ヒストリコ(競走馬)

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ヒストリコ
写真一覧
抹消  鹿毛 2016年3月17日生
調教師土田稔(美浦)
馬主山口 敦広
生産者山岡ファーム
生産地新冠町
戦績 4戦[1-0-0-3]
総賞金700万円
収得賞金400万円
英字表記Historico
血統 スウェプトオーヴァーボード
血統 ][ 産駒 ]
End Sweep
Sheer Ice
エーピーモモ
血統 ][ 産駒 ]
ダンスインザダーク
サヤカ
兄弟 ブライトチェリーユキヤナギ
市場価格
前走 2019/03/30 3歳500万下
次走予定

ヒストリコの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
19/03/30 中山 6 3歳500万下 ダ1200 16612148.51116** 牝3 54.0 大野拓弥土田稔 418
(+12)
1.13.9 2.639.2⑤⑤ナスノダケ
18/10/16 門別 11 エーデルワイ G3 ダ1200 16--------14** 牝2 54.0 田辺裕信土田稔 406
(--)
1.16.2 2.7----アークヴィグラス
18/07/22 函館 11 函館2歳S G3 芝1200 1671493.71311** 牝2 54.0 横山武史土田稔 420
(-6)
1.10.6 1.235.6⑬⑮アスターペガサス
18/07/07 函館 6 2歳新馬 ダ1000 7113.021** 牝2 52△ 横山武史土田稔 426
(--)
1.00.5 -0.636.8キモンボーイ

ヒストリコの関連ニュース

【エーデルワイス賞】レース展望

2018年10月15日(月) 13:05

★地元の期待は重賞2連勝中のアークヴィグラス



 16日(火)に門別競馬場で、2歳世代最初の交流重賞・第21回エーデルワイス賞(交流GIII、2歳オープン、牝馬、定量、ダート・右1200メートル)が行われる。過去20回のうちJRA所属馬が10勝しているのに対し、地元北海道所属馬8勝、佐賀・岩手所属馬が各1勝。昨年は北海道勢が掲示板を独占しているように、地方馬の活躍も目立つ注目の2歳重賞を展望していきたい。



 地元ホッカイドウ競馬所属馬の中で一番の期待を集めるのは、若手のホープ・石川倭騎手とのコンビでフルールC→リリーCと重賞を2連勝しているアークヴィグラス(北海道・小野望厩舎)か。



 16頭立ての大外枠は楽ではないが、馬群に包まれずに自分の競馬に徹することができるとプラスに考えることもできる。今年23歳となった石川倭騎手は、ダブルシャープとのコンビでJRAでも勝利を挙げるなど活躍しているが、交流重賞のタイトルはまだ未勝利。ここは、初勝利を飾る絶好のチャンスだ。



★名将・角川秀樹調教師が送り出すキスミーローズ



 通算勝利数は1200勝超え。エーデルワイス賞もアンペア(08年)、オノユウ(09年)、ハニーパイ(12年)、タイニーダンサー(15年)、ストロングハート(17年)で計5度制している地元ホッカイドウ競馬の角川秀樹調教師が、今年も5頭の管理馬をエントリーしてきた。



 5頭の中でも、フルールC2着→リリーC3着と重賞で好走が続くパレスラブリーが高い支持を集めそうだが、一番手に取り上げたアークヴィグラスと未対戦で“未知の魅力”があるという点ではデビューから2戦2勝のキスミーローズが面白い存在になりそうだ。



 パレスラブリーやキスミーローズと比べるとやや見劣るが、スティールティアラ、グレイアンジェラも重賞で2、3着した実績がある。レコードチェイサーは中央の芝に挑戦して結果は出なかったが、地元のダート戦に戻れば巻き返してくる可能性があるだろう。



 今年のエーデルワイス賞も、ホッカイドウ競馬の名将・角川秀樹調教師が放つ“5本の矢”から、目が離せない。

★騎手&調教師V目指す山口竜一厩舎のエムティアン



 2014年に厩舎を開業した山口竜一調教師は、騎手時代の2007年にマサノミネルバ、翌2008年にはアンペアとコンビを組んでエーデルワイス賞を連覇しており、騎手&調教師、双方でのエーデルワイス賞制覇がかかっている。



 そんな山口竜一調教師が送り出すエムティアンは、地元でデビュー2連勝を果たすと、中央の函館2歳S(GIII)に挑戦して見せ場十分の4着に善戦。連続での中央挑戦となったすずらん賞は大敗してしまったが、地元のダート戦に戻った前走は2着と巻き返している。



