3週連続の勝利がかかった先週末は、残念ながら2着1回、3着2回と惜しいレースがあったものの未勝利に終わった藤田菜七子騎手(22)=美・根本=。仕切り直しとなる今週末は引き続き小倉開催に参戦し、土日合計16鞍に騎乗する。
今週は、上位争いが期待できる有力馬が数多くスタンバイ。土曜のオープニングレースとなるヴィグラスカイザー(土曜1R)は、11着に大敗したとはいえ新馬戦で2番人気に支持された期待馬。距離短縮でその素質が開花するか注目したい。初コンビを組んだ前走で2着に好走したサノマナ(土曜4R)は、引き続き1200m戦でチャンス十分。ガーデンコンサート(土曜6R)も前走で初コンビを組んで4着と、まずまずの結果だっただけに、展開ひとつでチャンスがありそう。
そして土曜日、最も注目を集めそうなのは、ダートに路線変更してから5、2、3着と上位争いが続くヤマニンマヒア(土曜8R)。4戦連続でのコンビとなるだけに、そろそろ結果が欲しいところ。
日曜日は2レースからの登場となる。サイモンゼーレ(日曜2R)は1勝クラスで善戦が続くだけに“もうひと押しがあれば”といったところ。コンビを組んで勝利を挙げた経験があるリュウグウヒメ(日曜7R)やエイシンムジカ(日曜10R)もメンバー的に上位進出の可能性がありそう。
それでも、日曜日の最注目は新馬戦2着→未勝利戦3着と惜しい競馬が続いているルヴェルソー(日曜5R)だろう。多頭数になるものの、前走で複勝圏を確保しているのは、名古屋の交流競走を走ったメイショウノリムネのみ。相手に恵まれたといえるだけに、デビュー3戦目で初勝利となる可能性が高いのではないか。
今週末は土日の両メインレースでも騎乗する。土曜メインの海の中道特別(2勝クラス)に出走するコロンバスデイは、休養明けをひと叩きされて状態面の良化は必至。日曜メインの周防灘特別(2勝クラス)では、イサチルルンルンと引き続きコンビを組む。近走着順は冴えないが、末脚は堅実なものがあるだけに、見せ場を作って欲しいところだ。今週末の騎乗馬は以下の通り。
2月1日(土)【小倉】◆1R・3歳未勝利ヴィグラスカイザー(牡3、栗東・石坂公一厩舎)◆3R・3歳未勝利ランサムトラップ(牝3、美浦・根本康広厩舎)◆4R・3歳未勝利サノマナ(牝3、美浦・栗田徹厩舎)◆5R・メイクデビュー小倉 3歳新馬スターペストニー(牡3、栗東・千田輝彦厩舎)◆6R・4歳上1勝クラスガーデンコンサート(牝4、美浦・尾関知人厩舎)◆8R・4歳上1勝クラスヤマニンマヒア(牡4、栗東・松永幹夫厩舎)◆9R・4歳上1勝クラスミチビキ(牝4、美浦・蛯名利弘厩舎)◆11R・海の中道特別 4歳上2勝クラスコロンバスデイ(牝5、美浦・小笠倫弘厩舎)◆12R・小郡特別 4歳上1勝クラスイリスファルコン(牝6、美浦・南田美知雄厩舎)
2月2日(日)【小倉】◆2R・4歳上1勝クラスサイモンゼーレ(牡7、栗東・梅田智之厩舎)◆3R・3歳未勝利タムロシャイン(牝3、栗東・西園正都厩舎)◆5R・3歳未勝利ルヴェルソー(牝3、美浦・田中博康厩舎)◆6R・4歳上1勝クラスアイコニック(牝4、美浦・稲垣幸雄厩舎)◆7R・4歳上1勝クラスリュウグウヒメ(牝4、美浦・武井亮厩舎)◆10R・開聞岳特別 4歳上2勝クラスエイシンムジカ(牝6、栗東・西園正都厩舎)◆11R・周防灘特別 4歳上2勝クラスイサチルルンルン(牝5、美浦・竹内正洋厩舎)