第231話 「皐月賞」
08年 36.2-50.3-35.2 =2.01.7 ▼11△3△10 瞬発戦
09年 34.8-48.3-35.6 =1.58.7 ▼ 1▼1△ 4 平坦戦 稍重
10年 35.4-49.5-35.9 =2.00.8 ▼ 2▼3△ 2 平坦戦
12年 35.8-47.1-38.4 =2.01.3 △ 5△9▼ 5 瞬発戦 稍重
昨年は時計の掛かる馬場にも関わらず
メイショウカドマツと
ゼロスがハナ争いをしたおかげで前半59.1秒のハイペース。
ラスト1Fで▼5の加速が生じた特殊ラップのレースとなりました。
ゴールドシップと
ワールドエースというどちらかといえば内回り向きでない2頭のワンツーでこれはレアケースかもしれません。
キャプテントゥーレ、
アンライバルド、
ヴィクトワールピサといった内回り向きの馬が勝利しやすいのがやはり
皐月賞ではないかと思います。
(
ゴールドシップはご存知の通り
有馬記念まで制していて適性とは関係のない次元の馬なんだと思います)
では過去の連対馬のラップギアを見てみましょう。
瞬発戦実績は必須で
ヴィクトワールピサ以外の連対馬は全て▼10以上の大きな加速実績がありました。
ここはポイントでしょう。
この手の展開で勝ち負けが出来る馬というのが内回りコースでは必要。
ヴィクトワールピサは▼8の加速実績はありましたしラジオNIKKEI&弥生賞の内回りコースで連勝していた馬なので適性としては文句なしだったでしょう。
これは昨年も書いたことですが前走のステップレースもポイントの一つ。
スプリングS、弥生賞、若葉S、
共同通信杯、の4レースからのローテが重要。
(距離、レース格、順調さ、辺りかなと思われます)
過去10年を見ても30頭中29頭はこれに当てはまります。
唯一の例外は10年の
エイシンフラッシュ(3着)のみとなっています。
上記の4レースからの出走で▼10以上の加速実績のあった馬は
エピファネイア、
カミノタサハラ、
コディーノ、
サトノネプチューン、
メイケイペガスター
の5頭となっています。
レッドルーラー、
ロゴタイプの2頭の名前がありませんがどちらも▼9までの加速実績はあって若葉S、
スプリングSの勝ち馬でもあります。
思い切って消してしまうか、そんな僅かな差は問題ないだろうと入れるか。
【
スプリングS】
36.8-35.4-35.6 =1.47.8 △2▼9△5 瞬発戦
12.1-12.3-11.4-11.9(ラスト4F)
【弥生賞】
36.5-49.3-35.2 =2.01.0 ▼1▼2△8 平坦戦
11.7-11.6-11.4-12.2(ラスト4F)
【若葉S】
36.7-48.3-35.7 =2.00.7 ▼2▼1△5 平坦戦
12.0-11.8-11.7-12.2(ラスト4F)
スプリングSは中盤が速く先行して押し切った
ロゴタイプが強い内容。
しかし、ラスト3F目の12.3秒で若干脚を溜めることが出来たことが大きく距離が1F延長する舞台でスタミナが持つかどうかが課題。
ラスト4Fから11秒台に突入したのは弥生賞だけ。
トライアルの中ではこのレースが最も本番に直結しやすい気がします。
若葉Sは中盤がソコソコ速く流れてラストで前の馬の脚が止まったところに外から
レッドルーラーが4角10番手から差し届いたレース。
弥生賞は流れ的には
皐月賞に最も近く、弥生賞よりも前半が速くなれば
皐月賞の完成といった感じです。
ならば弥生賞の上位馬に重い印を打てばいいのではと思うのですが騎手替わりという状況がどうか。
1着馬の
カミノタサハラは3角からマクっての押し切り勝利でプチゴールドシップといった感じの騎乗内容でした。
あれは内田Jだからこそという気がするので蛯名Jがどう騎乗するのか?
2着の
ミヤジタイガも乗り慣れた和田Jではなく柴田Jへの乗り替わりはマイナスでしょう。
(決して下手と言ってる訳ではありません)
ロゴタイプ、
コディーノは距離が不安。
スローになった方がベターでしょう。
となれば前走外枠で引っ掛かったため最後は脚が止まりはしましたが直線抜け出した斬れはGⅠクラスだった(と感じた)
エピファネイア。
この馬を本命に指名します。
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
エピファネイア→レッドルーラー→カミノタサハラ
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は
岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
(
11)
ナイス!(
11)
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