 今回は大井の矢野貴之騎手が初騎乗となるが、デビューから桑村真明騎手(北海道)→山本聡哉騎手(岩手)→三浦皇成騎手(JRA)→丸山元気騎手(JRA)→落合玄太騎手(北海道)と、毎回乗り替わりながらも結果を出してきているだけに問題ないと見ていいのではないか。



 また、山口竜一厩舎からは、矢野騎手と同じく大井所属の笹川翼騎手とのコンビでシェリーアモールも出走する。こちらも1600m戦とはいえ重賞で3着している実力馬だけに、距離短縮さえこなせれば見せ場を作る可能性がありそうだ。



吉田隼人騎手が再び“テソーロ”とのコンビで参戦



 昨年のエーデルワイス賞は地元のホッカイドウ競馬所属馬が1~5着までを独占する形となったが、一昨年は吉田隼人騎手が騎乗したJRA所属のリエノテソーロが2着以下に5馬身差をつけてデビュー3連勝を果たした。



 2年前のエーデルワイス賞ではファンの期待に応えて主役となった吉田隼人騎手が、その再現をすべくリエノテソーロと同馬主のデンバーテソーロ(美浦・栗田徹厩舎)とのコンビで参戦することが決定。



 函館・芝1200mのデビュー戦で3着、同舞台の2戦目は2着と惜しい競馬が続いたデンバーテソーロだが、初戦の勝ち馬ナンヨーイザヨイ函館2歳Sで1番人気となり、2戦目の勝ち馬カルリーノ函館2歳Sで3着に好走した。芝での2戦もレベルが高い中で上位に来たと言えるが、3戦目で初めてのダート1000m戦に出走すると、いきなり4馬身差の圧勝と結果が一変している。



 ここは未勝利戦を勝ち上がったばかりでいきなりの重賞挑戦となるが、今年挑戦するJRA所属馬4頭の中には飛び抜けた実績を持つ馬がいないだけに、通用しても不思議ではなさそうだ。

戸崎圭太騎手のケイゴールドは展開不問の自在性が強味



 JRA所属のケイゴールド(美浦・中野栄治厩舎)は、芝で2戦連続8着と結果が出なかったが、ダートに路線変更した2走前に2着に入り変わり身を見せると、ダート2戦目となった前走で待望の初勝利を挙げている。



 昇級初戦が交流重賞の舞台となるが、ダートでは底を見せていないだけに、いきなり上位争いに加わってきても驚けない。2走前からコンビを組んでいる戸崎圭太騎手が、引き続き騎乗できるのも心強い限りだ。



 2走前は2番手追走から粘って2着、そして前走は追い込んで勝利と、大きく異なる戦法でいずれも崩れず能力を出し切っている。展開不問の自在性があるのも、キャリアの浅いこの時期の2歳戦では大きな武器になるのではないか。



★ダートに戻って巻き返したいヒストリコ



 函館・ダート1000mの新馬戦を快勝したJRA所属のヒストリコ(美浦・土田稔厩舎)だったが、2戦目に挑戦した芝重賞・函館2歳Sでは力を発揮することができず11着に大敗してしまった。今回は、それ以来の復帰戦となる。



 デビューから2戦で騎乗した横山武史騎手は、新馬戦を快勝直後に「競馬に行けばステッキを使うことなく圧勝でした。距離は1200メートルでも大丈夫だし、次も楽しみ」と語り、函館2歳Sのレース後は「現状はダートの方が良さそうです」とコメントしている。



 前走は芝でスピードに乗り切れず道中のポジションが悪くなったが、スタートのタイミング自体は悪くはなかった。内枠を引いただけに、しっかりスタートを切って新馬戦のように先行できるかどうかが、上位争いに加われるかどうかのカギになりそうだ。

【エーデルワイス賞】JRA出走予定馬が決定2018年10月11日(木) 18:39

 10月16日(火)に門別競馬場で行われるエーデルワイス賞のJRA所属の出走予定馬および騎乗予定騎手が決定した。

 「第21回エーデルワイス賞」(門別競馬場、交流GIII、2歳オープン、牝馬、定量、ダート・右1200メートル)

【JRA所属の出走予定馬】4頭カシノティーダ(栗東・田所秀孝厩舎、五十嵐冬樹騎手=北海道)ケイゴールド(美浦・中野栄治厩舎、戸崎圭太騎手)デンバーテソーロ(美浦・栗田徹吉田隼人騎手)ヒストリコ(美浦・土田稔厩舎、田辺裕信騎手)

