第216話 「朝日杯FS」
07年 34.7-23.6-35.2 =1.33.5 ▼1▼6△3 瞬発戦
08年 34.3-24.5-36.3 =1.35.1 △1▼9△3 瞬発戦
09年 34.2-24.2-35.6 =1.34.0 ±0▼6▼1 瞬発戦
10年 34.7-23.9-35.3 =1.33.9 ▼3▼1△4 平坦戦
11年 34.5-23.3-35.6 =1.33.4 △1▼3△2 平坦戦
スタートしてしばらく下り坂が続くこととゴール前に急坂があるコースなのでテン速く上がり掛かる前傾ラップになるのがスタンダード。
瞬発戦、平坦戦と年によって展開は異なりますがこのレースの一番の肝は中盤の2Fになるでしょう。
中盤の2Fが23秒台と24秒台では脚の溜めが違ってきます。
今であれば勝ち馬の名前を見ればなんとなく分かるでしょう。
(括弧は次走以降の主な実績)
07年
ゴスホークケン (未勝利)
08年
セイウンワンダー (
エプソムC:1着、皐月&
菊花賞:3着)
09年
ローズキングダム (JC:1着、ダービー&
菊花賞:2着)
10年
グランプリボス (
NHKマイルC&スワンS:1着)
11年
アルフレード (
NHKマイルC:2着)
23秒台ではマイラー、24秒台では中距離以上、の適性が問われる可能性が高いと思われます。
なので過去5年の傾向として考えますが厳密には07&10&11年と08&09年は分けた方がベターかもしれません。
では、過去の連対馬のラップギアを見てみましょう。
過去5年の連対馬で既に中山コースを使っていたのは昨年の1&2着馬のみとなっています。
中山芝1600は特殊コースなので一度でも使っていれば適性が分かりやすいですがそうともいきません。
それを補うのがラップギアという訳です。
1着馬に関しては
グランプリボス以外の馬は▼10以上の大きな加速+連続加速というレース実績があります。
実際、このラップギアをマークしたレースはほぼ新馬or未勝利or500万といった格下のレースばかりです(新潟コースは除く→新潟は上級条件でも大きな加速が生じやすいコースなので)
つまり格下のレースでは▼10以上の大きな加速(=ギアチェンジ)に対応可能な脚が中山コースには向いているということです。
▼10以上の大きな加速+連続加速というレース実績がある馬は登録メンバーでは
ケンブリッジサン、
コディーノ、
ザラストロ、
テイエムイナズマ、
ネオウィズダム、
フラムドグロワール、
メイショウオオゼキ、
ワキノブレイブ
の8頭です。
但し、新潟でしか実績のない
ザラストロ、
メイショウオオゼキは割り引きが必要かもしれません。
過去5年の連対馬で上記条件にあてはまるのは半分の5頭なので上記に挙げた8頭では馬券的には不十分と言えるかもしれません。
残る5頭には凄くシンプルな共通点があります。
前走で京王杯2歳Sで3着以内に入った馬、というものです。
(過去5年では前走京王杯2歳S3着以内の馬の
朝日杯FS成績は1-4-1-4と複勝率60.0%で近年はかなり連動しています)
なので今年の
朝日杯FSは上記8頭に
エーシントップ、
ラブリーデイ、
カオスモスの3頭を加えた10頭が候補馬となります。
これに
・キャリアは2~3戦が有利
・前走3着以内が有利
・7~8枠は不利
辺りの傾向を加えるといいかと思われます。
イチオシは人気だろうと
コディーノ。
外枠でなければ何も問題はないと思います。
京王杯2歳S組では勝利した
エーシントップよりも
ラブリーデイの逆転を期待。
小倉の新馬戦でのレース振りを見ると中山には合いそう。
コディーノもそうですがこのレースはキンカメ産駒相性いいんですよね。
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
コディーノ→ラブリーデイ→エーシントップ
固いなぁ。
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は
岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
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5)
ナイス!(
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