第203話 「ローズS」
07年 35.6-36.9-33.6 =1.46.1 ▼ 9▼3△ 4 瞬発戦
08年 34.4-36.7-36.2 =1.47.3 △ 1▼5△ 6 瞬発戦 重
09年 34.5-35.0-35.2 =1.44.7 ± 0△2△ 6 消耗戦
10年 34.1-37.4-34.3 =1.45.8 ▼ 8▼6△ 7 瞬発戦
11年 36.7-37.3-34.1 =1.48.1 ▼11▼3△11 瞬発戦
09年は短距離路線のメモリーパフィアが中盤ぶっ飛ばす展開でハイペース消耗戦となりましたが、これはレアケースと考えていいでしょう。
(実際はどちらかといえば幸Jの意図した逃げだったと思います)
基本的には他の年の様に瞬発戦という可能性が高いでしょう。
重馬場だった08年以外は
・ラスト4F目→3F目で大きな加速
・連続加速
というのが共通点で阪神外回りらしいレースで瞬発力と長く使える脚というのがポイントになると思われます。
では過去5年の連対馬のラップギアを見てみましょう。
違和感があるのは08年の連対馬2頭、
マイネレーツェルと
ムードインディゴ。
2頭とも瞬発戦実績なしの馬でしたがこのレースでは連対しました。
他の年と異なるのは重馬場で上がりが36.2秒とかなり時計の掛かる前傾ラップだったこと。
瞬発戦にはなりましたが
タフで厳しいレース内容で消耗戦テイストなものが問われたのだと思われます。
3着は平坦戦の
桜花賞を制した
レジネッタで4着馬
オディール5着馬
メイショウベルーガには消耗戦実績がありました。
とはいえその2頭を省いてもなんとなくしっくりこない名前が多いですね。
大きな加速+連続加速がポイントでこれは
オークスにも直結するレース質のはずなのですがその
オークスの上位馬がここで敗退するケースも少なくないからなのだと思います。
実際
オークス馬の
トールポピー、
アパパネ、
エリンコートはここでは3着にすら入っていません。
これは
オークスとは距離が異なること(長距離と中距離、根幹距離と非根幹距離)、
秋華賞トライアルであり仕上げの問題、の2点が要因だと思われます。
若い3歳牝馬ということもあるでしょう(>牡馬ほどあてに出来ないから)
では買える馬買えない馬のポイントはどこにあるのかというと「上がりが使える馬か否か」だと思われます。
前走
オークスだった馬の成績は4-3-1-15(勝率17.4%、連対率30.4%)となっていますが上がり5位以内の馬に限定すると4-3-0-7(勝率28.6%、連対率50.0%)になります。
これは前走GⅠではない馬にも同じことが言えて「前走1800m戦で上がり2位以内で2着以内」という条件の馬が馬券になっています。
例外は
クイーンS(1800m戦)上がり3位で8着だった
ムードインディゴのみとなっています。
前走GⅠで上がり5位以内、他のレースでは1800m戦上がり2位以内2着以内、という条件にあてはまる馬は
ジェンティルドンナ、
ヴィルシーナ
の2頭のみ…。
次点の馬は
サトノジョリー (上がりは常に上位だが前走は関東
オークス(川崎ダ21)2着)
ハナズゴール (前走は
札幌記念(札幌芝20)上がり2位で4着)
ハワイアンウインド (前走小倉芝20、上がり2位で1着)
ラスヴェンチュラス (前走新潟芝18、上がり2位で3着)
となっています。
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
ラスヴェンチュラス→サトノジョリー→ヴィルシーナ
ジェンティルドンナ&
ヴィルシーナが抜けて強いのは重々承知ですがここはあくまでトライアル。
取りこぼしても不思議はないとみてこれで勝負。
ラスヴェンチュラスは斬れる馬で1800m戦で連続好走してるので条件に合いそう。
サトノジョリーは時計の速い芝に対応出来るかどうか。
とりあえずフォトパドックがかっこいいー(笑)
もちろん2強で決まっても全然不思議ありません。
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は
岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
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ナイス!(
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