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【函館2歳S】レースを終えて…関係者談話2018年7月23日(月) 05:05

 ◆丸山騎手(ラブミーファイン2着) 「うまいこといったんですけどね。あの競馬で差されるんだから、勝った馬が強すぎます」

 ◆藤岡佑騎手(カルリーノ3着) 「しっかり走ってくれました。将来性はあります」

 ◆三浦騎手(エムティアン4着) 「息の入る流れならより良かったけど、いいスピードを見せてくれました」

 ◆勝浦騎手(トーセンオパール5着) 「オッと思いましたけどね。よく走ってくれました」

 ◆藤岡康騎手(ガイセン6着) 「テンについていけなかったけど、よく差を詰めています」

 ◆中井騎手(ロードワンダー7着) 「さばいていい脚を見せてくれました。スタートが五分なら…」

 ◆池添騎手(スズカカナロア8着) 「仕掛けたら頭が上がってしまって…」

 ◆岩田騎手(ナンヨーイザヨイ9着) 「中団くらいでいいなと思っていたけど、3~4コーナーで外を回らされてしまって…」

 ◆伊藤騎手(イチゴミルフィーユ10着) 「窮屈になったときに馬が気を使って後退したのが痛かった」

 ◆横山武騎手(ヒストリコ11着) 「現状はダートの方が良さそうです」

 ◆菱田騎手(ラブリロンリロンス12着) 「全体的に成長してくれば」

 ◆阿部龍騎手(レコードチェイサー13着) 「勝負どころの反応が良くなく、ついて行けませんでした」

 ◆ルメール騎手(ホールドユアハンド14着) 「初めての芝で忙しかった。ダートの方がいい」

 ◆古川騎手(ニヴィアン15着) 「4コーナーでぶつけられて…。かわいそうな競馬でした」

 ◆松岡騎手(ラブミーリッキー16着) 「やはりダート向き。ダートならオープン級の力があります」

★22日函館11R「函館2歳S」の着順&払戻金はこちら

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【函館2歳ステークス】U指数的考察2018年7月22日() 10:33

函館2歳ステークスの近年の傾向をもとに、U指数を絡めてピックアップした条件に合致する馬を提示しました。予想の際にお役立てください。

※2013年以降の結果をもとに検証

<ポイント①>
低指数馬の一発はたまにあるが、上位勢が全滅ということはない。毎年必ず指数80.0以上の馬が2着連対圏入りを果たしている。

指数80.0以上

カルリーノ
ナンヨーイザヨイ
ヒストリコ
ホールドユアハンド

<ポイント②>
軸馬の絞り込みで頼れるのは、前走で先行しながらも確かな末脚を見せた馬。なかでも、前走芝で4角通過順が3番手以内かつ上がり3ハロン順位5位以内だった、指数80.0以上の馬の好走率が高い。

条件を満たす馬

カルリーノ
ナンヨーイザヨイ

<ポイント③>
指数77.0未満で馬券に絡んだのは牝馬のみ。指数77.0未満の牡馬は軽視のスタンスで構わない。

指数77.0未満の牡馬

ラブリロンリロンス



ウマニティ重賞攻略チーム

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【函館2歳ステークス】有名人の予想に乗ろう!(爆笑・田中ほか)2018年7月22日() 10:24

※当欄では日曜日に開催される函館2歳ステークスについて、競馬好きとして知られる芸能人、著名人の皆さんの予想を紹介していきます。迷ったときは彼らの予想に乗るのも手。参考になさってください。


【田中裕二(爆笑問題)】
◎⑮ホールドユアハンド
○⑥アスターペガサス
▲⑪ナンヨーイザヨイ
△④トーセンオパール
△⑤カルリーノ
△⑧エムティアン
△⑭ヒストリコ
馬連1頭軸流し・3連単1頭軸流しマルチ
⑮→④⑤⑥⑧⑪⑭

【徳光和夫】
3連複ボックス
ラブミーリッキー
ガイセン
トーセンオパール
アスターペガサス
エムティアン
ホールドユアハンド
ワイド1頭軸流し
②→③④⑥⑧⑩⑪⑫⑮

