2019年7月14日(日) 18:40
山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~マーキュリーカップ2019~
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海の日に恒例となった、岩手競馬の夏の風物詩マーキュリーC。この時期は実績馬が秋の大一番に備えて休養することが多いため、上半期で結果を出すことが出来なかった馬が、賞金加算を狙って出走してくることが多いレースです。また、JRAのオープン馬が新規参戦してくるケースもけっこう目立っています。
とにかく様々な路線からの参戦が目立つレースですが、意外と前走・帝王賞上位馬の取りこぼしが見られます。2010年にこのレースを制したカネヒキリのように、帝王賞で連対した馬ならば当然、高い信頼度がありますが、そのような実績馬がこのレースに出走してくることは、滅多にありません。
2014年にこのレースで単勝オッズ1.0倍台の大本命に支持されたソリタリーキングのように、帝王賞の3~4着馬がこのレースで上位人気に支持されて、4着という中途半端な着順で終わることがしばしば。2012年に帝王賞の4着馬シビルウォーがこのレースで1番人気に支持されて勝利したこともありますが、帝王賞の上位馬は人気ほど信頼できないことは覚えておいたほうがいいでしょう。
では、最有力はどのようなタイプかというと、前走で平安Sに出走していた馬です。前走で平安Sに出走していた馬のこのレースでの成績は、平安Sが5月に行われるようになった2013年度以降【4・1・1・0】。1着の該当馬は、2013年のソリタリーキング、2014年のナイスミーチュー、2016年のストロングサウザー、2018年のミツバ。2着の該当馬は、2015年のソリタリーキング。3着の該当馬は、2017年のクリノスターオーです。
また、前走で平安Sに出走していた馬は、2015年の2着馬ソリタリーキングのように、2桁着順大敗からでも巻き返しているのがポイント。ただし、どの馬にも過去1年以内にダートグレードで連対実績がありました。過去1年以内にダートグレードで連対実績があることが前提ならばかなり信頼できるでしょう。
次いで有力なのは、同年のJRAオープンのブリリアントSの上位馬です。同年のブリリアントSで4着以内だった馬のこのレースでの成績は、過去10年で【2・3・1・1】。1着の該当馬は、2009年のマコトスパルビエロ、2017年のミツバ。2着の該当馬は、2012年のグランドシチー、2015年のソリタリーキング、2016年のクリソライト。3着の該当馬は、2018年のフェニックスマーク。遡れば2007年のこのレースで9馬身差の圧勝を飾ったシャーベットトーンも、前走のブリリアントSを圧勝していた馬でした。
唯一の4着以下は、2010年のマチカネニホンバレですが、この年は珍しくG1馬カネヒキリが出走していた年。先行するカネヒキリを追い駆ける形となって8着と大失速しました。ブリリアントSの上位馬は、G1馬が不在ならば、信頼度が上がります。
逆によく穴を開けるパターンは、上半期に結果を出した馬が不在という状況もあり、休養明けの実績馬が多いようです。2008年サカラート、2011年メイショウタメトモ、2012年グランドシチー、2013年シビルウォーは、3ヵ月以上の休養明けでこのレースを連対した馬です。
特に3着馬は休養明けの実績馬が多く、5番人気以下では2016年のマイネルバイカ、2015年トウショウフリーク、2009年サカラートが活躍を見せました。過去にG1やG2で連対か、G3勝ちの実績がある馬は、配当次第で馬券に加えたほうがいいでしょう。
まとめるとこうなります!
