【ズバリ!調教診断】レパードS 新潟滞在のシンボリクリスエス産駒が前回以上のデキ!インディアTをレコードで制したアノ馬も軽視禁物!2019年8月3日(土) 16:30
日曜日に行われるレパードSの出走馬の追い切り内容について、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
①メスキータ
この中間は栗東坂路で調整。1週前に併せ馬を行い、今週は終い重点で追われるなど、順調にメニューを消化してる点は評価できる。ただ、この中間の4F最速タイムは56秒2。走り自体は悪くないが、大幅な変わり身となると疑問。評価は下げざるを得ない。
②アヴァンセ
栗東坂路で行われた1週前追いでは、3勝クラスに後れをとったものの、時計的にはこの馬とすれば悪くない部類。今週のCW追いでは、終いにかけて上々の伸びを示した。間隔はあいたが、緩んだ様子はなく、追うごとに良くなっている印象。動ける仕上がりとみる。
③ブルベアイリーデ
1週前に栗東坂路で4F51秒5、ラスト1F12秒0の好タイムをマーク。今週の坂路追いでは、終いにしっかり負荷を掛けられ、ラスト2F24秒3-11秒7の好ラップを記録した。前肢をしっかりと使ったフットワークは目を引くものがある。コンスタントに使われているが、デキ落ちや疲れは見られない。好仕上がりで臨めそうだ。
④ヴァイトブリック
25日に放牧先から直接、新潟競馬場に入厩。その後はダートコースで調整を行い、28日に長めから併せ馬を消化。31日の追い切りでは楽な手応えを残したまま、及第点のタイムを記録&僚馬を圧倒した。攻め量こそ少ないものの、集中して走れている点は何より。首と四肢の連動性が高い、滑らかなフォームは見映えがする。前回以上のデキとみていい。
⑤ワシントンテソーロ
中1週とあってか、最終追いは南Pで緩めの内容。それなりのタイムを刻んだものの、終い重点の割に重心が高く、時計ほどの伸びを感じない。脚元の動きは悪くないので、調子落ちとまでは言い切れないが、上積みを望めるかどうかについては微妙な線。良くも悪くも平行線、といったところか。
⑥ハヤヤッコ
2週前にコズミックフォース、1週前には調教駆けする年長馬と併せ馬を行い、ともに譲るところなし。その後は新潟へ移動し、ダートコースで調整。今週の併せ馬は、ほぼ持ったままで僚馬を追い詰め、悠々と併入に持ち込んだ。手前のチェンジがスムーズで、脚さばきも力強い。滞在のアドバンテージを活かすことができれば、上位争いに割って入る可能性は十分にある。
⑦ブラックウォーリア
1週前に栗東CWで行われた3頭併せでは、及第点のタイムを計時&2頭に優勢。その一方、同じくCWで実施した今週の3頭併せは、新馬2頭に遅れて入線という、サマにならない内容。ただ、もともと稽古の内容がアテにならないタイプ。高速決着後の中2週、なおかつ輸送を控えた身で、これだけ攻めることができるのは、体調面に不安のない証左とも言える。軽んじて扱えない1頭だ。
⑧ハヤブサナンデクン
放牧を挟んで、ここ目標に調整。2週前、1週前と2週続けて合格点レベルの上がりタイムを記録。今週のCW追いでは、大きなストライドを駆使して、僚馬を圧倒した。少し若さを出すシーンもあったが、3歳馬同士の争いなら許容範囲の部類。緒戦から動ける仕上がりにある。
⑨トイガー
最終追いはポリトラックで併せ馬を実施。1勝クラスを相手に外を回して同入。手応えと脚勢は完全に上回った。一方で、前進気勢が過ぎるところがあり、そのぶん後肢が遅れているように映る。一定の上積みは見込めても、本番で折り合いがつくかどうか。それが大きな焦点となろう。
⑩デルマルーヴル
