10日の新潟5R2歳新馬(芝1600メートル)は、柴田善臣騎手騎乗の2番人気ミュゼスルタン(牡、美浦・大江原哲厩舎)が直線でインから抜け出して快勝した。タイムは1分37秒0(稍重)。
レディゴーラウンドがゆったりと先頭に立ち、ベルメール、アライドメジャーズなどが続く。人気のソールインパクトは好位の外からレースを進めた。スローで流れて直線の瞬発力勝負に持ち込まれ、アライドメジャーズが馬場の真ん中から先頭をうかがうが、手応え良く好位のインを追走していたミュゼスルタンがガラリと空いたインを突いて伸びる。鋭い瞬発力で突き抜け、猛追するソールインパクトを振り切ってV。期待の大きい高額落札馬がきっちりと結果を出した。1馬身1/4差の2着がソールインパクト。さらに1/2馬身差の3着には13番人気の伏兵ニシノオタケビが入っている。
ミュゼスルタンは、父キングカメハメハ、母アスクデピュティ、母の父フレンチデピュティという血統。祖母マルカコマチはGIII京都牝馬特別の勝ち馬。昨年のセレクトセール1歳馬部門では、7875万円(税込み)という高額で落札されていた。
柴田善騎手は「最後も余裕があった。馬っ気が強いので返し馬では気を使ったけれど、やはり素質があるね。今後が楽しみだよ」と良血馬の素質と将来性に太鼓判を押していた。
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