馬券的にはトップガンジョーが暴走した時点で終わりなわけですが、予想にも書いた通り瞬発傾向のコースなのに持続タイプの馬ばかりが揃っていたため、見ようによってはやや不思議な結果に。
トップガンジョーが引っ掛かったことで前半4Fが
12.8-11.2-11.1-11.1
と前の馬にはきつい流れ。その影響はラスト1Fが
10.9-12.8
と大きく落ちて込んでいることにはっきり出ている。ではなぜ前の馬にきつい流れで先行したユメノシルシが残ったのかというと、差してきた馬が持続タイプばかりだったから。
新潟外回りの場合、コースの形態的にラスト3Fが、
11.8-10.9-12.8
というように、急激にペースが上がる、しかもかなり速いペースにまで上がるポイントが出てくるケースが多い。先頭がこういうペースで走っているのだから、差してくる馬はこれ以上のペースで走らないと追いつかないわけだが、瞬発力のない馬は急激にペースを上げることが苦手なので(10.9)のところでなかなか差を詰めることが出来ないし、場合によっては差を広げられてしまうケースもある。今回のレースは前半がやや早かったのでラストで前が止まって持続タイプの馬でもそれなりに差して来られたが、やはり瞬発力が足りない分いまいち差し届かないという結果に。
というわけで、新潟の外回りは瞬発力が重要な要素で、瞬発力がない場合は前で競馬が出来る器用さが必要というのが基本的なところ。