7日の京都5R2歳新馬(芝1400メートル)は、田中健騎手騎乗の7番人気ゼンノトライブ(牡、栗東・浅見秀一厩舎)が後方追走から差し切って快勝。タイムは1分23秒0(良)。
スタート直後は各馬横に広がって互いの出方を見る形になったが、最終的にはディアヒラリーが先行。その外にシゲルメバル、アルケミストと続き、外枠勢が先団を形成した。その後ろにメイショウグンパイ、クリノサンレオが続き、人気のローエキスキーズはスタートが今ひとつだったこともあり後方2番手からの競馬。直線に向くと先行馬はいずれも伸びを欠き、ゴール間際になると一気に後方の馬たちが差し脚を伸ばしてきた。その争いから抜け出したのは伏兵ゼンノトライブ。道中は中団の後ろにいたが、外に持ち出してからは鋭い伸びで先行馬を鮮やかにかわし去り、初陣を飾った。1馬身1/4差の2着は道中最後方にいた6番人気のハリー。3/4馬身差の3着が2番人気のカイだった。
ゼンノトライブは、父ステイゴールド、母ジュリアビコー、母の父ジェイドロバリーという血統。いとこにフェブラリーSなどダートGIを9勝したヴァーミリアンがいる。
田中健騎手は「練習のときからゲートはひと息でしたからね。追い出してからは外に逃げながらでも、ラストはしっかり伸びましたし、強かったです。距離は延びてももちそうです」と会心の新馬勝ちを振り返っていた。
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