《美浦》阪神JF12着モリアーナ(武藤)は武藤雅騎手が騎乗してWコースで5ハロン68秒4-11秒8。ゴール前で追われて1馬身半先着した。武藤調教師は「引っ張りきりで、最後は力強い脚を使ってくれた。同じ舞台の新馬戦は圧巻だったし、能力通り走ってくれれば勝負になる」と反撃を狙う。
同15着ウンブライル(木村)はWコース6ハロン84秒1─11秒8を馬なりでマーク。「おろしがけの1歩目から出していき、(道中で)しっかりためて、なおかついいフットワークで立ち回れるかを確認。もうワンパンチほしい感じだったが、及第点の動き」と木村調教師。
フェアリーS5着リックスター(鹿戸)は三浦騎手を背にWコース単走で馬なり。4ハロン55秒3―11秒9をマークした。「体重が減りやすいタイプだけど今は戻っている。前走は最後でモタれていたので、左回りのほうがいいかも」と鹿戸調教師。
同7着ミシシッピテソーロ(畠山)はWコースで5ハロン66秒7-12秒3。直線で仕掛けられて僚馬に併入した。初コンビの戸崎騎手は「真面目に走るし、センスも良さそう。動きは申し分ないです。完成度も高そうな印象です」と好感触。
ファンタジーS12着ミカッテヨンデイイ(堀内)は、新コンビの松岡騎手を背にWコースで一杯に追われて6ハロン84秒7―11秒6。「内容はすごく良かった。あとは当日のテンションだけ。競馬までのアプローチを工夫するので、落ち着いて臨めれば」と松岡騎手。
葉牡丹賞14着オンザブロッサム(大和田)は坂路で3頭併せ。馬なりで4ハロン55秒0―12秒7を計時して併入した。大和田調教師は「今までで一番いい状態。距離がどうかだが、牝馬同士ならもっとやれていい」と一発を狙う。
《栗東》昨年12月3日阪神の未勝利戦(芝1800メートル)を勝ったアンリーロード(茶木)は、M・デムーロ騎手を背にCWコースで併せ馬。一杯に追われて6ハロン84秒9-11秒6をマークし、年長馬に先着した。茶木調教師は「しまいだけでしたが、いい手応えです。以前は後肢が甘く、体を使い切れていなかったのですが、成長して動きやすくなっています」と笑顔で話した。
阪神JF3着ドゥアイズ(庄野)は、吉田隼騎手を背にCWコースでラスト1ハロン12秒1(6ハロン83秒0)。3頭併せで最先着を果たした。庄野調教師は「前2頭を目標に最後に内から並んで、しまいだけしっかり動かしました。反応も良かったし、いい追い切りができました」とうなずいた。
昨年12月18日阪神の2歳未勝利戦(芝1600メートル)を勝ったハーパー(友道)は、川田騎手を背にCWコースで3頭併せ。ラスト1ハロン11秒3(6ハロン80秒9)をマークし、ノーブルクライ(3歳1勝)を3馬身突き放した。友道調教師は「今回から調教でチークピーシズを着けていますが、いい動きでした。東京芝マイルで何とか頑張ってほしい」と期待した。