第335話 「朝日杯FS」
14年 34.9-24.9-36.1 =1.35.9 ▼3▼9△13 瞬発戦 稍重
朝日杯FSが阪神芝1600mコースで開催されるのは今年で2回目。
昨年は稍重で時計が掛かる馬場コンディション。
テン速めで中団は脚を溜めて▼3▼9の加速が生じた瞬発戦となっています。
上りが36.1秒と掛かったこともありどちらかといえば差し馬有利の展開だったと思われます。
その中で逃げた
アクティブミノルは5着と踏ん張り、中団前めの
クラリティスカイは3着と健闘。
この2頭以外は8着までが3コーナー10番手以下の馬だった、という展開の有利差はあったでしょう。
ちなみに
アクティブミノルはその後1400m以下のレースでは1-1-0-1で流石に
スプリンターズSでは9着と敗退しましたが重賞で穴を開ける活躍をみせています。
クラリティスカイは
NHKマイルを勝利してGⅠ馬になりました。
では昨年の1~3着馬のラップギアを見てみましょう。
瞬発戦実績、連続加速実績の2つが上位3頭にはありました。
あとの共通点は
・500万下以上クラスの瞬発戦で勝利経験あり
・前走1600m戦出走
ぐらいでしょうか。
昨年の1レースのみで傾向を決め付けるのは危険かもしれませんが…。
今年の登録馬では
エアスピネル、
シュウジ
の2頭が該当します。
シュウジは1600mの中京2歳Sで圧勝しながら適性があると言って出走した1200mの小倉2歳Sでも圧勝。
前走は再度1600mに戻ってのデイリー杯は2着にはなったが
エアスピネルには3馬身半も引き離されてしまいました。
そのデイリー杯は逃げたのが
シュウジでスローの瞬発戦で前有利の展開。
今回は舞台が急坂のある阪神1600mコースに変わるので距離適性を考えると
エアスピネルと
シュウジの差は更に広がる気がします。
では
エアスピネルに対抗可能な馬は?というと筆頭は
イモータルでしょう。
前走のサウジアラビアロイヤルCではハナ差届かず2着でしたが追い出しのところがスムーズなら逆転していた可能性も十分あります。
ムーアJに乗り替わりの予定でしたが騎乗停止で乗れない可能性もあってそこが不安でしょうか。
もう1頭は
エピファネイアの半弟
リオンディーズ。
京都芝2000mコースを▼10▼7▼1で完勝。
エピファネイアは1800mの新馬戦以降は全て2000m以上のレースに出走しました。
リオンディーズは父がキンカメに変わりましたが距離適性はそれほど大きくは変わらないのではないかと思っているので1600mという距離が今回は課題になると思われます。
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
エアスピネル→イモータル→リオンディーズ
う~む、これといった穴馬が見つからず…。
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は
岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
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