今回は~あんちゃんの買い時とハンデ戦の狙い方~
について考えをまとめていきたいと思います。
あんちゃんとは、ご存知かと思いますがデビューして間もない新人騎手のことで
彼らの多くは未勝利戦で騎乗が多く見られます。
細かい解説はここではおきて置きますが、彼らは通算勝利数に応じて、
減量のハンデをもらっています。
このあんちゃんたち、才能の片鱗をすぐに見せ始め頭角を現す者もいれば、
数年で(実質)消えていってしまう者まで千差万別です。
このあんちゃん達、確かに下手だったり追えなかったりすることもしばしばで
いつも狙っていてはお金がいくらあっても足りません。
私のあんちゃんの狙い方は、結論から申しますと、
・短距離
・ダート
・先行馬
この条件にはまったときには、狙って面白いです。
まずなぜ短距離か・・・
これは単純に距離が短いと、各騎手の腕の差が現れにくい
(あんちゃんの下手さが露呈しにくい)
という点があげられます。スタートさえ決まればあとは馬の邪魔を
しないようにつかまっているだけというような競馬も多く見られますね。
多少かかって行ってしまっても、短距離ならそのまま押し切ってしまう
ことが可能だからです。
次に、ダートと先行の要素が絡まるのですが、
ダートは芝に比べて圧倒的に追い込みが効きにくいのです。
ダートでも稀に追い込み馬で通用する馬がいますが、その追い込み馬に
しても純粋な追い込みというよりまくり脚質で、直線では先団に取り付いている
馬が多いものです。
差し追い込みが効きにくいということは・・・わかりますね。
ダートは間違いなく先行が有利です。ハイペースでもスローペースでも
条件戦に関しては基本的に先行が有利です。
もちろん人気の差し・追い込み馬が追い込みにくい内枠に入ったなど
他の要素も絡まりますが、あんちゃんが乗る馬はあんちゃんが乗るが故に
人気もほどほどであることがありますからね。
芝の中距離を先行して惨敗→今回、距離短縮でダート替わり、
あんちゃん(軽ハンデ)でブリンカー初装着なんていう馬がいたら
人気がなくても狙って面白いと思います。
行くしかないですから。
※ちなみにブリンカー馬は極端な枠がいいです。例えば、大外とか最内。
まるべくまわりを気にしないで済むからです。ちなみに最内の場合、スタート失敗すると
その時点で万事休すということが多々あります。
実は先にあげた3つの要素というのはハンデ戦の狙い方にも当てはまる面が
多いです。
軽ハンデの馬がより有利なのは長距離と短距離どっちだと思いますか?
またその理由が言えますか?
私なりの解説を申しますと。
軽ハンデ馬は(長距離レースとの比較において)短距離が有利です。
まず、自転車を思い浮かべてください。軽ハンデの馬の自転車のカゴには何も
入っていません。一方で、重いハンデの馬の自転車のカゴには重りが入っています。
この重り、自転車の漕ぎ出しの時に一番効いています。
カゴが空なら漕ぎ出しもスムーズスピードが乗るまで時間がかかりません。
一方で、カゴに重りの入った自転車は漕ぎ出しが重く、スピードが乗るまでに
時間がかかってしまうのは予想に難くないでしょう。
スピードがある程度乗ってからは強い馬はやはり強いのです。
重い自転車でもいい勝負をしてきます。
芝のレースで追い込みが効く馬場の時には軽ハンデの馬も苦戦を強いられます。
特に長距離は騎手の腕がモノをいいます。
つかまっているのがやっとあんちゃんには位置取りを思い通りに取ることなど
期待できません。
ですから、あんちゃんの狙い時は案外絞られていて、
下手糞であるが故に、(腕の差が出にくい)短距離が狙いになり。
軽ハンデであるが故に、短距離&ダート&先行が狙いになるのです。
これらの要素は密接が絡み合っているのが良くお分かりいただけるでしょう。
ハンデ戦も基本的に上記の3つの条件にはまった時に、軽ハンデ馬を狙うという考え方で
問題ないのですが、多少の例外があります。
それは末が生きてくるようなレース(新潟や東京)では、条件馬でも好走することが
あります。それは、狙いたい軽ハンデの馬が上がり33秒台の脚が使えることが条件です。
こういう決め手のある馬はクラスの壁を越えてきますので条件馬といって舐めては
かかれません。
最近では目黒記念のココナッツパンチ(51キロ)が印象に強いです。
まあこの馬は人気していましたけどね。
少し前になりますが、新潟大賞典で52キロのプライマリーケアという
超人気薄14番人気の馬を本命に指名して3着に激走してくれたこともありました。
1着と2着には実績馬のエアセレソンとカンファーベストが入りましたが
勝負馬券の3連複は36000円つきました。
このプライマリーケア新潟大賞典の直前は僅差にまとめており、
過去に33秒台の上がりを繰り出したことがある馬でした。
直前の中山でも57キロを背負って34.4の上がりを繰り出していましたから、
52キロで新潟なら再度33秒台も期待できるのはないかと思いました。
結果は34.5の上がりで3着でしたが、1着のエアセレソンとは0.1差でしたから
もしや・・・と思わせ、見せ場充分でした。
ウマフレンド大歓迎です。
また遊びに来てくださいね。
コロシアムランキング2位は凄く自信になった一方で、悔しさも
大きくあります。儲けにはさらに貪欲にならなければいけません。