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サラマッポの走法診断~最終回 走法・馬体ともにディープインパクト似のアトム  

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 全4回のコラムも今回で最終回となります。
 秋競馬が開幕し、素質馬が続々デビューを迎える時期なので名残惜しい気持ちもありますが、コラムで取り上げた馬が来年のクラシックを盛り上げてくれることを信じ、POG戦線を見守りたいと思います。

 第4回の対象期間(8/17~9/8)では函館勝ちの注目馬が1頭だけ。極悪馬場のためか明らかに函館は小粒なメンバー構成だった気がします。一方で阪神、中山が開幕した先週は4頭もピックアップさせてもらったように、秋競馬開幕で良い馬場と涼しい季節を待っていた素質馬たちが揃っていた印象です。

 このコラムでは主にデビュー勝ちの馬を取り上げてきましたが、最後ということでここまで4鞍行われた2歳重賞についても少し触れたいと思います。

 函館2歳Sはクリスマス(第2回掲載)が馬体の維持(+8㎏)と番手の競馬という2つの課題をクリアし快勝。ピッチ走法なのでマイルは厳しいかもしれませんが1400mまでの重賞では活躍できそうですね。

 新潟2歳Sはハープスター(第3回掲載)が32.5の豪脚で差し切り勝ち。最後は流す余裕まであり、現時点では牝馬No.1の存在だと思います。良馬場であれば、圧倒的人気でも逆らえない印象です…。

 札幌2歳Sはレッドリヴェール(第1回掲載)が小柄ながらパワーの要る馬場で勝利。コラムで酷評したように個人的には驚きの走りでしたが、血統のなせる業と自分に言い聞かせてます(笑)。パトロールVTRで確認できるように、向こう正面で馬場の良い内ラチスレスレを通るなど、岩田騎手の好騎乗もありましたが、条件問わず活躍できる強い馬だと思います。

 小倉2歳Sはホウライアキコ(第3回掲載)が番手の競馬をこなし好時計勝ち。骨格から馬体重はもう少し増えてほしい気はしますが、番手の競馬ができればマイルまでのクラシック戦線で確実に活躍できそうです。

 以上です。
 短い期間、長い文章でしたが読んで頂きありがとうございました。


-表の見方-
·距離は今後の可能性も踏まえた潜在的な距離適性を表しています。
·芝(良)、芝(道悪)、ダートの適性は◎○▲×の4段階表示。
·活躍期待度は5→4→3→2→1の5段階評価です。


勝ち馬 

レース/着順馬名距離芝良芝道悪ダート活躍
期待度
コメント
8/17(土)2歳新馬:
函館(芝1200m)
/1着
ペプチドスピカ(牝)1200~
1600m
×4逃げて大差勝ち。ラスト1ハロンで11.4と加速しており時計はまだまだ詰まる。馬体に柔らかみがあり時計の速い馬場はむしろ得意。首が短めで距離の壁はありそう。
8/18(日)2歳新馬:
小倉(芝1800m)
/1着
ウインフルブルーム (牡)1800~
2600m
3余力を残しての先行押切でまだまだ時計は詰まる。スペシャルウィーク産駒では珍しく腹回りがどっしりしスタミナ豊富。距離延びてさらに良さが出そう。
8/18(日)2歳新馬:
新潟(芝1800m)
/1着
ケンブリッジベスト (牡)1400~
2000m
3ブライアンズタイム系らしく腹袋がどっしりし、タフでスタミナ豊富なタイプ。今回は上がり勝負を制したがスタミナを問われる流れでさらに良さが出そう。脚が短めで適距離はマイル前後。
8/24(土)2歳新馬:
新潟(芝1400m)
/1着
サグレス(牝)1400~
1800m
×3好位から抜け出す優等生な競馬で快勝。脚回りが細く、ツナギも長いので軽い馬場が合う。気性が前向きで距離は1800m以下が良さそう。
8/31(土)2歳新馬:
新潟(芝1400m)
/1着
ミュゼリトルガール(牝)1400~
2000m
4ノーステッキでの勝利で着差以上の強さ。走りの軸がしっかりしており、芝、ダート、道悪問わず活躍できそう。骨格の割に筋肉が少なめで成長の余地も十分ある。
9/1(日)2歳新馬:
新潟(芝1800m)
/1着
プリンスダム(牡)1800~
2400m
3ストライドの大きな走法で追っての伸びも上々。今回のように広いコースの芝中距離がベスト条件。馬体に柔らかみがあるので、血統に反してダート適性は低そう。
9/7(土)2歳新馬:
阪神(芝1600m)
/1着
アトム(牡)1600~
2400m
×4走法、馬体ともに父ディープインパクト似。上がりの速い流れの中、馬群を縫って抜け出したように抜群の瞬発力を受け継いでいる。胴回りに幅があり、スタミナも兼備。
9/7(土)2歳新馬:
阪神(芝1400m)
/1着
リアルヴィーナス(牝)1400~
2000m
×3緩めの流れを直線であっさり差し切り、最後は流す余裕まであった。時計以上に能力高く上の条件でも通用する。軽いフットワークや細身の馬体から芝の良馬場がベストの条件。
9/8(日)2歳新馬:
阪神(芝1200m)
/1着
ツィンクルソード(牡)1600~
2400m
×4この血統らしい頭の高さはあるが、非常にバランスの取れた走法。1200mでの勝ち上がりだが距離延びてさらに良さが出そう。前さばきに硬さがあり道悪適性高い。
9/8(日)2歳新馬:
中山(芝1600m)
/1着
シャインシュラーク (牡)1200~
1600m
×3急坂のある最後の1ハロンを10.8以下のラップで差し切り勝ち。重心の低い走法で上り坂適性の高さを生かした。コンパクトな馬体で距離には限界がありそう。

サラマッポさんのPOGマイページはこちら

(今回のコラムが最終回となります。)


■執筆者プロフィール
サラマッポ
 競馬歴12年の25歳。中学2年の時、タイキシャトルグラスワンダーらの"栗毛の怪物"に魅せられ競馬にのめり込む。競馬ありきの人生を歩むことを決意、競馬漬けの高校~大学時代を過ごすことになる。競走馬の馬体と走法を分析する独特の予想スタイルを徹底的に追求し、予想コロシアムで3年連続プラス収支を達成。通算2000レース以上を予想して、的中率29%、回収率110%という安定した成績を収め、ウマニティ主催の2010年秋期公認プロ定期選考で合格。同年10月にウマニティ公認プロ予想家としてデビューを果たした。POGでも馬体、走法から適性、将来性を見抜く。
ホームページ開設しました。走法、馬体理論やオープン馬情報などを掲載してます。

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