1週前に坂路でマズマズのタイムを記録。南Pで実施した今週の併せ馬では、先行する僚馬を苦にするところなく追い詰め、最後は相手に歩調を合わせる格好でゴールした。手前を替えるのが下手なのか、加速がつくまでに時間を要している点は気になるが、この馬らしいダイナミックな走りは健在。いい状態をキープしているのではないか。
⑪エルモンストロ
栗東CWで行われた1週前追いでは、僚馬に後れをとったものの、ラスト1Fは11秒台半ばの好ラップを記録。今週の坂路追いでは、追走先着&加速ラップをマークした。この調整過程は前回の中間時とほぼ同じ。もう少し重心が下がれば言うことなしだが、それは今後の課題だろう。動き自体は安定しており、気配は決して悪くない。良い意味での平行線だろう。
⑫ロードリバーサル
1週前に栗東坂路で実施した追い切りは、緩めの内容ながら素軽いフットワークを披露。今週のCW追いでは、終いをしっかりと攻め、合格水準のタイムをマークした。この中間の内容を確認する限り、久々の前走をレコード勝ちした疲れや反動は見受けられない。自分のリズムで運ぶことができれば、面白い存在になりそうだ。
⑬サトノギャロス
最終追いは栗東坂路で折り合い重視の調整。序盤を行きたがるところなくスムーズに運ぶと、中盤は鞍上の仕掛けに素早く応じてギアを上げ、ラスト2F24秒9-12秒4の持続ラップを記録。僚馬にキッチリと先着を果たした。1週前には4F51秒8を記録しているように、負荷の面でも申し分がない。状態面の不足はなく、あとはコーナー4つの競馬に対応できるかどうか。その1点に尽きる。
⑭アッシェンプッテル
18日と25日に栗東CWで上々のタイムを計時。今週のCW追いでも好反応を示し、僚馬に追走先着を果たした。兎にも角にも、鞍上の指示に対して従順。操縦性の面では文句のつけどころがない。難を挙げれば、大柄な割に力強さを感じないところか。その点を鑑みると、牡馬相手の重賞でパワーを求められると厳しい印象。軽い馬場の出現や、上がりの決め脚勝負といった展開利があれば、という条件付きの狙いとなる。
⑮ビルジキール
間隔が詰まることもあってか、最終追いは栗東坂路で終いをサッと伸ばす程度。頭の位置が高く見映えは良くないものの、ほぼ馬任せに近い内容でラスト1Fは12秒3。時計的には十分走っている。大幅な良化となると疑問符がつくが、状態自体は悪くなさそう。ヒモ候補としてキープしておきたい。
ウマニティ重賞攻略チーム |
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◆アヴァンセ・吉村師 「前走は時計を詰めた。まだ成長途上だが楽しみはある」
◆ヴァイトブリック・和田郎師 「イメージ通りの追い切り。落ち着いて競馬に向かえれば」
◆エルモンストロ・辻野助手 「体はキープ。ダートになじみ、力もつけてきています」
◆サトノギャロス・西園師 「暑さにバテている感じはありません。気持ちの強い馬。新潟でも力を出せると思う」
◆デルマルーヴル・戸田師 「気持ちよく脚慣らし。体がしっかりしてメリハリも出てきた」
◆ハヤブサナンデクン・吉村師 「元気いっぱい。1800メートルは合うしチャンスあると思う」
◆ビルジキール・安達師 「カイバ食いがよく、体調は戻っています。左回りの舞台がいい方に出るようなら」
◆ブラックウォーリア・山田真助手 「もともと攻めは地味なタイプ。新潟は合いそう」
◆ブルベアイリーデ・杉山師 「使いつつ競馬を覚えて、レースが上手になってきた。ここでも力差は感じません」
◆メスキータ・山内師 「近走は上位に離された競馬が続いている。力をつけている段階」
◆ワシントンテソーロ・斎藤誠師 「いい状態をキープ。後続に脚を使わせたい」
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