【宮川一朗太】
◎⑥アスターペガサス
○⑤カルリーノ
▲④トーセンオパール
△③スズカカナロア
△⑪ナンヨーイザヨイ
△⑯ニヴィアン
3連複1頭軸流し
⑥→③④⑤⑪⑯

【天童なこ】
◎⑥アスターペガサス



ウマニティ重賞攻略チーム

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【函館2歳ステークス】斬って捨てる!2018年7月22日() 10:16

ウマニティの重賞攻略ページに掲載されている「データ分析」の内容や、過去の函館2歳ステークスの結果をもとに、凡走パターンに合致する馬をピックアップするものです。予想の際にお役立てください。


【全般】
地方所属馬の好走例はゼロ(2008年以降)

エムティアン
レコードチェイサー

前走函館以外からの臨戦馬は3着までが精一杯(札幌開催を除く、2008年以降)

ガイセン
イチゴミルフィーユ
エムティアン
レコードチェイサー
ホールドユアハンド

前走ダート戦出走馬の好走例はなし(2008年以降)

ラブミーリッキー
エムティアン
レコードチェイサー
ヒストリコ
ホールドユアハンド

【人気】
5番人気以下の関西所属馬の連対例はゼロ(2008年以降)
※9時30分現在の5番人気以下かつ関西所属馬

スズカカナロア
ロードワンダー
ラブミーファイン
ラブリロンリロンス

前走函館芝1200m1着馬を除くと、6番人気以下の連対例は皆無(札幌開催を除く、2008年以降)
※9時30分現在の6番人気以下かつ該当馬

ラブミーリッキー
ガイセン
イチゴミルフィーユ
エムティアン
ラブミーファイン
ラブリロンリロンス
レコードチェイサー
ヒストリコ

前走で6番人気以下の低評価だった馬の連対例はなし(2008年以降)

ガイセン
トーセンオパール

【脚質】
前走全角1番手通過かつ1着馬は、着差1馬身超の快勝馬を除くと連対例は皆無(開催時期が前倒しされた2012年以降)

ラブリロンリロンス

【枠順】
2枠の連対例はなし(2008年以降)

スズカカナロア
トーセンオパール

【血統】
父キングマンボ系の好走例はゼロ(2012年以降)

スズカカナロア
ナンヨーイザヨイ


【上記の凡走パターンに合致しなかった馬(連軸候補)】
カルリーノ
アスターペガサス
ニヴィアン



ウマニティ重賞攻略チーム

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ヒストリコの関連コラム

閲覧 3,251ビュー コメント 1 ナイス 6

今シーズン最初のJRA重賞、7月22日の函館2歳ステークス(2歳G3・函館芝1200m)を制したのはアスターペガサス(R Heat Lightningの2016)でした。また、7月21日の中京2歳ステークス(2歳オープン・中京芝1600m)ではアドマイヤマーズ(ヴィアメディチの2016)が、8月4日のダリア賞(2歳オープン)ではアウィルアウェイ(ウィルパワーの2016)がそれぞれ2勝目をマーク。8月26日の新潟2歳ステークス(2歳G3・新潟芝1600m外)、9月1日の札幌2歳ステークス(2歳G3・札幌芝1800m)、9月2日の小倉2歳ステークス(2歳G3・小倉芝1200m)に出走を予定している馬のラインナップも固まりつつあります。この他にも評判馬や良血馬のデビューが相次いでいて、少しずつプレイヤーごとの明暗が分かれているところです。

 ただ、私がこの時期に再三繰り返している通り、最終的な順位を左右するようなビッグレースが行われるのはまだまだ先。G1、G2、G3、オープンの各ワールドはこれからも仮想オーナー募集枠が解放されていきますから、たとえ出遅れているとしても悲観する必要はまったくありません。今後は人気と将来性の兼ね合いが入札のポイントになってくるでしょう。

 今回は、これからラインナップを充実させていこうと考えている皆さんの参考としていただくべく、ウマニティ独自のスピード指数「U指数(結果U指数)」をベースに、既出走馬のパフォーマンスをランキング化してみました。

 まずは単純な「U指数」のトップ10をご覧ください(8月5日終了時点。以下同)。

●07月21日 中京09R 中京2歳S 芝1600m アドマイヤマーズ 88.0
●07月21日 中京01R ダ1200m アールロッソ 87.6
●07月21日 中京01R ダ1200m デターミネーション 87.0
●07月14日 函館01R ダ1000m デンバーテソーロ 86.9
●08月05日 小倉01R 芝1200m ルチアーナミノル 86.5
●07月22日 函館11R 函館2歳S 芝1200m アスターペガサス 85.9
●07月22日 函館11R 函館2歳S 芝1200m ラブミーファイン 85.9
●06月03日 東京05R 芝1600m グランアレグリア 85.6
●08月04日 小倉02R 芝1800m ヤマニンマヒア 85.6
●07月07日 中京01R 芝1200m セプタリアン 85.4

