23日の京都9Rメルボルントロフィー(3歳500万下、芝2200メートル)は、酒井学騎手騎乗の11番人気グランアルマダ(牡、栗東・西園正都厩舎)が好位追走からゴール前で抜け出してV。波乱を呼んだ。タイムは2分12秒1(良)。
スタート直後は先行争いの形となったが、これを制してシゲルヤブサメが先手を取る。2番手は内カレンラストショー、外グランアルマダで併走。少し離れた位置にヴァーサトル、そして人気のレゲンデが追走した。道中は縦長の展開になったが、4コーナーでは後続も一気に差を詰めて直線に向かう。中団のインからそつなく立ち回ったサラトガスピリットと、好位から抜け出したグランアルマダの7枠2頭が抜け出し、さらにチャパラもこの争いに加わるが、人気馬は総崩れ。最後はグランアルマダがひと伸びしてサラトガスピリットをかわし、しんがり人気馬が金星を挙げた。1/2馬身差の2着が4番人気のサラトガスピリット。さらに1馬身1/4差の3着が5番人気のチャパラだった。
グランアルマダは、父ダイワメジャー、母レディスキッパー、母の父クロフネという血統。通算成績は7戦2勝となった。
酒井騎手は「思いがけなくいい位置が取れて、外から早めに踏んでいきました。直線でじりじりペースを上げて、ギリギリしのぎ切ったように見えますが、もっと距離があっても負けはしなかったと思います。このクラスでも走れると思っていましたし、いいときに乗せてもらいました」と低評価を覆してのVにも納得の口ぶりだった。
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