●本命候補
・着順に関係なく、前走で平安Sに出走していた馬。
(過去1年以内にダートグレードで連対実績があれば理想)
・同年のブリリアントSで4着以内だった馬。
(G1馬不在、平安S組不在のレベルの低い年限定条件)
●穴馬候補
・休養明けの実績馬。
(過去にG1、G2で連対かG3勝ちの実績があることが条件)
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2018年7月13日(金) 18:45
山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~マーキュリーカップ(メイセイオペラ記念)2018~
閲覧 1,212ビュー コメント 0 ナイス 9
ほぼ毎年、海の日に開催される岩手競馬の夏の風物詩マーキュリーC。この時期は実績馬が秋の大一番に備えて休養することが多いため、上半期で結果を出すことが出来なかった馬が賞金加算を狙って出走してくることが多いレース。また、JRAのオープン馬が新規参戦してくるケースも目立っています。
とにかく様々な路線からの参戦が目立つレースですが、意外と前走・帝王賞上位馬の取りこぼしが見られます。2010年にこのレースを優勝したカネヒキリのように、帝王賞で連対した馬ならば当然、高い信頼度がありますが、そのような実績馬がこのレースに出走してくることは、滅多にありません。
2014年に単勝オッズ1.0倍台の断然の1番人気に支持されたソリタリーキングや2016年のユーロビートのように、前走の帝王賞3~5着馬がこのレースで上位人気に支持されて、結果は4着という善戦止まりで終わってしまうこともしばしば。2012年に帝王賞の4着馬シビルウォーがこのレースで1番人気に支持されて優勝したこともありますが、帝王賞の上位馬は人気ほど信頼できないことは覚えておいたほうがいいでしょう。
では、最有力はどのようなタイプかと言うと、前走でJRAの平安Sに出走していた馬。前走で平安Sに出走していた馬の、このレースでの成績は、平安Sが5月に行われるようになった2013年度以降【3・1・1・0】。1着の該当馬は、2016年のストロングサウザー、2014年のナイスミーチュー、2013年のソリタリーキング。2着の該当馬は、2015年のソリタリーキング、3着の該当馬は、昨年のクリノスターオーです。
前走で平安Sに出走していた馬は、2015年の2着馬ソリタリーキングや昨年のクリノスターオーのように2桁着順大敗からでも巻き返しているのがポイント。ただし、連対馬に関していうと、過去1年以内にダートグレードで連対実績がありました。過去1年以内にダートグレードで連対実績があることが前提ならばかなり信頼ができるでしょう。
次いで有力なのは、同年のJRAオープンのブリリアントSの上位馬です。同年のブリリアントSで4着以内だった馬のこのレースでの成績は、過去10年で【2・3・0・1】。1着の該当馬は、昨年のミツバ、2009年のマコトスパルビエロ。2着の該当馬は、2016年のクリソライト、2015年のソリタリーキング、2012年のグランドシチー。遡れば2007年のこのレースで9馬身差の圧勝を飾ったシャーベットトーンも、前走のブリリアントSを圧勝していた馬でした。
唯一の4着以下は、2010年のマチカネニホンバレですが、この年は珍しくG1馬カネヒキリが出走していた年。先行するカネヒキリを追い駆ける形となって8着と大失速しました。ブリリアントSの上位馬は、G1馬が出走していないという前提ならば、信頼ができるでしょう。
逆によく穴を開けるパターンは、上半期に結果を出した馬が不在という状況もあり、休養明けの実績馬が多いようです。2013年シビルウォー、2012年グランドシチー、2011年メイショウタメトモ、2008年サカラートは、3ヵ月以上の休養明けでこのレースを連対した馬。
特に3着馬は休養明けの実績馬が多く、5番人気以下では2016年のマイネルバイカ、2015年トウショウフリーク、2009年サカラートが活躍を見せました。過去にG1やG2で連対している馬やG3勝ちの実績がある馬は、配当妙味があれば馬券に加えたほうがいいでしょう。
まとめるとこうなります!
