初めてダート戦を走る馬の取捨選択は、予想する上で重要なファクターのひとつです。当欄では、2/5(日)の出走馬たちの中から初ダートとなる馬をピックアップしています。ぜひ馬券検討にお役立てください。
【2月5日(日)東京】
1R 3歳未勝利 ダ1400m
⑨ナムラレオ ⑭シエロエスティーボ
2R 3歳未勝利 ダ2100m
⑤スマッシュキング ⑨マオノアラシ
4R 4歳以上1勝クラス ダ1600m
⑨キセキノエンジェル ⑯ミント
7R 4歳以上1勝クラス ダ1300m
⑬ラコンタール
12R 4歳以上2勝クラス ダ1300m
⑮デルマカンノン
3歳未勝利戦にも人気を集めそうな該当馬はいるが、この連載としては珍しく古馬条件戦の馬を推したい。最終12Rの⑮デルマカンノンは通算28戦目の初ダート。速力に乏しい傾向があるスピルバーグの産駒としては珍しく芝短距離で結果を残してきた馬だが、父や母方の血を考えるとダートの方がベターなように思える。今回外枠を引いたのも初ダートであることを考えれば悪くない条件。近走昇級した馬が上位のメンツではあるが、手が替わった坂井瑠星騎手がそこそこの位置で進められるようならば十分にチャンスはありそうだ。
【2月5日(日)中京】
1R 3歳未勝利 ダ1800m
①シテ ⑦ビーチブルース ⑩ヨリキリ ⑪ウインヴィオラ
2R 3歳未勝利 ダ1400m
⑫モンネトワ
3R 3歳未勝利 ダ1200m
⑤フェアリープト ⑭フェリキタス
4R 3歳1勝クラス ダ1800m
①レッドソリッド
9R 瀬戸ステークス ダ1900m
⑩ウィンドリッパー
マジェスティックウォリアー産駒で血統からすれば中京ダート千八の条件はベストに近そうな1Rの⑦ビーチブルース。芝の新馬戦の内容も及第点ぐらいではあった。今回中間の調教がそんなに動いていないのがどうかだが、迎え撃つダート続戦組の層が薄いのは好材料。11頭立ての7番枠も手頃なところで、スタートを決めた上ですんなりと好位以上を確保できるようならば楽しめるだろう。
【2月5日(日)小倉】
1R 3歳未勝利 ダ1700m
④バロックダンス ⑦チュウワヒーロー ⑧パクパクデスワ ⑮サンライズクリード
8R 4歳以上1勝クラス ダ2400m
⑦ダノンフロンティア
日曜小倉の該当馬は全部で5頭いるが、食指が動くような馬は少ない。1Rに出走する④バロックダンスは新潟芝千六でキタウイングの2着がある馬。きょうだいをみるに未勝利戦のダートぐらいならこなせる気もするが、諸々勘案するとおおむね芝寄りだろう。そうなるとダート続戦組優位だと思われる今回のメンバー構成では取り立てて強調できない。地力の高さは認めたいが、印を付けるとすれば連下扱いだろうか。
(文:古橋うなぎ)