初めてダート戦を走る馬の取捨選択は、予想する上で重要なファクターのひとつです。当欄では、11/6(日)の出走馬たちの中から初ダートとなる馬をピックアップしています。ぜひ馬券検討にお役立てください。
【11月6日(日)福島】
1R 2歳未勝利 ダ1700m
④カゼノハクシュウ ⑤コスモバラタ ⑥サンタモニカビーチ ⑧ウインエルフリーデ ⑨スタンプブック ⑩ミスターキング ⑪ケンブレンデント
11R フルーツラインカップ ダ1150m
⑦ネレイド
メンバー11頭中7頭が対象となり、時計面から言っても初ダート組が優勢と思われる1R。ここは④カゼノハクシュウが一考に値する。すでに本人はこの世におらず、種牡馬として完全に晩年に差し掛かったネオユニヴァースの産駒だが、この馬は母方を見るにダート向きではないか。調教で相変わらず動いているのもプラス。枠はもう少し外が欲しかったが、福島の小回りコースでスムーズに競馬できるようならば面白い存在である。
【11月6日(日)東京】
1R 2歳未勝利 ダ1600m
⑤プレザントロンドン ⑧タイキラフター ⑩ドゥフタハ
7R 3歳以上1勝クラス ダ1600m
①ジョーブリッランテ ⑫シャーマンズケイブ
1Rに出走する⑧タイキラフターはダートのリステッドの師走Sを制したタイキフェルヴールの半弟。兄はフリオーソ産駒だったが、母方を見る限りダート適性を父と母両方から受け継いでいたように思う。よってこの馬もダート適性はある程度見込めるはず。父ハーツクライの若駒はダート緒戦でなかなか一変してくれないのがどうかだが、末脚は確かなものがありそうなので、前半上手に貯められるようならば上位進出もあるだろう。
【11月6日(日)阪神】
2R 2歳未勝利 ダ1400m
①エイユーマックス ⑦アナベルヒマワリ
11R みやこステークス ダ1800m
②タガノディアマンテ
半兄にダート重賞2勝のタガノトネールがいる②タガノディアマンテが11Rにてとうとうダート参戦。同じく半兄のタガノエスプレッソもダートをこなす馬だったし、この兄弟は母方からある程度ダート向きの血を引いているとみなすのが自然だろう。器用さと力強さが要求される阪神コースは恐らく向くはずで、格と舞台適性を併せ持った馬が少ないメンツなのもよい。内枠に入ったのがどうかといったところだが、砂を被りすぎずにスムーズな競馬が叶えば大物食いもありそうだ。