最新競馬コラム

平松さとしの凱旋門賞レポートVol.3 前哨戦(ニエル賞、フォワ賞)を終えて

 916

平松さとしの凱旋門賞レポートVol.3 前哨戦(ニエル賞、フォワ賞)を終えて | コラム | ウマニティ

 現地時間15日、凱旋門賞へ向けてのステップレースが行なわれた。
日本馬2頭が出走したのはいずれも本番の舞台と同じロンシャン競馬場の2400メートル戦。
先陣を切ったのはキズナ(牡3歳、栗東・佐々木晶三厩舎)だ。3歳の限定戦であるニエル賞に出走した。
「すごく落ち着いて気が抜けているのではないか?と思ったほど」
 佐々木調教師がそう語るほど、キズナは大人しい素振り。しかし、レースでは一変してみせた。
「元々反応が早いタイプではないし、休み明けでもあったのでいつもより早目にゴーサインを出した」(武豊騎手)。すると、キズナは即座に反応。「反応が良すぎたのであえてそこでワンテンポ待たせるほどでした」(同騎手)。
 その後、改めて追い出すと、先頭に立ち、最後はルーラーオブザワールドの猛追をハナ差凌いで勝利してみせた。
 それから1時間40分後、古馬のみに解放されているフォワ賞に出走したのがオルフェーヴル(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎)だ。
 同じく日本調教馬のステラウインド(牡4歳、美浦・尾関知人厩舎)が逃げる形になったこのレースで、オルフェーヴルは3番手のインを追走。
「超スローペースだったけど、うまく折り合っていた」と池江調教師。
 結局、最後までほとんど追うことなく、楽に抜け出すと、ゴール前ではC・スミヨン騎手が後ろを振り返り、抑える余裕。それでいて3馬身の差をつける圧勝劇を演じてみせた。
「調子は良かったと言え、3月以来の競馬。それでいてこれだけのパフォーマンスが出来たことは、明らかに良くなるであろう次走に向けて明るい材料となりました」
 池江調教師はそう語った。
 日本馬2頭は、凱旋門賞ではライバルとして激突することになる。果たして、どのような結果が待っているのか。願わくば、共に素晴らしいレースをして欲しいし、今回の結果をみる限り、出来ると信じたい。

 ナイス!(7

このコラムへのコメント

コメントはありません。

関連競馬コラム

新着競馬コラム

人気競馬コラム

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

3月31日()
大阪杯 G1
3月30日()
ダービーCT G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

3月24日()
高松宮記念 G1
マーチS G3
3月23日()
日経賞 G2
毎日杯 G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
67,569万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 ジャックドール 牡6
49,004万円
9 ソールオリエンス 牡4
48,668万円
10 ナムラクレア 牝5
47,685万円
» もっと見る

3歳
1 ジャンタルマンタル 牡3
13,291万円
2 アスコリピチェーノ 牝3
10,494万円
3 コラソンビート 牝3
9,942万円
4 シンエンペラー 牡3
9,128万円
5 レガレイラ 牝3
8,278万円
6 エトヴプレ 牝3
8,244万円
7 シックスペンス 牡3
7,287万円
8 スウィープフィート 牝3
7,286万円
9 コスモキュランダ 牡3
6,641万円
10 ノーブルロジャー 牡3
6,495万円
» もっと見る