秒差に迫る優秀なものだった。今回も早めに仕掛ける展開に持ち込めれば、連勝できる素質は十分だろう。5Rの新馬戦ではゲルチュタールに騎乗。母キラービューティの半弟に2021年のホープフルSを制したキラーアビリティがいる良血馬。母自身もデビュー戦で2着だったように早くから動ける血統で初戦から注目したい。
【松山弘平騎手】
9月8日(日)中京競馬場
2R 2歳未勝利(ダ1,200m) アカオー
3R 2歳未勝利(芝1,600m) メイショウマサツラ
4R 2歳新馬(芝1,200m) パンジャタワー
5R 2歳新馬(芝2,000m) レッドヴァリアート
6R 3歳上1勝クラス(ダ1,800m) アキミューミュー
7R 3歳上1勝クラス(ダ1,900m) ヒルノデプラーツ
9R 天竜川特別(ダ1,800m) ショーヘーフェイス
10R 浜松S(ダ1,200m) ペプチドヤマト
11R セントウルS・G2(芝1,200m) ストーンリッジ
12R 3歳上1勝クラス(ダ1,400m) ストレングス
10Rの浜松Sで騎乗するペプチドヤマトに注目。2022年6月に3勝クラスに昇級してから勝ち星に恵まれていないが、近3走は掲示板を外しておらず常に先行できる安定感を持っている。勝ち星は全てダート1,200m戦でマークしており、コンビで勝ち星経験のある松山弘平騎手への乗り替わりは歓迎だ。7Rではヒルノデプラーツに騎乗。まだJRAで勝ち星をあげた経験はないが、1勝クラスで2着3回とあと一歩のところまでは成長してきている。近3走では着実に前との着差を詰めており、休み明けの今回は悲願の初勝利を目指す。