【ズバリ!調教診断】スプリングS 若竹賞を制したハーツクライ産駒が好勝負に持ち込めるデキ!きさらぎ賞2着馬も仕上がり順調!2019年3月16日(土) 16:00
日曜日に行われるスプリングSの出走馬の追い切り内容について、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
①ファンタジスト
2週前、1週前と栗東坂路で好タイムをマーク。13日の坂路追い切りでは、4F50秒1の猛時計を記録した。半面、約2カ月ぶりだった京王杯2歳S時の中間よりも、約3カ月ぶりとなる今回のほうが乗り込み量が少ない点はいただけない。京王杯2歳Sは僅差1着だったことを勘案すると、勝ち切るイメージは湧いてこない。押さえまでの評価が正解ではないか。
②クリノガウディー
この中間は栗東坂路で調整。1週前に4F50秒8、ラスト2F24秒1-12秒2の好タイムを楽々と計測。13日の追い切りでもラスト1F12秒4を記録した。ただし、一頓挫した影響もあってか、休養前と比べると区間ラップがバラつき気味。体もまっすぐ向いていない。その点を踏まえると、軸とするには少々不安。連下評価が妥当とみる。
③ユニコーンライオン
この2カ月で3走目となるが、栗東坂路主体に負荷をかけた調教をしっかりこなしている点は好感が持てる。13日の併せ馬ではビッシリと攻め、4F50秒8、ラスト1F12秒0の好ラップをマーク。中間の調教過程をみるに、ほぼ陣営の思惑通りに仕上がっているものと思われる。少なくとも状態面の不安はない。
④ニシノカツナリ
南Wで実施した今週の3頭併せでは馬場の外側を深く入り、前を行く2頭に馬なりで並びかけ、軽く促されるとアッサリ突き放した。僚馬と並んでいる時に首を使えていない点は気になるが、スピードに乗り切った際の弾力性に富んだ走りはなかなかのもの。上位食い込みがあっても不思議はない。
⑤ゲバラ
10日までの内容に目立つものはなかったが、南Wで実施した今週の併せ馬では、上々の伸び脚を披露。キレイな後傾ラップを記録した。少しぎごちない走りではあるが、鞍上の合図に対する反応が鋭く、前回よりも馬に活気が感じられる。いい雰囲気でレースに臨めるのではないか。
⑥コスモカレンドゥラ
2月下旬に帰厩してからは、南Wと坂路を交えて入念な調整。南Wで行われた今週の併せ馬では、スムーズな伸び脚を見せた。一方で、強い攻めの本数が少ない点は気がかり。そのぶん、最後のツメが甘くなる可能性もある。動き自体は悪くないので、軽視とは行かないまでも、ヒモ評価に留めておくのが賢明ではないか。
⑦リーガルメイン
2月中旬に帰厩後、併せ馬主体に丹念な調整。ただ、2週前、1週前と2週続けて僚馬に劣勢だった点は気がかり。併走相手がエールヴォアとはいえ、自身が前を行くかたちだっただけに心許ない印象を受ける。今週の併せ馬の内容も目立つものではなく、調教面の強調材料は少ない。
⑧ヒシイグアス
2週前、1週前と2週続けて南Wで及第点のタイムを余力残しで記録。同じく南Wで14日に実施した併せ馬でも終い重点ながら、ラスト1F12秒台前半の好ラップをマークした。折り合いがスムーズで、仕掛けに対する反応も上々の部類。気配、乗り込み量ともに不足はなく、好勝負に持ち込めるデキとみる。
⑨エメラルファイト
帰厩後は南W主体に調整され、2週前、1週前とマズマズの時計をマーク。今週の併せ馬でも、5F66秒ソコソコのタイムを記録した。ケイコ駆けする併走馬に手応えでは見劣りしたものの、自身のパフォーマンスは示しており、過度に気にする必要はない。動ける態勢にある。
⑩ディキシーナイト
南Wで併せ馬主体に調整され、帰厩後の乗り込み量は十分すぎるほど。1週前追い切りではアーモンドアイの先導役を務め、及第点の時計を記録。今週の併せ馬は僚馬とシンクロする部分が多く、判断しづらい面はあるものの、脚元の動きは決して悪くなかった。この馬なりにいい仕上がり具合ではないか。
⑪リバーシブルレーン
帰厩後は坂路と南Wの併用で調教本数を重ねているが、時計が詰まってこない印象。坂路で実施した13日の追い切りでは、ピッチの利いた走りを見せたものの、スピード感という面では今ひとつに映る。良化途上の感は否めず、相手強化のG2では割引が必要だろう。
⑫タガノディアマンテ
前走後は放牧に出さずに在厩調整。栗東坂路と栗東CWの併用で調教を重ね、1週前にCWで実施した3頭併せでは楽な手応えで僚馬に先着。坂路で行われた今週の併せ馬では、しっかりと後傾ラップを記録した。僚馬にやや劣勢のかたちで見映えこそ悪いが、坂路では目立たないタイプなので気にする必要ない。仕上がり順調。
⑬シークレットラン
帰厩後は南Wで急ピッチに乗り込まれ、1週前追い切りでは併走相手のセンチュリオンを一蹴。今週の併せ馬では馬場の外めを通り、5F66秒台前半の好タイムを記録した。体を大きく使った躍動感のある走りは目を引くものがある。力を出せる状態とみていい。
⑭カラテ
1週前、今週と南Wで併せ馬を行い、マズマズのタイムを計時。ただ、首をうまく使えていないせいか、全体的に重心が高め。加えて、併せた際に自ら競りに行かない点も気がかり。前進気勢に乏しく、上積みは期待できそうにない。今回は苦しい戦いになりそうだ。
⑮ロジャーバローズ
挫跖明けで約2カ月半ぶりの実戦となるが、2週前、1週前と栗東CWで速い上がりタイムを記録。栗東坂路で実施した今週の併せ馬では、前を行くエルプシャフトを楽にかわして先着を果たした。素軽い身のこなしをみるに、一頓挫した影響はないものと考えても良さそう。上位争い可能のデキと判断したい。
⑯フィデリオグリーン
この中間は南Pで調整。2週続けてマズマズのタイムを記録しているものの、それは前回も同様。良い意味で変わった面は窺えない。肝心の動きについても、走りやすいトラックにしてはラストの伸びを欠いている印象。強調材料に乏しいうえに、相手強化のトライアルとあっては厳しいと言わざるを得ない。
ウマニティ重賞攻略チーム |
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【スプリングS】ロジャーバローズ半馬身先着2019年3月13日(水) 10:49
ロジャーバローズは挫跖で2カ月半ぶりだが、「症状は軽く、無理せず調整。今の状態なら重賞でも」と辻野助手。最終追いは栗東坂路でラストまでほとんど馬なりのまま、エルプシャフトに半馬身先着した。
「直線に坂のあるコースは初めてだが、先々のためにこなしてほしい。骨格が大きいので太め感はないし、けいこでの反応も良化。競馬が上手な面を生かしたい」と、勝ち負けを期待。(夕刊フジ)
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【京都新聞杯】レースを終えて…関係者談話2016年5月8日(日) 05:04
◆池添騎手(ロイカバード3着) 「まだ能力だけで走っているので、これからよくなってくると思う」
◆ルメール騎手(ブラックスピネル4着) 「道中で少し掛かってしまった。距離も少し長い感じ」
◆横山典騎手(エルプシャフト5着) 「これからの馬だからね。今の段階で5着は大したもの」
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