先週からスタートした期間限定企画【乗り替わり勝負度チェック!】の2回目をお送りします。当企画のコンセプトは、1回目の記事にてご確認ください。今週も“勝ち逃げ馬券師”新良武志氏に、注目の乗り替わりをピックアップしてもらいます。
※データは2015年以降の結果をもとに集計。今年については前週までが対象
編集部(以下、編) 2週目もよろしくお願いします。
新良(以下、新) 1週目はいきなり全滅で申し訳ありませんでした。的外れな指摘ばかりで、お恥ずかしい限りです。
編 いえいえ、百発百中はあり得ませんからね。惜しい4着というケースもありました。今週はバッチリ決めてください!
新 頑張ります。
編 今週の一番の狙い目の乗り替わりはなんでしょう?
新 日曜日の東京7Rのドリュウ。江田照騎手(75位)から田辺騎手(7位)への乗り替わりです。
編 強調材料は?
新 田辺騎手が東京ダ1400mを非常に得意にしているんですよね。2015~2017年の勝率は10.5%だったのが、今年は22.0%にまで上昇させています。
編 ガラッと変わりましたね。
新 そうなんです。今年はこのレースに出ている騎手のなかで勝利数、勝率ともにナンバーワンで、単勝回収率は100%超え。複勝率は5割に迫る48.8%を記録しています。このコースを手の内に入れていることは間違いないでしょう。それに対し、前走(中山ダ1200m)の江田照騎手のコース勝率は2015~2017年が6.3%、今年が5.5%。
編 大きな違いですね。
新 はい。この乗り替わりは大きくプラスに作用すると思います。さらに、田辺騎手とドリュウのコンビは、2月に今回の舞台で好走している実績があります。惜しい競馬が続いていますが、今度は勝ちきってくれるでしょう。
編 期待したいです。それ以外に注目しているのは?
新 土曜日の京都12Rのメイショウサチシオ。田中勝騎手(48位)から武豊騎手(15位)への乗り替わりです。
編 武豊騎手はテン乗りですね。
新 不安よりも期待のほうが大きいです。前走(東京ダ1400m)の田中勝騎手のコース勝率は、2015~2017年が5.6%、今年は0.0%。今回京都ダ1400mの武豊騎手のコース勝率は、2015~2017年が11.7%、今年は41.7%。馬はこのコースを得意にしていて、U指数も2位につけています。ここは上位争い必至と判断しました。
編 ありがとうございます。来週もまたよろしくお願いします!
★その他の注目乗り替わり★
土曜新潟5R ⑥ユンゲンハフト(池添→丸山)
日曜東京10R レッドサバス(松山→田中勝)
【プロフィール】
新良武志(しんら・たけし)
20歳を過ぎたころに競馬を覚え、40代半ばまでは負け組人生を送っていたが、データベースソフト『TARGET』と『ウマニティ』のU指数に出会い、データ馬券に開眼。騎手と種牡馬をメインにした斬新なデータ活用術と馬券購入テクニックを武器に、コンスタントに好配当馬券を的中させる“勝ち逃げ馬券師”へと変貌を遂げる。15年秋に雑誌『競馬最強の法則』でデビューし、翌16年春には単行本『毎週コツコツ勝ち逃げリーマン最強馬券術』(ベストセラーズ)を上梓。現在もデータ馬券研究の日々を送る。10月12日(金)に新創刊された『競馬の天才!』(メディアボーイ)で連載をスタート!
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