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かなり久しぶりに日記更新いたします。長らくの休養間も変わらずフレを維持していただいた方には感謝の気持ちでいっぱいです。
さて、中山GJは9歳にしてJRA重賞勝利記録を塗り替えたオジュウチョウサンの強さが際立ったのですが、残念ながら3頭がゴールできずに中止の結果となりましたね。
セガールフォンテン号は最初からカンカン泣きのように見えていましたがレースの半分位で不良の馬場に泣き転倒。跛行が発生したとのこと
メドウラーク号はレースを引っ張る形になったものの、大生け垣でバランスを崩したあたりから徐々に走りもおかしくなりズルズル後退。残り二つのところのハードル障害を越えた際に大きくバランスを崩したと思ったら騎手が止めてやはり跛行。
不良馬場がジワリと体力を削いでいく過酷なレースだったことがよくわかります。
その中でもっとも悲劇はシングンマイケル号。
レースのオッズはオジュウチョウサンに次ぐ2番人気。レースでもずっとオジュウチョウサンを睨む形で道中4番手を進んで争覇圏内と見えたのですが、こちらもやはり不良馬場と斤量に泣かされていたのか残り2つの障害付近のペースアップについて行けず後退加減。
レース最後のハードル障害を踏み切り、着地した際に前足が崩れて前のめりに。それでもふつうは頭をしっかりもたげて馬は転ぶのですが、あろうことかシングンマイケル号は頭頂部を地面に擦りつけるかのように転倒。鶴首状態で地面に叩きつけられてしまいました。
動物病院にて少し獣医学をかじったものとしては「やばい…」としか見えませんでした。間違いなく引退になるであろうケガはしているという感はありましたし、よもや…という感もありましたのでレース後JRAの発表を待ち続けていたら、予後不良ではなく(死亡)の記述。なんということ…頚椎脱臼でおそらくは即死だったのでしょう。あの転倒は絶対にいいことはないという自分の感が的中してしまいました。
せめてもの救いはコロナ禍によって無観客であったが故に、ファンの方がショックを受けるようなシーン(馬運車にシートで隠されながら乗せられる)を見ずに済んだことかもしれません。
前年の中山大障害を勝ち、打倒オジュウの筆頭候補であったシングンマイケル号。あまりに突然の悲しい別れになってしまいました。
レース条件は良馬場であっても常に過酷な障害G1。起こるべくして起きた事故と言えばそれまでなのでしょうが、芝コースのゴール板前には大きな水たまりができているようなとんでもない悪コンディションでは厳しいを通り越していたのかなとも思わずにいられませんでした。走破タイムが5分を超えているというのがそれを物語っているように思います。
シングンマイケル号よ一生懸命走ってくれてありがとう。これからは自分の思うがままに楽しく走ってもらいたいと思います。 合掌 |
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