【朝日杯FS】最新ナマ情報2015年12月20日(日) 05:07
◆見せ場は「作る」〔1〕サイモンゼーレ
坂路を4ハロン67秒3で登坂。ゆったりとして雰囲気はいい。梅田調教師は「ここまで順調に来た。精神的に難しいところがあるけど、肉体的にはやわじゃないよ。見せ場は作れると思うけど、相手が強いのでどこまでやれるか」と話した。
◆上原2騎〔2〕ライズ&〔3〕モラール上り調子
上原厩舎の2頭は午後1時前、阪神競馬場に到着した。ともに元気な様子で、上原調教師は「スムーズに来られたし、第1段階はクリアという感じ」とホッとした表情だ。「枠も内で並んでいいところだね。両馬とも上り調子で上積みがありそうだし、距離に関してもマイルはともに守備範囲」と好勝負を意識している。
◆弱気も枠は歓迎〔4〕コパノディール
CWコースで調整した。崎山助手は「中央で勝ち鞍がないので…。体重(事前発表で418キロ)がもう少し増えてほしいけど、間隔が詰まって増えきらないですね」と語る一方、〔2〕枠(4)番について「内々を回れるぶん、よかったですね」と歓迎した。
◆陣営「一発狙う」〔5〕ウインオスカー
角馬場からCWコースを1周。「前走(2着)は骨折明けでもそれなりに格好はつけてくれた。7分の仕上げだったので、使った上積みはある」と緒方助手は好感触。「前走は物見をしていたし、ハナにはこだわりません。人気もないので気楽に行けますからね。ひそかに一発を狙っていますよ」と色気を持つ。
◆「いい馬場」祈る〔6〕ユウチェンジ
厩舎周りの引き運動を90分。「いつもの調整パターンです。追い切りの反動もなくはつらつとしていますね。天気予報ではいい馬場でやれそうだし、跳びがきれいなこの馬にとっては朗報ですね」と清永助手は好感触。
◆戦闘態勢整った〔7〕イモータル
角馬場で調整。気合が乗って戦闘態勢は整っている。「前走を使う前はうるさくて手を焼くことがあったけど、今回は落ち着いて調整しやすかった。やるごとにピリッとしたところも出てきている」と榎本助手。
◆競馬センス期待〔8〕ツーエムレジェンド
坂路を4ハロン68秒4。「予定通り来ているし、仕上がりはいいと思う」と池添兼調教師。「すごいメンバーだけど、競馬センスはいいからね。どんなレースをしてくれるか楽しみ」と笑みを浮かべた。
◆レースぶり一番〔9〕ボールライトニング
京王杯2歳Sの覇者は坂路を4ハロン63秒9-15秒8で小気味よく駆け上がった。「精神面を追い詰めないようにやってきた。状態は変わりないですね」と宮本調教師。「前走は外枠を克服してくれたし、いいモノは持っている。良血のシーザリオ、エアメサイアの子(それぞれリオンデーズとエアスピネル)とどれだけ差があるかだけど、レースぶりならうちのが一番だと思う」と楽しみな様子だった。
◆雰囲気は「いい」〔10〕タイセイサミット
坂路を68秒0と軽めのメニュー。玉井助手は「雰囲気はいいですね。レース前のいい意味でのピリピリ感が出てきている」と上昇ムードを伝える。前走の東スポ杯2歳Sは2度不利を受けただけに、「スムーズな競馬をしてほしい」と期待を込めた。
◆最終調整も納得〔12〕シュウジ
坂路で4ハロン76秒2-15秒9。最終調整も岩田騎手を背に、終始落ち着いていた。「きょうも予定通りの時計で、やることはやったという感じですね。馬体も締まってきそうですし、これで負けたら仕方ありません」と千野助手は納得の表情で送り出す。
◆前で競馬できる〔13〕シャドウアプローチ
角馬場で調整。キビキビとした動きが目を引く。北村助手は「いい意味でピリッとしてきている。短い距離を使っているので、マイルでも前の方で競馬ができると思う」と語った。
◆仕上がり太鼓判〔14〕ハレルヤボーイ
初の関西への輸送でも道中はおとなしく、スムーズに到着した。諸橋助手は「前走のデキがすごく良く、それを維持できています」と仕上がりに胸を張る。「(軽い芝の)東京よりもタフな馬場の方が合っています。右回りでも圧勝していますからね。エンジンのかかりが早いタイプではないので、早めに加速をつけていく競馬ができれば。スムーズなら好勝負になると思います」と力を込めた。
◆外から気分よく〔15〕リオン
角馬場から坂路で4ハロン61秒7-14秒0。「状態は変わりないですね」と角居調教師。外めの〔8〕枠(15)番については、「最初にリズムよく走らせてから馬の後ろに入れられると思うし、気分よく行けるんじゃないかな」と見通しを語った。
◆掛かり癖が解消〔16〕スリラーインマニラ
馬運車ではカイバ食いも良く、美浦からの輸送はスムーズにクリア。ダートで連勝してきた馬だが、「ダート替わりもあったかもしれないが、馬自身も変わってきたことが大きい。以前は調教でもレースでも掛かっていたが、今はコントロールが利きやすい。自分で競馬を作れるようになり、マイルに延びても対応できるんじゃないかな」と朝野助手。
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【朝日杯FS】東西調教ウオッチャー2015年12月18日(金) 05:06
今週は2歳王者決定戦の朝日杯FSが対象だ。栗東から大阪サンスポの宇恵、渡部両記者と関西競馬エイトのショータTM、美浦からは東京サンスポの片岡記者が参加し、調教での注目馬をピックアップした。
渡部 デイリー杯2歳Sの勝ち馬エアスピネルは雨が降る中、坂路でラスト1ハロン12秒1(4ハロン52秒3)と力強い伸び。一杯に追われた併走馬に余裕で先着しました。1週前の9日も坂路で4ハロン52秒2-1ハロン12秒3と抜群の動きを見せ、充実ぶりが伝わってきます。文句ないデキでしょう。
ショータ 京王杯2歳Sを勝ったボールライトニングもいいですよ。1週前にしっかりと負荷をかけて、当週はサッとやるいつものパターンでの仕上げ。態勢は万全です。馬格があるのに器用さがありますし、完成度が高い馬ですから、楽しみですね。デイリー杯2歳S2着のシュウジも気になる存在です。いい意味での荒っぽさが、この中間は出ています。一級品のスピードがあり、その生かし方次第ではエアスピネルとの差を逆転できるかもしれません。
片岡 美浦からは上原厩舎のアドマイヤモラールとショウナンライズの2頭。ともにWコースで全身を使ってしっかりと動いていて、デキがよさそうだよ。モラールは体調面の上積みがありそうだし、ライズも道中で息を入れながら走れれば、ここでも通用していい。
宇恵 リオンディーズがCWコースで豪快な伸びを見せつけました。前走時よりも体を沈めて走る姿は迫力を感じさせましたよ。1勝馬でも、好勝負になりそうな気配です。
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