 函館2歳ステークスのアスターペガサスよりも高いU指数をマークした馬は5頭います。特に中京2歳ステークスでアドマイヤマーズが記録した88.0は、芝を使った馬の中だと頭ひとつ抜けた高水準です。父のダイワメジャーはもともとPOG期間中の成績が優秀な種牡馬であり、母のヴィアメディチも現役時代にリューリー賞(仏G3)などを勝っている実績馬。少なくともマイル路線ならかなりの活躍を期待できそうですし、クラシック戦線で主役を張る可能性もあるんじゃないでしょうか。

 もっとも、「U指数」は格の高いレースほど高い数値が出やすい指標。また、新馬よりも未勝利の方が、早い時期のレースよりも遅い時期のレースの方が、それぞれ高い数値になりがちです。

 各馬の特性を正確に把握するべく、カテゴリー別に作成したランキングもご覧いただきましょう。新馬、かつ芝のレースに限定した「U指数」のトップ10は下記の通りでした。

●06月03日 東京05R 芝1600m グランアレグリア 85.6
●07月28日 新潟05R 芝1400m グレイシア 84.7
●06月03日 東京05R 芝1600m ダノンファンタジー 83.4
●06月03日 阪神05R 芝1400m シングルアップ 82.5
●07月22日 函館05R 芝1800m ウィクトーリア 81.5
●08月04日 札幌05R 芝1200m アドレ 81.2
●06月17日 函館05R 芝1200m ナンヨーイザヨイ 81.1
●06月23日 阪神05R 芝1200m ジャカランダシティ 81.0
●06月24日 阪神05R 芝1800m ブレイキングドーン 81.0
●06月16日 函館05R 芝1000m ウインスピリタス 80.8

 昨年もこの時期に同様のランキングを作成しましたが、新馬、かつ芝のレースに限定した「U指数」のトップはステルヴィオ(ラルケットの2015)、2位はダノンプレミアム(インディアナギャルの2015)。皆さんもご存じの通り、この2頭は後に朝日杯フューチュリティステークスでワンツーフィニッシュを決めています。今年はグランアレグリア(タピッツフライの2016)、グレイシアクーデグレイスの2016)と、牝馬が上位を占める結果に。しばらくはこの2頭が最優秀2歳牝馬争いを引っ張っていくことになるかもしれません。

 未勝利、かつ芝のレースに限定した「U指数」のトップ10は下記の通り。

●08月05日 小倉01R 芝1200m ルチアーナミノル 86.5
●08月04日 小倉02R 芝1800m ヤマニンマヒア 85.6
●07月07日 中京01R 芝1200m セプタリアン 85.4
●07月28日 札幌01R 芝1800m コントラチェック 85.2
●08月04日 小倉02R 芝1800m ミヤケ 84.3
●06月30日 函館01R 芝1200m カルリーノ 83.5
●07月29日 札幌01R 芝1200m キタイ 83.1
●08月04日 新潟02R 芝1000m クロムウェル 82.5
●08月04日 新潟02R 芝1000m フレンドリボン 82.5
●08月04日 新潟02R 芝1000m シャウエン 82.5

 このうちコントラチェック(リッチダンサーの2016)、ヤマニンマヒア(ヤマニンカルフールの2016)はディープインパクト産駒です。どちらも2戦目であっさりと勝ち上がりましたし、デビュー戦の勝ち馬はいずれも既にオープンクラスのレースで連対を果たしている馬。今後も引き続き注目しておくべきでしょう。

 新馬、かつダートのレースに限定した「U指数」のトップ10はこちら。

●06月30日 福島06R ダ1150m ホールドユアハンド 81.4
●07月14日 福島06R ダ1150m ジョウラン 80.7
●07月07日 函館06R ダ1000m ヒストリコ 80.5
●06月16日 阪神05R ダ1200m チュウワフライヤー 79.4
●06月16日 阪神05R ダ1200m アールロッソ 79.4
●06月16日 東京05R ダ1400m ラインカリーナ 79.3
●07月14日 福島06R ダ1150m アンジェリーブル 79.3
●07月29日 札幌06R ダ1700m リープリングスター 79.1
●07月29日 札幌06R ダ1700m モーンストルム 79.1
●07月29日 札幌06R ダ1700m フクノワイルド 78.2

