第320話 「日本ダービー」
10年 36.1-39.0-38.4-33.4 =2.26.9 ▼11▼8△5 瞬発戦
11年 36.8-38.6-38.6-36.5 =2.30.5 ▼ 3▼1▼2 平坦戦 不良
12年 35.6-35.2-36.9-36.1 =2.23.8 ▼ 6△3△4 瞬発戦
13年 35.0-37.2-36.9-35.2 =2.24.3 ▼ 3△1△2 平坦戦
14年 34.9-36.8-36.8-34.4 =2.24.6 ▼ 6▼5△6 瞬発戦
コース適性【瞬8平2消0】の瞬発コースといえど過去5年で2回も平坦戦となっています。
距離が2400mもあると騎手の思惑一つでどうにでもなるし馬が引っ掛かってハイペースということも考えられます。
ましてや競馬界での最高峰
日本ダービーです。
人気薄でも逃げれば何とか目があるかもと思っても不思議はないでしょう。
と考えると10年のドスロー瞬発戦は例外中の例外かもしれません。
ラップ的に共通してるのは直線に入って最大加速が生じていること。
525.9mの直線勝負。これが
日本ダービーです。
なので何が一番重要かと言われれば「やっぱり瞬発力」ということになります。
レースでの上り別成績は
1位 2-1-0 -3 勝率33.3% 連対率50.0% 複勝率50.0%
2位 2-1-0- 1 勝率50.0% 連対率75.0% 複勝率75.0%
3位 0-2-0- 7 勝率 0.0% 連対率22.2% 複勝率22.2%
~5位 0-0-3- 6 勝率 0.0% 連対率 0.0% 複勝率33.3%
6位~ 1-1-2-54 勝率 1.7% 連対率 3.4% 複勝率 6.9%
となっていてやはり上り上位の馬=着順上位の馬という結果になっています。
上り4位以下で連対した馬は過去5年では
ディープブリランテと
イスラボニータの2頭だけ。
皐月賞で先行して3着以内という実績があった馬でした。
ちなみに
皐月賞で先行して3着以内だった馬は過去10年でみても
メイショウサムソン、
サンツェッペリン、
ディープブリランテ、
エピファネイア、
トゥザワールド、
イスラボニータ
の6頭でダービーでも勝ち負けした馬が多いです。
それだけ
皐月賞で先行して馬券になるということは馬に力があるという証拠でしょう。
では過去5年の連対馬のラップギアを見てみましょう。
1着馬
エイシンフラッシュ 【瞬3平0消0】▼ 2▼10± 0 ▼ 8▼ 7△ 4
オルフェーヴル 【瞬3平2消0】▼ 9▼ 1△ 1 ▼10▼12△ 9
ディープブリランテ 【瞬3平1消0】▼12△ 1△ 7 ▼10▼ 7△ 7
キズナ 【瞬2平2消0】▼ 1▼ 8▼ 1 ▼ 7▼ 5▼ 2
ワンアンドオンリー 【瞬4平1消0】▼ 9± 0△ 5 ▼10▼10△10
2着馬
ローズキングダム 【瞬3平0消0】± 0▼ 6▼ 1 ▼13▼ 2△ 6
ウインバリアシオン 【瞬2平1消0】▼ 8▼ 2△ 6 ▼ 9▼16△11
フェノーメノ 【瞬3平0消0】▼ 5▼ 4△ 9 ▼13▼ 5△ 3
エピファネイア 【瞬2平2消0】▼ 5▼ 5△10 ▼10▼ 3▼ 2
イスラボニータ 【瞬4平2消0】▼ 4△ 1△13 ▼18▼ 9△ 5
昨年のコラムでも指摘していますが瞬発力がポイントのレースになるので
・瞬発戦実績
・▼10以上の加速実績
・1800m以上の距離での重賞勝利経験
・近年は平坦戦実績もあった方がベター
のファクターが重要です。
1800m以上の重賞勝利経験は馬の格とある程度のスタミナという点が挙げられます。
今年の登録メンバーで全ての条件を
クリアしているのは
サトノクラウン、
ドゥラメンテ、
リアルスティール
の3頭です。
次点では
キタサンブラック、
サトノラーゼン、
ベルラップ、
ミュゼエイリアン、
レーヴミストラル
辺りか。
まぁ、やっぱりその3頭なのねという印象。
これらに食い込みそうな穴馬はやっぱり
1~2枠の内枠の馬でしょう。
過去5年で6番人気以下の人気薄で馬券になったのは6頭いますがそのうちの4頭は1~2枠の馬でした。
基本人気馬が中心となるレースですが上記に挙げた中で内枠を引いた馬が穴候補になるかと思われます。
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
リアルスティール→ドゥラメンテ→サトノクラウン
枠順が分からない段階ではこう打ちます。
平坦戦だった
皐月賞は
ドゥラメンテの圧勝でしたが舞台は東京に替わってギアチェンジ能力がポイントになるはず。
今回スロー気味に流れれば
リアルスティールが再逆転すると思います。
さぁ、ユーイチ!そろそろ出番だぞ!
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は
岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
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ナイス!(
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