第206話 「毎日王冠」
07年 34.4-35.0-34.8 =1.44.2 ▼ 5△ 2△2 瞬発戦
08年 35.8-35.0-33.8 =1.44.6 ▼10△ 8△7 瞬発戦
09年 35.8-35.9-33.6 =1.45.3 ▼ 6△ 2△5 瞬発戦
10年 35.5-35.4-35.5 =1.46.4 ▼ 9△10△2 瞬発戦 稍重
11年 36.1-37.0-33.6 =1.46.7 ▼11▼ 8△5 瞬発戦
GⅡということもあって過去5年の出走馬62頭のうち32頭(51.6%)は次走秋天に出走しています。
秋天に向けての叩きの意味合いが強いレースということです。
展開的にはどうなるかといえばスローになりやすい=大きな加速が生じる瞬発戦になりやすい、という傾向です。
07年は
ストーミーカフェと
コンゴウリキシオーの2頭がハナ争いをしたおかげでハイペースの前傾ラップになりましたが、スローの後傾ラップがスタンダードなレースでしょう。
「脚を溜めたら弾ける馬」
が狙い目になると思われます。
では過去5年の連対馬のラップギアを見てみましょう。
「脚を溜めたら弾ける馬」となれば瞬発タイプの馬になるはずですが、近年の連対馬は瞬発戦平坦戦両方の実績がある馬がほとんどとなっています。
実はこれは「格」が関係しています。
芝1600~2000mでGⅠ~GⅡのレースは平坦戦になるケースは比較的多いです。
(2010~2011年では瞬発戦23回、平坦戦19回、消耗戦3回)
過去5年の連対馬で
チョウサンと
アリゼオ以外の全馬には芝1600~2000m、GⅠ~GⅡ、平坦戦というレースでの連対実績がありました。
つまり、
「脚を溜めたら弾ける(=瞬発力)+速い流れにも対応できる(=格)」というのがこのレースでのポイントになると思われます。
芝1600~2000m、GⅡ以上、平坦戦で連対経験のある馬は
エイシンアポロン、
リアルインパクト、
ストロングリターン、
グランプリボス、
シルポート、
サンライズプリンス、
カレンブラックヒル、
ダノンヨーヨー、
ダノンシャーク
の9頭です(次点:ダービー2着の
スマイルジャック)
この中で▼10以上のギアチェンジレースで連対経験がある馬は
リアルインパクト、
ストロングリターン、
シルポート、
カレンブラックヒル、
ダノンシャーク
の5頭です。
というのが近年の傾向ですが今年は
シルポートが出走予定。
昨年も
毎日王冠に出走はしていましたが溜め逃げをして瞬発力勝負で8着に惨敗。
「引き離した方がよかったかも」という言葉通り以後のレースでは中盤が緩むようなレースはしてきませんでした。
今年は昨年のような瞬発戦にはならない可能性が高いと感じます。
となれば開幕週の馬場で高速平坦戦というレース内容になるでしょう。
隊列が縮まらず4コーナーを回ってくればおそらく前有利。
人気だと思いますが、この馬かなと。
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
カレンブラックヒル→リアルインパクト→スマイルジャック
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は
岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
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