 未勝利、かつダートのレースに限定した「U指数」のトップ10は下記の通りとなっています。

●07月21日 中京01R ダ1200m アールロッソ 87.6
●07月21日 中京01R ダ1200m デターミネーション 87.0
●07月14日 函館01R ダ1000m デンバーテソーロ 86.9
●07月08日 福島01R ダ1150m ニシノコトダマ 83.0
●07月08日 福島01R ダ1150m アンビル 83.0
●08月04日 札幌01R ダ1000m スマートスリロス 82.9
●07月08日 福島01R ダ1150m グレートデー 82.3
●07月14日 函館01R ダ1000m スマートスリロス 81.3
●07月08日 福島01R ダ1150m エリーバラード 79.5
●07月08日 福島01R ダ1150m ウィローグラウス 79.5

 ちなみに、昨年はドンフォルティス(グロッタアズーラの2015)がダートの未勝利で高いU指数をマークしていました。POG期間中にかなりの賞金を獲得する馬がいるでしょうから、こちらの各馬にもぜひ注目してみてください。

■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)

 埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』で「データ分析」のコーナーを、TCKホームページ内『データ&コラム』で「分析レポート」を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラムなどさまざまなメディアを舞台に活動している。近著に『コース別 本当に儲かる騎手大全 2017秋~2018』(ガイドワークス)など。POG関連メディアの制作にもさまざまな形で携わっており、ウマニティPOG 2014では最高位クラスのスペシャルワールドにおいて優勝を果たした。


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2018年7月18日(水) 18:30 くりーく
くりーくの中間調教チェック 2018函館2歳ステークス編
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こんにちは、公認プロ予想家のくりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に、各馬コメントをしていきたいと思います。


7月22日(日) 第50回 函館2歳ステークス(G3、2歳 芝1200m)
【登録頭数:17頭】(フルゲート16頭)


<以下、新馬勝ち馬12頭>

アスターペガサス(前走6/24函館新馬芝12①、496kg、中3週、前走時印◯)<A>
前走時は栗東の坂路で本数は乗られていたが、速い時計の追い切りは1本のみ。函館移動後も2本強めに追われてはいたが、もう一つ時計が物足りずということで◯評価だった馬。しかしレースでは好位から抜け出して1着。大きな馬で、この中間に関しては馬なりでの調整も本数を乗られている。状態面での上積みがありそう。

イチゴミルフィーユ(前走7/7福島新馬芝12①、442kg、中1週、前走時印◎)<C>
前走時は坂路で好時計が出ていて2週前、1週前に併せ馬で先着。最終追い切りは併入も動きを見ると手応えはこの馬の方が格段に良く抜群だった。スピードと仕上がりの良さで◎にして、予想通り1着。中1週で函館に移動しての出走となるので、1週前に速い時計を出せておらず状態面での不安が残る。最終追い切りの動きを見てから。

ガイセン(牡:前走7/1福島新馬芝12①、412kg、中2週、前走時印▲)<B>
前走時は直前3本の坂路での時計が良く、先行力もありそうだったので▲評価。レースでも先行力と仕上がりの良さで直線で抜け出して1着。牡馬にしては小柄だが、その分仕上げやすそうで前走後は函館に移動して1週前の日曜日には時計を出している。美浦からの移動組の中では順調にきているのではないかと思う。

ジゴロ(牡:前走7/14函館新馬芝12①、454kg、連闘、前走時印×)<A>
前走時は1週前の追い切り以外、特にWコースでの併せ馬での遅れが目立っていて印は×止まりに。それでもレースでは2着馬に5馬身差をつけての圧勝。調教内容を見直してみると、強めに追われている時が大きく遅れていて馬なりの時には先着していることが多く、タイプ的にビシビシ追われるより気分よく走らせている時の方が走る馬なのかもしれない。今回は連闘となるため、強く追われることはないと思うが軽めなら良い動きを見せてくれそうだ。ダクでもキャンターでも最終追い切りの動きは見てみたい馬。

