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川崎競馬場のナイター競走の名称「スパーキングナイター」より由来して名付けられたスパーキングレディーカップ。関東オークスやユニコーンSで上位の結果を出した3歳馬牝馬が、初めて古馬牝馬と激突するレースです。果たして今年は、3歳馬か? 古馬か??
過去10年の傾向から言うと、3歳馬は1勝、2着2回、3着2回に対して、古馬は9勝、2着8回、3着8回。ダントツで古馬が優勢のようです。3歳馬で勝利したのは、2009年のラヴェリータのみ。2着入線したのは、2006年のグレイスティアラと2013年のサマリーズ。3着入線したのは、2011年のアイアムアクトレス、2016年のタイニーダンサーです。
前記した3歳馬の共通項は、それまでに重賞勝ちの実績があること。ラヴェリータは関東オークスの勝ち馬、グレイスティアラはエーデルワイス賞、全日本2歳優駿、兵庫チャンピオンシップの勝ち馬。サマリーズは全日本2歳優駿の勝ち馬。アイアムアクトレスはユニコーンSの勝ち馬。タイニーダンサーはエーデルワイス賞、北海道2歳優、関東オークスの勝ち馬です。3歳馬は斤量が52㎏と軽いこともあり、ソコソコ人気になることが多いのですが、重賞勝ちの実績がないと通用していないのが現状です。
対して古馬は、当然、牡馬一線級の相手のJBCクラシックで連対実績があれば確勝級。2007年に前年のJBCマイルの2着馬メイショウバトラーがこのレースに出走してきた際には、2着に6馬身差の圧勝劇を飾りました。しかし、2011年にJBCレディスクラシックが創設されて以降は、牝馬がJBCクラシックに出走することは、滅多にないはず。となれば、当然、前年のJBCレディスクラシックの勝ち馬が最有力でしょう。
前年のJBCレディスクラシックの勝ち馬のこのレースでの成績は、2011年度以降【1・0・2・0】。勝ち馬は昨年のホワイトフーガ、3着馬は2011年のミラクルレジェンド、2015年のサンビスタです。ただ、ミラクルレジェンドもサンビスタも牝馬が相手ならば負けない「絶対女王」で、このレースでは単勝オッズ1.0倍台の断然の人気に支持されて、ともに3着に敗れています。
また、前年のJBCレディスクラシックの2着馬がに関しては、これまでに2頭が参戦して、このレースでの連対はゼロです。2012年のクラーベセクレタは13着に、2013年のアクティビューティは5着に終わっています。つまり、前年のJBCレディスクラシックの上位馬を過信し過ぎるのは、危険であるということ。
実は、意外と信頼できるのは、近3走以内のJRA古馬オープン(ダート)で連対実績のあった馬です。近3走以内の古馬オープン(ダート)で連対実績があった馬のこのレースでの成績は、【2・3・0・0】。1着の該当馬は、2010年ラヴェリータ、2014年サウンドガガ。2着の該当馬は、2009年のクィーンオブキネマ、2011年トーホウドルチェ、2015年サウンドガガです。ラヴェリータを除いては、全て3番人気以下でしたが、人気以上の走りが見せられています。
これはJRAのオープンがレベルが高いのもありますが、前年のJBCクラシックの上位馬が、ここを本気で勝ちに来ないのも理由でしょう。かしわ記念や帝王賞など、前走で牡馬相手のG1を目標にした後だったり、休養明けでぶつけて来たりで凡退するケースが目立っています。ただし、今年は昨年同様に、そのタイプが出走してきていないのが残念。
そこで昨年、このレースで4番人気で2着に入線したブルーチッパーなど、やや人気薄で連対した馬たちを見ていくと、1つの共通項がありました。それは同年に船橋で行われるマリーンCで連対していることです。マリーンCので連対した馬のこのレースでの過去10年の成績は【2・4・5・3】。4着以下に敗れたのは、2008年のラピッドオレンジ、2014年のアクティビューティ、2016年のヴィータアレグリアの3頭ですが、この3頭はマリーンCからの直行馬たち。つまり、今回が休養明け緒戦でした。
昨年のブルーチッパーのように、とりあえず川崎マイラーズに出走しておくなど、レース間隔を開かなかった馬に関しては、複勝率100%です。理想は休養明けを挟まないことですが、2013年の3着馬レッドクラウディアのように、それなりの走りは見せられいるので注意したほうがいいでしょう。JBCレディスクラシックの上位馬不在、近3走以内のJRA古馬オープンで上位馬不在の年ほど、それらが開けた穴を埋めるかのようにマリーンCの連対馬が活躍しています!
まとめるとこうなります!
●本命候補
・前年のJBCクラシックの勝ち馬。
・近3走以内のJRA古馬オープンで連対実績のあった馬。
●穴馬候補
・同年のマリーンCの連対馬。
スパーキングレディーカップ特集はこちら
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