●本命候補
・着順に関係なく、前走で平安Sに出走していた馬。
(過去1年以内にダートグレードで連対実績があれば理想)
・同年のブリリアントSで4着以内だった馬。
(G1馬不在、平安S組不在のレベルの低い年限定条件)
●穴馬候補
・休養明けの実績馬。
(過去にG2で連対かG3勝ちの実績があることが条件)
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2017年7月16日(日) 23:50
山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~マーキュリーカップ(メイセイオペラ記念)2017~
閲覧 1,504ビュー コメント 0 ナイス 3
ほぼ毎年、海の日に開催される岩手競馬の夏の風物詩マーキュリーC。この時期は実績馬が秋の大一番に備えて休養することが多いため、上半期で結果を出すことが出来なかった馬が賞金加算を狙って出走してくるレースです。また、JRAのオープン馬が新規参戦してくるケースもけっこう目立っています。
とにかく様々な路線からの参戦が目立つレースですが、意外と前走・帝王賞上位馬の取りこぼしが見られます。2010年にこのレースを制したカネヒキリのように、帝王賞で連対した馬ならば当然、高い信頼度がありますが、そのような実績馬がこのレースに出走してくることは、滅多にありません。
2014年にこのレースで単勝オッズ1.0倍台の大本命に支持されたソリタリーキングや昨年のユーロビートのように、帝王賞の3~4着馬がこのレースで上位人気に支持されて、4着という中途半端な着順で終わることがしばしば。2012年に帝王賞の4着馬シビルウォーがこのレースで1番人気に支持されて勝利したこともありますが、帝王賞の上位馬は人気ほど信頼できないことは覚えておいたほうがいいでしょう。
では、最有力はどのようなタイプかと言うと、前走でJRAの平安Sに出走していた馬。前走で平安Sに出走していた馬の、このレースでの成績は、平安Sが5月に行われるようになった2013年度以降【3・1・0・0】。1着の該当馬は、2013年のソリタリーキング、2014年のナイスミーチュー、2016年のストロングサウザー。2着の該当馬は、2015年のソリタリーキング。
前走で平安Sに出走していた馬は2015年の2着馬ソリタリーキングのように2桁着順大敗からでも巻き返しているのがポイント。ただし、どの馬にも過去1年以内にダートグレードで連対実績がありました。過去1年以内にダートグレードで連対実績があることが前提ならばかなり信頼が出来るでしょう。
次いで有力なのは、同年のJRAオープンのブリリアントSの上位馬です。同年のブリリアントSで4着以内だった馬のこのレースでの成績は、過去10年で【2・3・0・1】。1着の該当馬は、2007年のシャーベットトーン、2009年のマコトスパルビエロ、2着馬の該当馬は2012年のグランドシチー、2015年のソリタリーキング、2016年のクリソライト。
唯一の4着以下は、2010年のマチカネニホンバレですが、この年は珍しくG1馬カネヒキリが出走していた年。先行するカネヒキリを追い駆ける形となって8着と大失速しました。ブリリアントSの上位馬は、G1馬が出走していないという前提ならば、信頼が出来るでしょう。
逆によく穴を開けるパターンは、上半期に結果を出した馬が不在という状況もあり、休養明けの実績馬が多いようです。2008年サカラート、2011年メイショウタメトモ、2012年グランドシチー、2013年シビルウォーは、3ヵ月以上の休養明けで連対した馬。
特に3着馬は休養明けの実績馬が多く、5番人気以下では2009年サカラートや、2015年トウショウフリーク、2016年のマイネルバイカが活躍を見せました。過去にG1や2で連対している馬やG3勝ちの実績がある馬は、配当妙味があれば馬券に加えたほうがいいでしょう。
まとめるとこうなります!
●本命候補
・前走で平安Sに出走していた馬。
(過去1年以内にダートグレードで連対実績があることが条件)
・同年のブリリアントSで4着以内だった馬。
(G1馬不在、平安S組不在のレベルの低い年限定条件)
●穴馬候補
・休養明けの実績馬。
(過去にG2で連対かG3勝ちの実績があることが条件)
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2016年9月27日(火) 09:42
山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~日本テレビ盃2016年~
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日本テレビ盃は、JBCクラシックの前哨戦。実績馬にとっては、この先のJBCクラシック→チャンピオンズC→東京大賞典へと続く始動戦になります。わかりやすく言えば叩き台。昨年、フェブラリーSを勝利したコパノリッキーと、帝王賞を勝利したクリソライトが夏場にレースを使われた上り馬のサウンドトゥルーに圧倒されたように、基本的には上り馬優勢のレース。休養明けの実績馬と順調にレースを使われた上り馬と、差のない力関係ならば夏場を順調に使われた上り馬が勝ちます。
しかし、昨年のサウンドトゥルーのように、7月のJRAオープンを強い勝ち方をしたような馬が、例年のように出走してこないのも事実。よって、上半期の総決算として行われている6月末の帝王賞上位馬が活躍することが一番多いです。馬インフルエンザの流行により急遽、南関東重賞競走として行われた2007年を除く過去10年で、前走・帝王賞で3着以内だった馬の日本テレビ盃での成績は【4・2・1・0】。1着馬は、2008年・ボンネビルレコード、2010年・フリオーソ、2011年・スマートファルコン、2013年ワンダーアキュート。2着馬は、2008年・フリオーソ、2015年・クリソライト。3着馬は、2009年・ボンネビルレコードです。
また、滅多に出走してきませんが、前走でJRAの重賞で連対していた馬やオープンの勝ち馬の活躍が目立ちます。2012年の勝ち馬ソリタリーキング、2010年の2着馬トランセンドは前走・東海Sの連対馬。昨年のサウンドトゥルーはジュライCの勝ち馬でした。
それ以外は、夏場を順調に使われた上り馬優勢の傾向を示すように、前走7月のマーキュリーCの勝ち馬が活躍。これまで2005年・サカラート、2009年・マコトスパルビエロ、2013年・ソリタリーキングと、連対率では100%もあるのが特徴的です。ブリーダーズGCが牡馬混合戦で行われていた時も、同レースの勝ち馬サカラート(2005年)が日本テレビ盃も勝利していることから、基本は夏場を順調に使われた上り馬優勢というのは忘れないほうがいいでしょう。
また、日本テレビ盃はペースに関係なく逃げ馬、もしくは逃げた馬がが活躍しているのが特徴。強い馬が逃げているというのもありますが、2014年はJRA勢では一番人気のないグラッツィアが3着入線したこともありました。逃げて3着以内だった馬の成績は過去10年10頭中8頭。その他2頭も4コーナーでは先頭だった馬でした。例年、テンがそれほど速くないステイヤータイプの馬が多く出走してくることもあり、前へ行く優位性が生かせるのでしょう。
まとめるとこうなります!