スズカカナロア(牡:前走7/7函館新馬芝12①、456kg、中1週、前走時印◎)<B>
前走時は栗東の坂路、CWで好時計が出ていて函館での最終追い切りでも芝コースで好時計と、乗り込み量と能力の高さを見込んで◎。枠も良かったが2番手から直線で抜け出して期待通りの勝利だった。この中間は速い時計を出していないが、前走の時点で乗り込み量は豊富だったので最終追い切りで速い時計が出ていれば調子落ちはなさそう。

トーセンオパール(牝:前走6/23函館新馬芝12①、410kg、中3週、前走時印×)<B>
前走時は1週前に併せ馬で強めに追われて先着。直前は芝コースで馬なりと乗り込み本数はさほど多くなかったが、かなり小柄な馬で仕上げやすかったのではと感じさせる調教過程だった。この中間も1週前にジョッキー騎乗で併せて先着していて、仕上がりに関しては問題なさそう。

ナンヨーイザヨイ(牡:前走6/17函館新馬芝12①、462kg、中4週、前走時印×)<B>
前走時は栗東の坂路でかなり乗込まれていて、函館に移動してからも3本追い切っての出走。最終追い切りでは併せ馬で遅れていてこれまでの調教時計を見ても抜けて良い時計は出ていなかったので、予想では×印。それでもレースでは逃げた2着馬を直線力で捻じ伏せる内容で新馬勝ち。ただ2着馬とは乗り込み量と馬体重の差が結果に出たという感じで、この中間を含めて調教時計を見る限り特に能力が抜けているような時計は出ていないのも事実だ。この馬が一番良いのはデビュー前の乗り込み量と前走からの余裕のあるローテーション。新馬戦で負かした3、4着馬がその後勝ち上がっているのでレースレベルは低くないハズで、そこを目立つ調教時計が出ていない状態で勝ったのだからこれから先の成長を考えれば期待は十分だろう。ただ、今回に関しては前走から中4週でどれだけ変わってくるかということになるので、そのあたりは最終追い切りの動きを見てから。

ヒストリコ(牝:前走7/7函館新馬ダ10①、426kg、中1週、前走時印△)<E>
前走時は美浦で速い時計2本、その後移動して最終追い切りを函館Wで馬なりで行っての出走。レースでは新馬勝ちしたが1番枠でハナに行けて、乗っていたのが減量騎手△52kgというのが勝因だと思うので能力で勝ったという感じではない。芝変わりの不安もあるが、この中間1週前に速い時計を出していないという点も不安で、状態面にも疑問。

ホールドユアハンド(牡:前走6/30福島新馬ダ11①、462kg、中2週、前走時印×)<C>
前走時には馬なりのみの調教で、どちらかと言えば終いの時計は出ていたとはいえ特に抜けて良い時計ではなかった。そのため重い印は打たず×印だった馬だが、レースでは好スタートからそのまま逃げ切り勝ち。ダート戦ではあるがスタートの芝の走りは悪くなく、特に芝替わりを気にする必要はなさそう。2週前に美浦の坂路で良い時計を出しているが、輸送後の函館での最終追い切りの動きを見てから判断したい。

ラブミーファイン(牝:前走7/8函館新馬芝18①、440kg、中1週、前走時印◯)<D>
前走時は函館W、ダート、芝で終い伸び脚のあるところを見せていて併せ馬でも3週連続先着。調教内容が充実していてしっかり仕上がっていたことが、1800m戦で先行して抜け出す内容での勝利につながったと思われる。今回は1200m戦になり、流れがガラッと変わり前走のようにはいかないはずで、1週前に速い時計を出していない点も気になるところ。

ラブミーリッキー(牝:前走6/23函館新馬ダ10①、462kg、中3週、前走時印◎)<B>
前走時は美浦の坂路、南Wで好内容の調教をこなして函館入り。美浦でほぼ仕上がっていた感じで、函館では普通の時計で特に目立つところはなかったが血統的に向いている印象の条件と、仕上がりの良さで◎に推奨。新馬勝ち。美浦にいる時から松岡騎手が毎回のように追い切りに騎乗して調整されていて、この中間は1週前に芝コースに入れて併せ馬で先着と状態面は良さそうに映る。あとはレースで芝の流れに乗れるかがポイントだろう。

ラブリロンリロンス(牡:前走6/30函館新馬芝10①、418kg、中2週、前走時印◎)<D>
前走時は乗込み豊富で3週連続ジョッキー騎乗で追い切られて最終追い切りは併せ馬で大外を楽な手応えで先着。仕上がり良好で◎を打ち、1着。この中間は中2週での出走となるが、1週前は単走馬なりで目立つ時計はみられず、この時点では特に上積みがありそうな感じはない。


