第241話 「宝塚記念」
08年 35.5-62.5-37.3 =2.15.3 ▼ 1±0△7 平坦戦 重
09年 34.7-61.4-35.2 =2.11.3 ▼ 6△2△3 瞬発戦
10年 34.8-61.7-36.5 =2.13.0 △ 2▼2△6 平坦戦 稍重
11年 33.6-61.3-35.2 =2.10.1 ▼ 5△2△3 瞬発戦
12年 34.3-61.3-35.3 =2.10.9 ▼10±0△5 瞬発戦
コース適性【瞬5平4消1】という通りで過去5年では瞬発戦3回、平坦戦2回となっています。
そしてその傾向通り瞬発力+底力というのが
宝塚記念を制する上で重要なファクターになるのは間違いありません。
グランプリレースですから。
テン速く上がり掛かる展開がスタンダードで勝ち馬の上がりは35秒前後で、ハイペースでも粘りこめる先行馬か3~4コーナーを上手く回ってこれる機動力のある差し馬が有利だと思われます。
では過去の連対馬のラップギアを見てみましょう。
ラップギアの適性よりも2着馬の名前を見渡すと「外回り向きの馬は2着止まりなんだなぁ」と感じたのが第一印象。
勝ち馬では
ドリームジャーニーと
ナカヤマフェスタの平坦戦実績が不足している様に見えますが
ドリームジャーニーは戦績が内回りコース>外回りコースという馬。
ナカヤマフェスタは外回りコースでも勝利はしていますが勝利した最も格の高かったレースが
セントライト記念の▼1△3△2という平坦戦でした。
ラップギアの数値だけで絞り込むのは厳しいかもしれません。
とにかく外回り向きの馬は2着までと思って予想するのがベターな気がします。
今年は登録12頭ですが
オルフェーヴルは回避なのでフルメンバーでも11頭と少頭数のレースになりそうです。
中心となるのは3強と言われる
ゴールドシップ、
ジェンティルドンナ、
フェノーメノの3頭。
この3頭の取捨選択がポイントになるはず。
【
ゴールドシップ】
皐月賞、
有馬記念を勝っていますが機動力に長けた馬ではなくスタミナと持続脚で大マクリを決めてきた馬。
テンの脚がないので毎回後方の位置になるのがマイナスで春天ではまさに展開負けとなって結果でしょう。
例年の傾向からすれば適性としては2着候補。
しかし、開催後半で外差し馬場になる可能性が高いし週末は雨が降り続く天気予報でその点はプラス材料。
【
ジェンティルドンナ】
桜花賞、
オークス、JCを勝利しているので外回り向きの馬と言えるかもしれませんがレース振りを見るとあまりそういう印象はしません。
この馬の最大の特徴は▼10を超えるような大きな加速力。
秋華賞もJCも平坦戦となっていますが逃げた馬と2番手の馬は4コーナーでは大きく離れていたレースで
ジェンティルドンナの上がりは33.1秒と32.8秒というもの。
11~12秒台から一気に10秒台のラップが刻める馬なのだと思われます。
結論を言ってしまうとこの馬が本命。
こういう脚が使える馬は宝塚の舞台は最適だと思います。
課題はドバイ帰りということだけ。
不良馬場は新馬戦で負けていますが前走のドバイでは勝ち時計が2.27.7と掛かるレースを2着してるのでパワーは兼備されているはず。
【
フェノーメノ】
3歳の春までは戦績的にも東京>中山という馬でしたが
ステイゴールド産駒らしく秋以降パワーUPしたのでしょう。
春さっぱりだった中山コースの
セントライト記念を快勝すると秋天2着、そして春天勝利とGⅠ馬の仲間入りとなりました。
3歳秋以降、位置取りも前に付けれるようになったのもパワーUPした証だと思います。
器用に立ち回れる馬というイメージでどちらかといえば
ジェンティルドンナに近いタイプに感じます。
蛯名Jが
ジェンティルドンナの方を気にするのか?
ゴールドシップの方を気にするのか?というのもポイントになりそう。
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
ジェンティルドンナ→ゴールドシップ→フェノーメノ
ゴールドシップが4角でマクリかかったところで
ジェンティルドンナが加速力で突き放す、というレース展望と予想します。
3強の1角を崩すとすれば重不良1-0-0-0で
AJCCの勝ち馬
ダノンバラードぐらいか。
トーセンラーはコース替わりはマイナスとみます。
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は
岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
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ナイス!(
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