●本命候補
・前走の帝王賞で3着以内だった馬。
・前走、JRAのオープン勝利か、重賞で連対していた馬。
・前走、マーキュリーCを勝利した馬。
●穴候補
・4コーナー先頭が狙える馬。
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2016年7月17日(日) 18:03
山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~マーキュリーカップ2016年~
閲覧 1,413ビュー コメント 0 ナイス 6
上半期に結果を出した馬は、秋のJBCクラシック→チャンピオンズC→東京大賞典へと繋がるG1戦線に備えて休養しているため、上半期で結果を出すことが出来なかった馬が賞金加算を狙って出走してくるレースです。また、JRAのオープン馬が新規参戦してくるケースもけっこう目立っています。
とにかく様々な路線からの参戦が目立つレースですが、最有力は同年のJRAオープンのブリリアントS組。同年のブリリアントSで4着以内だった馬は過去10年で【2-3-0-0】とかなりの活躍を見せています。今回は出走していませんが、出走していれば無条件に本命というスタンスでも良さそうです。
その次に活躍が目立つのは、前走の帝王賞で5着以内だった馬。過去10年では【3-0-1-1】となかなかの活躍を見せています。帝王賞で連対している馬というのは当然、上位人気に支持されますが、4着、5着なら、昨年このレースを勝利したユーロビート(6番人気)のようにそれほど人気になりません。本命馬までとはいかずとも無条件にヒモに加えるのもありでしょう。
逆によく穴を開けるパターンは、上半期に結果を出した馬が不在という状況もあり、休養明けの実績馬が多いようです。2008年サカラート、2011年メイショウタメトモ、2012年グランドシチー、2013年シビルウォーは、3ヵ月以上の休養明けで連対した馬。特に3着馬に休養明けの実績馬が多く、5番人気以下では2009年サカラートや、昨年のトウショウフリークが活躍を見せました。過去にG2で連対している馬やG3勝ちの実績がある馬は狙って妙味と言えるでしょう。
そしてこのレースの最大のポイントは、ポケット地点からのスタートになるために、最初のコーナーまでの距離が500mもあることです。通常は最初のコーナーまでの距離が長いと、先行争いが長引いて、オーバーペースが生まれることがしばしばあります。しかし、盛岡は直線の坂を登っていくコース設定から、非常に隊列が決まりやすくなっています。
つまり、逃げ、先行馬が有利ということ。後方からでもいいですが、3コーナーで先団、4コーナーでは先頭を狙っていかないといけないので、逃げ、先行馬か、捲れる馬を本命視するのが最重要ポイント。実際に過去10年の連対馬20頭のうち、4コーナーで先頭だった馬が9連対もしています。4コーナーで5番手以下だとまず、前まで届かないので前々を意識できる馬を狙いましょう。
●まとめ
・本命馬
同年のブリリアントSで4着以内の馬。
前走の帝王賞で5着以内の馬。
・穴馬
休養明けの実績馬。
(過去にG2で連対かG3勝ちの実績があることが条件)
・重要ポイント
逃げ、先行、捲りなどどにかく前々を意識できる馬を狙うこと。
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