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平松さとしのドバイレポート Vol.8

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平松さとしのドバイレポート Vol.8 | コラム | ウマニティ

さて、今回のドバイレポートは現地時間3月9日、メイダン競馬場で行なわれましたスーパーサタデーの模様をお伝えします。
 
このスーパーサタデーは、ドバイワールドCデーに行なわれる各競走の前哨戦。本番当日とほぼ同じ条件の前哨戦が一斉に行なわれる重要な開催です。
日本から現地入りしているトレイルブレイザー(牡6歳、栗東・池江泰寿厩舎)とファリダット(牡8歳、栗東・松元茂樹厩舎)の2頭もそれぞれ出走しました。
 
まずはGⅠ・ゴールデンシャヒーンを目指すファリダットは同じオールウェザー6ハロンのマハブアルシマールに出走。
結果は残念ながら10頭立ての9着に敗れました(2葉目レース写真、左から2頭目)。
松元調教師は「中団で競馬が出来たのにまったく伸びなかったのだから、力負けか馬場が合わなかったということでしょう」とさばさばとした表情で語った。
トレイルと共にドバイには残るものの、今後ドバイではレースを使わず、帰国後、放牧に出される予定だ。
 
続いてドバイワールドCと同じオールウェザーの10ハロンに出したのがトレイルブレイザーだ。
スタートを決めると先行し、直線入り口では先頭に立とうかという積極的な競馬を披露。しかし最後は失速し10着に敗れた。
手綱をとった武豊騎手は「調教は動いたのでタペタは合うと思ったし、状態も良かっただけにこれほど止まるとは思わなかった」とがっくりした表情をみせた。
また、池江調教師は「完璧な競馬だっただけに残念。こうなるとタペタが合わなかったとしか思えず、次は芝に戻すしかないかも……」と言い、今後はオーナーら関係者と相談してからだが「シーマクラシックかドバイデューティーフリーになる公算が大」とのこと。
 
スーパーサタデーに出走した日本馬2頭はいずれも残念な結果に終わった。トレイルの本番での巻き返しに期待したい。

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