<以下、未勝利勝ち馬3頭>

カルリーノ(牡:前走6/30函館未勝利芝12①、484kg±0、中2週、前走時印◯)<B>
美浦で乗り込まれて函館に移動しての新馬戦◯(4着)。その後中1週で未勝利勝ちして今回中2週での出走となる。この中間も1週前、日曜と藤岡佑騎手騎乗で時計を出すなど、使われている割には調教をしっかりと積んできていてタフな面を覗かせる馬。滞在競馬で輸送はなく、大きめの馬で使われての上積みにも期待できそう。

ニヴィアン(牝:前走7/8函館未勝利芝12①、440kg+6、中1週)<D>
新馬戦時は美浦で好時計が出ていて、函館移動後の最終追い切りでも芝コースで良い走りを見せていた。◎にしたが直線で伸びきれず、結果は5着。パドックではチャカチャカしていて気負い気味なところを見せていたので、輸送してレースという状況が影響したかもしれない。中1週での出走となった未勝利戦では、環境にも慣れた影響か馬体も増えてパドックでの落ち着きもあり、その辺りがゴール前の差し切る力に繋がったのではないかと思う。この馬は気性的に使われてという感じではないので、前走後中1週での出走はマイナス面が出てしまいそうな感じがする。

ロードワンダー(牡:前走7/14函館芝12①、426kg+2、連闘)<C>
新馬戦の時は栗東で乗り込まれて函館へ移動。函館芝での最終追い切りでも併せて先着していて◯評価で2着。その後中1週(3着)、中1週(1着)で今回連闘での4戦目。使い込まれているが小柄な馬の割に馬体も増えていて、上積みまでは見込めないかもしれないが、かと言って調子落ちもなさそうではある。


<以下、地方馬2頭>

エムティアン(牝:前走6/7門別OPダ12①、422kg+2、1ヶ月半)<C>
門別のフレッシュチャレンジ(牝馬限定新馬戦1着)では、調教評価Bで印は▲と特に高い評価をするほど抜けて良いところはなかった馬。前走後は、間隔が空いていてこの中間門別の坂路で好時計を出しているので、能力面よりも状態面で注意が必要かもしれない。

レコードチェイサー(牝:前走6/27門別OPダ10①、450kg-2、中2週)<C>
門別のフレッシュチャレンジ(新馬戦1着)では調教評価Bで印は▲と、この馬も能力検査、調教内容で特に目立つところはなかった馬。前走時には門別坂路で好時計が出ていて、今回の最終追い切りでどのくらいの時計を出してくるかで状態面の判断はできそう。



◇今回は函館2歳ステークス編でした。
この函館2歳ステークスがJRAではこの世代の初めての重賞競走となります。ただ出走してくる馬たちの前走を見ると様々で、今回と同じコースで新馬勝ちした馬もいれば、函館のダート戦を勝ってきた馬に未勝利戦から勝ち上がってきた馬、さらに福島の芝・ダートで新馬戦を勝ち上がってきた馬に、ホッカイドウ競馬から参戦してくる馬までいるメンバー構成。これだけでも比較が難しくなるうえに、さらに間隔もゆったりしたローテーションの馬から連闘してくる馬まで幅広く、何を基準に予想したら良いか分からなくなってしまうところもあるのではないかと思います。出走馬の能力に関してはウマニティの指数(U指数)が出ていると思いますのでそちらを参考して頂ければ良いと思いますが、このコラムでは新馬戦時の調教内容からこの中間の調整過程を中心にコメントを書いているので、状態面を判断する際に活用頂ければと思います。
時期的に馬も人も暑さに負けてしまいそうになりますが、良い状態を保つことは走る馬も予想する人も大事。夏競馬は難しいと感じている方は多いと思いますが、そんな時には案外予想する環境を変えてみるだけでも少しは違ったりするかもしれませんよ。体調を万全に整え、集中できる良い環境の場所で予想すると、情報処理能力が上がり良い判断ができて、ひいてはパドックでは状態の良い馬が見えるようになったりなんてことも!? ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
それでは次回、サマー2000シリーズ小倉記念編(予定)でお会いしましょう。


函館2歳ステークス出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。

※最終結論はレース当日のくりーくプロページでチェックしてください。

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2019年3月30日3歳500万下16着
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2018年7月22日 函館2歳ステークス G3 11着
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