初めてダート戦を走る馬の取捨選択は、予想する上で重要なファクターのひとつです。当欄では、2/4(土)の出走馬たちの中から初ダートとなる馬をピックアップしています。ぜひ馬券検討にお役立てください。
【2月4日(土)東京】
1R 3歳未勝利 ダ1400m
③ゲラウィン ⑥ツキミズヒカリ ⑦ソレア ⑨オーグメントコード ⑩スペロ ⑪リトルウインディー ⑯マイクロモザイク
3R 3歳未勝利 ダ1600m
①ケレス ⑨ショウナンアビアス ⑪グラシアス ⑫シャンディエン ⑯マンダリンボレロ
12R 4歳以上2勝クラス ダ1600m
⑫スーパーホープ ⑬トランシルヴァニア
土曜東京は1R・3Rともにある程度変わり身の見込める馬が揃って悩ましい。1Rの⑯マイクロモザイクはドレフォン産駒のダート替わり。血統表をみるに近いところに活躍馬は少ないが、質自体はそう低くない様子だし重ねられた種牡馬は芝砂兼用といった趣があって府中のダートは良いだろう。前々走前走よりも条件は好転した印象。今回の相手関係で言うと能力を推し量りづらい面もあるが、大外枠を良い方向に活かして道中位置を取れるようならば勝負になるだけの素質はありそうだ。
【2月4日(土)中京】
1R 3歳未勝利 ダ1800m
①ビギドリ ③パスカリ ④エクレアジョーイ ⑧チアーズ ⑩エムズシップ ⑬メイショウコボケ
2R 3歳未勝利 ダ1400m
⑤ツィスカリーゼ ⑩サトノラピス
3R 3歳未勝利 ダ1900m
⑫フレイムソード
3Rに出走する⑫フレイムソードは面白いかもしれない。阪神芝の新馬戦は途中からのペースアップに対応しきれず敗れたが、母方にフォーントリックやシャムが入っていることを考えるとダート替わりが向く可能性はある。千九の距離も恐らく守備範囲内だし、今回ダート続戦組の層がやや薄いのもプラスに働きそう。橋元勇氣オーナーは言わばご当地馬主。それに加えて鞍上に中京で勝ち星を量産している坂井瑠星騎手を据えたともなれば、陣営に色気があるとみて良いのではないだろうか。
【2月4日(土)小倉】
1R 3歳未勝利 ダ1700m
⑤コスモチプリア
3R 3歳未勝利 ダ1000m
①メローラ ⑥シゲルダンガン ⑫トップモーリス ⑭ニトウリュウ
4頭が対象となる3R。この中で一発があるとすれば⑥シゲルダンガンだろうか。父親のシゲルカガはここまで中央で勝ち星がないが、現役時の成績や血統面からすればもっぱらダート向きの資質を伝えそう。この馬自身も芝千四の初戦で見せたダッシュ力は出色であり、同じようにスタートをポンと出るようならばダート1000mのここでも面白そうではある。全幅の信頼が置ける馬ではないのだが、半姉シゲルスピネルが勝ち星を挙げているこの舞台で穴馬として一考といったところだろう。
(文:古橋うなぎ)